ライブ関連

やぶられた「あるある」(エレカシ2012.10.14 日比谷野音-活動休止前)(ライブレポ)

エレカシのライブあるある、というのを以前につらつら考えてたことがありました。

『暗転し、ステージに出てくるときの雰囲気が独特。ボーカルの人は猫背気味に静かに出てきて、おもむろにギターを背負う。ちょっと不機嫌?と思うくらいの空気』

エレカシのライブでの登場シーンはやっぱり、ずっと独特だと思ってて、
その緊迫感のある雰囲気から、がっと一気にギアが入る感じがたまらなく好きだったのですが、
先日の野音で、一人登場した宮本さんは、会場からの割れんばかりの拍手に、ふっと笑顔を見せました。これは、思い出せる限りライブの記憶をたどっても、かなり珍しい。
もしかしたら、キャニオン時代のノリノリの頃にあったかもしれないけど、あったとしても、数少ないと思う。
ミヤジが笑ってる! と思ってすごくびっくりしました。うれしいのと照れくさいのと入り混じったような、うつむき気味の笑顔でした。
翌日のめざましテレビで、そこがちゃんと放送されてて、やっぱり笑ってた!とあらためて確認し、釘付けになったのでした。いい笑顔だったなあ。「あるある」がやぶれました。これは実にいいやぶれ方だ。

もうひとつ。

『MCのとき、客はボーカルの人が何を言わんとしてるかぐーっと集中するが、ボーカルの人は「ま、いいや」と顛末を言い切らないで曲を始めてしまう。客席は新喜劇ばりの総コケ状態(イメージ)』

あの日は宮本さん、本当にいろいろしゃべってくれたのですが、まさに、オチを言わないで曲に入ろうとした瞬間がありました。
だけど、客席からの「え~~!」という声に反応し、再びMCに戻り、話を続けたのです。これもびっくりしました。前は本当に残酷なぐらい、話の途中でうっちゃり、客を置いてけぼりにして、曲に行ってましたから。

昨日自分が書いたレポを読み返すと、わりとあっさりしてるような気がします。
野音、もっとウェットになるかなと思ったけどそうなりませんでした。
私もはじまる前は、さめざめと泣くものだと思って、
客席から、スタンバイOKになったステージ上を見てはじーんとして、
涙のタンクも満タンになっておりました。
ところが始まってみたら……
フォークのコンサートと自嘲するぐらい、怒涛のごとくしゃべる先生の姿がありました。

開演してしばらくは、すごく緊張していたのですが、
先生のトークに思い切り笑かしてもらい、それでずいぶん緊張がほぐれました。
そこからは歌の世界にすっと入っていけた。
先生は元気そうだったし(心配なのはもちろん変わりないけど)、
安心して、ほぼいつも通りに楽しめました(感動の度合いは比べられないけど)。
特殊な場じゃなく、いつもの感じで聴けたような気がします。

多分、そうなるように、仕組んでくれたんだろうな。演者が準備してくれたんだと思うのです。相当気を遣ってたんだと思う。
年に一度の野音を楽しみにしてきた私たちへ、限られた時間の中ではあるけれど、楽しんでほしいという想いが、セットリストを見てもにじみ出てる。
あのMCにしたって、もしかしたら、最初がっちがちになっている私たちを見て、
一計を案じたのかもしれない。
いずれにしろ、ほんとに、伝えたい、楽しませたいという思いがひしひしと感じられた一時間でした。

当日もそのことは、あの場で感じてうれしく思っていましたが、
翌日、翌々日になって……あとになって泣けてきます。
当日は泣かなかった私ですが、今頃ボディブローのようにきいてきて、じわじわと泣けてくるのです。
いつものように楽しませてくれて本当に感謝します。
待つことには変わりないけれど、これからはもっと前向きに待てる気がします。

あるあるをもうひとつ。

『ライブのあと、惚ける。飲み屋に行き、メニューが品切れになってても多少店員の態度が悪くても、どうでもよいことになっている』

これはいつも通り(笑)。
惚けつつ、思い出しながら書いたメモ。字が汚すぎ。訂正多すぎ(笑)。

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