新春武道館、3日、4日と参加してきました。
エレカシ新春として3年ぶりだったんですね。そんなにインターバル空いたのかと驚きつつ、見る側としても観てないブランク期間が私のエレカシ史上なかなかの長さになっていて、生ライブとしては35周年のツアー以来、一番直近は2023年野音ライブビューイングで、宮本ソロライブは行ってなかったので、個人的に本当に久しぶりすぎて、いきなり2日も観てどうにかなってしまうのではと、ドキドキしながら当日を迎えたのでした。
Contents
サポートメンバー
Key. 奥野真哉
Gt. 佐々木“コジロー”貴之
金原千恵子ストリングスチーム
SNSなど
■金原千恵子氏
✨エレファントカシマシ
『35th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES. I. DO 』ツアー最終日終了。今日のステージ…も凄かった‼️
エビバデの皆さんも…💕
今はちょっと色々噛み締めて、またアップします。
キンバラ4、お世話になりました💖#エレカシ35 pic.twitter.com/I00KC4gvI9— 金原千恵子 (@chiekokinbara) April 23, 2023
■奥野真哉氏
エレファントカシマシ武道館、二日間ほんと素晴らしかったです。
豪華な新年になりました^_^!
いい年になりそうですʕʘ‿ʘʔありがとうございました!! pic.twitter.com/0IDNDKXOVU— 奥野真哉 (@shinyaokuno) January 4, 2025
■佐々木”コジロー”貴之氏
昨日は
日本武道館で #エレファントカシマシ
新春ライブ 2025
2日目でした✨
同じセトリなのに、全く雰囲気も内容も変わる曲達。。。
本当とてつもないエネルギーで緊張感のあるステージ🥹
改めてエレカシの凄さを身を持って体感する事が出来ました✌️
今年も良い年にするぞぉー🫶 pic.twitter.com/EHAZd6Lgf2
— 佐々木”コジロー”貴之 Takayuki”Kojiro”Sasaki (@kojiro_guitar) January 5, 2025
■柴田淳氏
エレカシの新春ライブにお邪魔しました🎍
初っ端から号泣😭自身がジャンル
無条件で泣ける
素敵すぎる
唯一無二
これぞアーティスト金原さんにも挨拶できた☺️
帰り奥野さんがお見送りしてくれて、武道館、国際フォーラムよりイイ😳と伝えた😊#エレファントカシマシ#日本武道館#武道館#奥野真哉 pic.twitter.com/BvtTKWIxiG— 柴田淳👻🎤🚑 (@shibatajun) January 4, 2025
■玉田豊夢氏
シビれ尽くした。#エレファントカシマシ#日本武道館 pic.twitter.com/yK9qCmWm8X
— 玉田豊夢 (@TomTamada) January 4, 2025
感想
「浴びた」「ぶん殴られた」。
ライブ後メモした内容です。はい、すごかった。どえらいものを見てしまった。
・ほぼ定刻にメンバーの皆さん登場で、待ちかねた客席が大きな歓声と拍手で出迎えます。本当に待ちかねたよ! 宮本さんだけじゃなく、石くんもトミも成ちゃんも黒ジャケット。
・1曲目は「大地のシンフォニー」。はー、1曲目からやばい。この曲を聴くと2012年のライブ休止のあたりを思い出す。「MASTERPIECE」の頃。武道館のひんやりした空気の中、宮本さんの力強い歌が響きわたる。《いわば勇敢なおろかもの》。でも《鳴らし続けるぜ》なのよね。あーかっこいい。かっこよすぎる男の決意表明。
・2曲目の「新しい季節へキミと」から「悲しみの果て」。「悲しみの果て」は岩清水のような曲だと思う。タイトなリズム、余白、まっすぐな歌。エレカシ不足でカラカラだった私に、じわじわゆっくりしみ込んでくる。
・「月と歩いた」は、個人的には初めて聞くか、ものすごく久しぶりだったんじゃなかろうか。選曲にびっくり! この曲のキモは、《ブーッブーッ》と歌う鬼気迫る”車コーナー”から《少し静かにしてくれないか》のロマン青年弾き語りに転換するところ。今回、生で見て本当にすばらしかった。《月がついてくる》っていう一見かわいい曲ですけど、同時に絶望とか、怒り、悲しみ、おかしみをたたえていて、大好きな曲。
