宮本浩次ソロライブに久しぶりに行ってきました。「俺と、友だち」プロジェクト。ライブとしてはシェルターに続いて2本目ですね。のちのち語り草になるライブだった気がします。
メンバー
宮本浩次、名越由貴夫、奥野真哉、キタダ マキ、玉田豊夢
野音が終わって武道館まで
武道館の感想を書く前に、野音が終わってから1ヶ月のことを書き留めておこうと思います。こういう流れで参加した武道館ということで。
- 2025/9/28 日比谷野音
- 2025/10/1 宮本浩次 新プロジェクト「俺と、友だち」始動、10/8 下北沢シェルター公演(宮本、冨永、キタダマキ)の開催が発表される
- 2025/10/2 「俺と、友だち」 10/27(月) 日本武道館の開催が発表される
- 2025/10/7 宮本浩次FC「H.M.」会員サイトに、宮本浩次「俺と、友だち」インタビューが掲載
- 2025/10/7 エレカシ冨永義之が酒気帯び運転で接触事故、「俺と、友だち」シェルターは出演見合わせ
- 2025/10/7 株式会社エレファンツ公式サイトにお詫び文
- 2025/10/8 「俺と、友だち」 下北沢シェルター(宮本浩次、キタダマキ)
- 2025/10/27 「俺と、友だち」 日本武道館
10月7日。私がトミの件を知ったのは、「俺と、友だち」インタビューを読んだあと、ぼけーっとYahooを眺めてたときで、おすすめ記事に出てきたのです。一瞬なんのことかよくわからなかった。目を疑いました…
シェルターの件、トミの件…とぐらんぐらんに揺さぶられた10月上旬を経て、いよいよ「俺と、友だち」武道館公演。
感想
一言で言うと、凄まじいライブだった。あーもう感想をどう書いていいかわからないのでとりあえず箇条書きから。
- ステージサイドにスクリーンはない
- セット装飾は特になし
- 黒衣装で登場。バンドの皆さんも黒。宮本氏、黒シャツ。
- 折り畳み椅子は新しい(あの”男椅子”ではない)←近頃のソロライブはこの椅子なんですかね
- 「明日を行け」久しぶり
- タンバリンプレイ、久しぶり
- 「It’s only lonely crazy days」歌詞が出てこずやり直す。玉田氏がチャーリー・ワッツかと思った
- 「Do you remember?」、嬉しくてはしゃいでしまった。やっぱり好き。盛り上がりすぎて隣の人に軽くエルボーしてしまった。ごめんなさい。
- 「風」→「風と私の物語」風つながり。Adoの曲、めちゃくちゃよい。「風」はたまらない。2009年武道館の「風」を思い出す。
- 「哀愁につつまれて」がいい曲だった(気づくのが遅くて謝罪)
- 「昇る太陽」→「ハレルヤ」最高。ソロで好きな曲を続けて。
- 「ガストロンジャー」→「I AM HERO」どえらいことになっていてびっくり。
- 「冬の花」がさらにすごくなっていた
5曲目の「凡人ー散歩きー」、イントロで私はびっくりしてしまった。見事にやられた。序盤のハイライト。
「凡人」をライブで観ること自体久々だったこともあるけど、EPIC期のエキス満載な曲をソロでやるんですか!? 社長!! という感じで。
驚きつつ、このメンツでの「凡人」、絶対かっこいいに違いない、とも思って、やっぱりというか、当然なんだけど、超絶かっこよかった。あのベースライン。後半のブレイクからのドラム。ギターのチョーキング。ギュインギュィン。かっこよすぎて、「かっこいー」と思わず口からもれてしまった。
終わってみると、なんと10曲もエレカシ曲だった。10曲って、多いよね? と思って、直近で参加した2023年のバースデーコンサート(「my room」)のセトリをチェックすると、12曲くらいあったから、そんなこともないのか。今回やったエレカシ曲の、1こ1このインパクトがすごかったんだと思う。「凡人」もそうだし、「明日を行け」とか「サラリサラサラリ」、「風」とか、エレカシ曲の中でも濃ゆいやつが多かったからだと思う。
カバーは少なかった。「ジョニィへの伝言」とアンコールの「First Love」だけ。
服も白黒で、光沢もなかった。テカったシャツとか水玉柄とか、好きなようにすればいい、何でもやればいい、と慣れようとしていたけど、今思うと寛容なフリをしていただけだった(笑) 白、黒がやっぱりかっこいい!
