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VIVA LA ROCK 2014(エレカシライブ感想)

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VIVA LA ROCK 2014。
今年初開催のフェスということで行ってきました。
3つ会場があって、エレカシはSTAR STAGEという一番大きな会場(1月11日のたまアリと同じところ)。
昼ごろにはスタンドの200レベルはほぼ人で埋まってました。
アリーナは、前から後ろまで全部スタンディングゾーン。



はてさてここでエレカシはどんなステージを繰り広げるんだろうと思いつつ、
他バンドを見たりごはん食べたりしつつようやく迎えた18時。

1. ドビッシャー男
2. 悲しみの果て
3. かけだす男
4. デーデ
5. 風に吹かれて
6. 笑顔の未来へ
7. 今宵の月のように
8. Destiny
9. ズレてる方がいい
10. 俺たちの明日
11. ガストロンジャー
12. ファイティングマン

ものすごい歓声で迎えられる中、始まった曲は“ドビッシャー男”。
うれしい。アラバキのセトリを見て悶絶していたので、ただうれしい。
聴きながら、ああこの声だよなあ、
この曲は荒らくれたこの声がいいんだよなあとかみしめつつ盛り上がる。

イントロのダダッダダッ、だけで客席がオォーと反応する
“悲しみの果て”はフェスならではの大合唱。
続いて“かけだす男”。わー!
Japan Jamに続き、キーボードなし、ミッキーがサポートの5人だったけど、
音は分厚くタイトでめちゃめちゃいい感じ。
むしろこの曲はこの編成がいい。
エンディングを、ジャガジャガジャガ~~って長くせずに、ほんとに短く、ジャー、ジャッ!
って終わるの、ほんとにかっこよかった。しびれました。
映画でバックホーンの二人が「ザクッ」と刃物で切るしぐさでエレカシの演奏のキレの良さを語っていたけれど、
まさにあんな感じ。
≪環八をこえて~≫
ここを聴いて、あーほんとにこの曲聴きたかったんだなとあらためて。

“風に吹かれて”のサビでは客席、手をかざし左右に波のように。
広い会場、大勢の観客を包み込む歌声と熱い演奏にこたえるように、その波もどんどん大きくなる。
曲が終わり、「盛り上げてくれてありがとう」と宮本さん。

どこかのMCで「こんな連休の日にフェスに来るなんて、音楽好きっていうのが伝わってくるぜ~」という感じで言ってました。

新曲”Destiny”の前には、新曲出せてうれしい、
それをVIVA LA ROCKで披露できるなんて、という感じのMC。

“ズレてる方がいい”は、宮本さんギターの曲だけど、
もう、ほぼギター弾かないで身ぶり手ぶり満載、宮本劇場でした。
≪あの角曲がれば流れる熱い涙≫で人差し指を突きだして≪あの角≫を指し、
頬に涙の筋を引くしぐさ。

この日は、Japan Jamの時のような石くんいじりもなく、
成ちゃんからベースを取り上げることもなかったです。
石くんや成ちゃんと肩組んで歌ったりというのはあったけど。
やっぱりもうそれどころじゃなかったというか、
エレカシを求める観客の数もパワーもハンパなかったから、
もうとにかく歌って、歌を思いを届けるのだ、という気合いがものすごかったんじゃなかろうか。

“俺たちの明日”では宮本さん、ついに途中でギターをはずしてしまって、
ステージを右へ行き左へ行き、スタンドにも全身でアピールし、
それでも2番でギターのストラップを再びかけるんだけど、
やっぱり弾かずに、役者宮本、演じるように渾身の歌を繰り広げ、
もう気持ちが溢れちゃってるというか……ほんとテンション高かった。

“ガストロンジャー”は、間奏部分の≪ナナナ~≫のところでは、
ミッキーとアドリブバトル。歌とギターで。ミッキーかっこよかったです。
論語からの一言は今日も「人に思いやり!」と絶叫。
“ファイティングマン”、エンディングのジャガジャガ~~のところで、
宮本さんステージを右へ左へ全速力で駆け抜けてから、最後、開脚ジャンプで締め。
今回のステージ、かなり横に長かったので、結構な長距離ランニングだったけど最後までやり切り。
“ガストロンジャー”、続く“ファイティングマン”も鉄板の盛り上がり、
エレカシはドカンドカンとロックの塊をさいたまにぶっ放して去っていきました。

—–
この日は、Base Ball Bear(少し)、ザ・チャレンジ、THE BAWDIES(少し)、
高橋優(少し)、神聖かまってちゃん、クリープハイプ、
SHISHAMO(ライブビューイング)、ウカスカジー(少し)、
エレカシ、スガシカオ、the telephones(少し)という感じでした。
SHISHAMOを生で見たかったんですけど、なんと入場規制がかかってました。勢いあるんだな~
ザ・チャレンジは期待以上の良さでした。
曲もいいし、メインの沢田チャレンジという人のキャラが立ってます。
ユニコーンの笑いのセンスと怒髪天の増子さんとか上島竜平の可愛げが混ざったような感じ。もうMCが天才的でした。ライブめちゃくちゃ楽しかったです。
スガシカオもよかった。
66年生まれのエレカシ、スガシカオを続けて見たことになるんですけど、
若い人たちも含めいろいろ見た中で思ったのは、
おじさんたちが元気で若かった。見た目ということでなくて、いや、見た目も若いけど、
気持ちがみずみずしいというか。
スガさんは独立して、インディーズでしばらく活動してきたということもあるのかもしれないし、
キャリアを重ねてなお、フレッシュな印象を受けるというのは、
やっぱりすごいと思う。でもだからこそ現役で第一線でやり続られているのかもしれない、とも思う。

VIVA LA ROCKのエレカシは、前日のJapan Jamとも少し感じが違って、
大きな会場で、余計なものを取り払って、聴衆のあたたかい声援を受けながら、
自分たちの歌を大きな愛でまっすぐドーンと届けているんだな、
という印象がしました。
そんな中にも、ギラギラと秘めた野心も垣間見え、その感じも含めて、
活動休止した過去も遠い昔と思わせるような、濃厚な「今」を叩きつけたエレカシ。
今後、一体どんな展開を見せるのだろうと、期待をさらにかきたてる剛速球のステージでした。

—–
今朝、めざましテレビでVIVA LA ROCKちょっとやってましたね。
エレカシもインタビュー付きで流れてました。
宮本さん「エレファントカシマシを知らない人たちにも僕らはいい歌を歌ってるんだっていうこと第一義に考えて……あっ、良い答えができたような気がします」
突然「あっ」と言葉を切ってから、
うれしそうに「良い答えができたような気がします」ってのがよかったですね(笑)

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