・「シャララ」は結構新春でストリングスとやるイメージ。今回はゴリッとよりロックっぽいアレンジ。2日目は、「珍奇男」から宮本浩次が少々ご機嫌斜めで、曲を止めて前にいる人を指して、動くのやめてくれる? とキレ気味にのたまった、という珍事がありました。前半、ようやくあったまった空気が再び凍りつきました(笑) 「珍奇男」で不機嫌そうにおっとっとを連発していたのは、ノリが悪かったせい? そうでもないかなーとも思いますが、意外と宮本氏はそういうの気にしますよね。むかーしリキッドルームが歌舞伎町にあったころ、客が盛り上がらず「お通夜みたい」と半ギレされたことを思い出しました(笑)
・「珍奇男」、半開きの目で、顎を突き上げ、なめくさったような顔で見るものを挑発する。曲終盤のバンドのたたみかけ、今回も最高でありました。
・「リッスントゥザミュージック」はもう切なすぎて。だって終わりの気配がしてるのに会う約束するんですよ!(何を今さら興奮している)残酷ですね、リアルですね、青春ですね。
・「翳りゆく部屋」。サポート奥野氏のパイプオルガンの音色で一気に異世界へ。1日目の歌前には「名曲」と一言だけ言ってた。思えば、2008年のこの曲のカバーって大きかったんだなと思う。宮本浩次のカバーっていうアイディアも、元をたどれば「翳りゆく部屋」があったから、という気もする。この曲は繰返しやりますね。で、「今宵の月のように」から「リッスントゥザミュージック」、「翳りゆく部屋」、「RAINBOW」というのは、いい流れでした。恋愛というか青春というか、ストーリーがあってきゅんとなるすてきな流れでした。
・1時間あまりで1部が終わって、2部へ。「ズレてる方がいい」から始まって「笑顔の未来へ」。「笑顔~」は、私はかつて、この曲が出たばかりの頃、良さが今一つわからず、どうにも気恥ずかしさが先に立ってしまうところがあったのだけど、今では、笑顔の未来へ連れて行くよ、という詞をどうどうと確信を持って歌っている、っていうことが伝わってくるのがうれしい。曲と自分の距離感も変わるものだなと思う。
・「友達がいるのさ」から「俺たちの明日」。ここも2部のハイライト。涙なしでは見れないこの流れ。1日目、スクリーンに映った宮本氏の表情、うるうる涙ぐんでいるみたいだった。MCは、2日ともそんなになかったんだけど、2日目の4日の方が、少しリラックスしたようすで、お正月からこんなふうにライブができてうれしい、というようなことを宮本さんがしみじみ言っているシーンがあった。演る側も何か感じ入るものがあったのかもしれない。
・奥野氏のピコピコ電子音で入った「so many people」。なんと! これはたしかシングルバージョンのアレンジですね。今まではライブではピコピコなしのアルバムバージョン(good morningバージョン)でやることがほとんどでしたが
今回の新春ライブでは、ピコピコバージョンが採用されたもようです。細かいアレンジは違うかもしれませんが、ライブではすごく久しぶりなのでは?と思い興奮しました。
この曲は盛り上がりますね、ほんとにみんな大好き「so many people」。最後のキメもザクッとかっこよかった。しびれあがりました。
・今回、選曲で「おお?」となったのが、「Destiny」「愛すべき今日」という10年前くらいのシングル曲。特に「愛すべき今日」は好きなのでうれしい。
・本編最後は「男は行く」。この1曲をやるために全ては企てられてきたんじゃないか、っていう、それくらいのパフォーマンスだった。曲のリズムがリズムなので、客が簡単にノれるとかそういう曲でもないし、見てるこちらは緊張と緩和の連続、エレカシのバンドのグルーヴ、ぶっちぎりの唯一無二さを見せつけられた。終わったあとのドヤ顔 は、今までこの手のドヤ顔、いろんなのを見てきたけど、また新しいタイプ、流し目からのキメ顔(?笑)で、さっそうと袖にはけていった。やりきった感がすごかった(特に1日目)
・アンコールで「待つ男」。残った力最後の一ミリぎりぎりまで使ってがに股で体を前に折って歌い切る。今の時代、必要。「男は行く」「待つ男」を見終わったあと、なんとなく思った。この「本物」をみんなに見てほしいと無性に思った。20時半(2日目は19時半)終了で約2時間半のステージ。
・最後はストリングス隊も呼び込んで、みんな一列に並び、宮本さんによるメンバー紹介。
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2025年、新年早々、すごいものを観ました。3日は2階席で、1日目はアリーナの端の席から参戦しました。宮本さんの歌は絶好調で声が出る出る。石くんがギターソロでステージ前に出るアピールをしていたのが印象的でした。今まではそんなに出てなかった(歌係の指示ありきで出るみたいな)感じがあったけど、積極的な石くんに見えました。トミのドラムは絶好調で、最後の「男は行く」とか、ほんとすごかった。成ちゃんのベースも最高で、「ガストロンジャー」とか「男は行く」とか、激シブベースラインを淡々と引く姿にきゅんとなりました。佐々木氏のギターもすばらしく「笑顔の未来へ」のリードギターとか、「so many people」のアルペジオとかめっちゃすてきでした。奥野氏は同い歳、ニューエストモデルでバンドをスタートさせたのもエレカシと同時期で、かなり同士っていう感じがしてよかった。
しかし今回の圧巻ポイントは「男は行く」です。新年から《俺はお前に負けないが お前も俺に負けるなよ》という言葉を宮本からもらった。ここはあえて敬称付けずに宮本と呼びたい。メンバーにも客席にもこのフレーズを命がけで伝えんとしている宮本の姿が忘れられません。
こちらは九段下、武道館に向かう上り坂。「リッスントゥザミュージック」的な冬枯れの木。
セットリスト
第1部
01.大地のシンフォニー
02.新しい季節へ君と
03.悲しみの果て
04.デーデ
05.星の砂
06.珍奇男
07.月と歩いた
08.シャララ
09.今宵の月のように
10.リッスントゥザミュージック
11.翳りゆく部屋
12.RAINBOW
13.ガストロンジャー
第2部
14.桜の花、舞い上がる道を
15.ズレてる方がいい
16.笑顔の未来へ
17.so many people
18.友達がいるのさ
19.俺たちの明日
20.yes. I. do
21.Destiny
22.愛すべき今日
23.ファイティングマン
24.男は行く
アンコール
25.待つ男
侘助さま
いつも楽しく読ませていただいてます。
わかるわかる〜 とか、
ああ!私もこう感じていたんだ!言葉にしてくださりありがとうございます! とか
いつも勝手に頭の中で思いながら読んでいます。
私は3日のライブに行きました。
電気が消えてメンバーが出てこられ、
宮本さんがスタンドマイクの前でギターを抱え
「イェーイ」と小さく言われたとき、
私がエレカシのライブに行き始めた2011年頃の
ライブの始まりが、いつも大体そんな感じで、
それを体の奥から思い出し、震えてしいました。
始まりから全てかっこよかったです。とても。
歌と演奏、最高でした!
4人の気迫も最高でした!
こんなに目の離せないバンド、人たちを
追い続けられているこの人生はすごい!
今日もしみじみライブを思い出し、そう思いました。
二階スタンドのかなり上の方からでしたので、
スクリーンもついついみてしまっていたのですが、
宮本さんの目の様々な表情に惹かれます。
気迫みなぎる目や、いってしまっている目、
しかめ面の目、全て魅力的ですが、
歌もギターも熱い熱いのに、ものすごく冷静な目で会場を見渡している時も多いんですよね。
とにかくエレカシ、宮本さんから目が離せません。
素晴らしいライブでした!
長々スミマセン。
また、楽しく読み続けさせていただきます。
なつ様
ブログ読んでいただいてるんですね。うれしいです^^
3日に参加されていたのですね。すばらしいライブでしたね♪
>ライブの始まりが、いつも大体そんな感じで、
めちゃくちゃわかります!
エレカシのライブ、最初ってけっこう抑え気味ですよね。
わたしも「あ~これよこれ」と
久しぶりの生エレカシにわくわくしました。
>気迫みなぎる目や、いってしまっている目、
>しかめ面の目、全て魅力的ですが、
>歌もギターも熱い熱いのに、ものすごく冷静な目で会場を見渡している時も多いんですよね。
本当にそうですね。
今回見てて、本当にいろんな表情するなあとあらためて思いました。
バリエーションの広さ? 少なくとも珍奇男とかあんな表現をする人は他にいないなあと。
(珍奇男はこの頃ライブの定番なので感覚がマヒしていましたが
やっぱりぶっ飛んだ曲だししかも深いし、それを唯一無二の表現力で歌い上げてるのは
ほんとにすごいことなんだなあと思っちゃいました)
で同時にものすごく冷静なんですよね。常にもうひとりの宮本浩次が見てるんでしょうね。
>こんなに目の離せないバンド、人たちを
>追い続けられているこの人生はすごい!
ほんとうに!
なつ様も2011年から、いろんなエレカシを見てこられたんでしょうね。
こんなに目の離せない人たちは他にいませんね。
そして、エレカシのライブを見ると、他のが物足りなくなってしまうという
困った事態になってしまうのです。
今年はどういう展開を見せるんでしょう。楽しみですね。
コメントいただいてありがとうございました。うれしかったです^^