「俺と、友だち」プロジェクトのテーマはバンド、ということらしい。
カバーが少なめで、「凡人」とか「ガストロンジャー」とか「明日を行け」のゴリゴリ系とか、「Hello.I love you」や「It’s only lonely crazy days」あたりの、ミドルテンポのロックとか、セットリストをあらためて見ても、バンドっていうテーマはありありと伝わってきた。
「I AM HERO」はやはり衝撃で、やられた。「俺と、友だち」プロジェクト、この曲で狼煙を上げるっていうことなんだろうなと。ソロの第2章のスタート。
で、軸はソロ活動なんだな、と急に思った。先月、あんなにすごい野音を観たばかりだけど。今の宮本浩次にとって、活動のベースはソロなんだな。
……とうすうす気づきつつ、認めたくなかったことを、今回ライブのさなかにしみじみと思ってしまった。「そんなん、今頃気付いたの?」と笑われるかもしれないけど。
エレカシは続けていくという思いはありながら、今はソロの方でやりたいことがあり、今はそれを次々と実現させたいんだろうな。
エレカシの活動を増やしてほしいと切に願う私は、それが、残念かというと・・・正直残念ですが、もう少し長い目で追うことにしました。
エレカシは、なんというか、一大絵巻というか。一代絵巻? 25周年の時のドキュメンタリー「the fighting men’s chronicle」も、クロニクルってなってたし。壮大な物語。
今回、トミがソロプロジェクトに参加するっていうニュースをきいて、慌ててソロFCに加入した私。完全に踊らされている! 社長の思うツボじゃないか?(笑)などと自虐していたけど、でも、なんとなくソロも観ておこう、という気持ちも自然と沸いてきたのです。
これからソロとバンドを両方やっていく中で、エレカシがどうなっていくのかは長いスパンでみていきたいなと思ったんですよね。
・・・と同時に、「凡人」なんで野音でやらんかったん?! 社長?! と激しく思いましたわ(笑) だって、2025年の野音でやってほしい曲の一番に挙げてたんで。
2025年 野音でやってほしかったリスト
・凡人-散歩き-
・真夏の星空は少しブルー
・生きてる証
・流れ星のやうな人生
・七色の虹の橋
・昨日よ
ここまでくると音楽的にどうの、とかじゃないんですよね。バンドなりアイドルなり、好きになってファンになるということは、いろんなことを彼らに託してて。ライブや楽曲だけじゃなく、一人一人のキャラ、人間関係とかそういうものもひっくるめて好きになる。自分がなし得ない何かを、推しの対象に託したりする。私はできないけど、エレカシならやってくれる、みたいな。だからファンになると、あーだこーだいろいろ思いますよね。
エレカシの方は、「バンド(エレカシ)活動を増やしてほしい委員会」があったら協力します! 会長はおこがましいので書記ぐらいだったらやります! 「エレカシ増やせ!」の横断幕も作ります! ぐらいのテンションではありますが、残念ながら今のところは、トミのこともあるし、ちょっとこの先見えないけど、でもいつか何かやってくれると信じて、待つしかないのかなと今は思うのであります。
SNSなど
◆宮本浩次 インスタ
◆宮本浩次 X
◆奥野真哉 X
◆玉田豊夢 X
◆兵庫慎司 X
◆吉川尚宏 X
2025.10.27 宮本浩次「俺と、友だち」@日本武道館|セットリスト
第1部
01.over the top
02.明日を行け(エ)
03.悲しみの果て(エ)
04.夜明けのうた
05.凡人-散歩き-(エ)
06.サラリサラサラリ(エ)
07.It’s only lonely crazy days(エ)
08.Do you remember?
09.OH YEAH!(ココロに花を)(エ)
第2部
10.Hello. I love you(エ)
11.ジョニィへの伝言(カバー)
12.風(エ)
13.風と私の物語
14.哀愁につつまれて
15.close your eyes
16.今宵の月のように(エ)
17.昇る太陽
18.ハレルヤ
19.ガストロンジャー(エ)
20.I AM HERO
En.1
21.冬の花
22.rain -愛だけを信じて-
23.P.S. I love you
En.2
24.First Love(カバー)
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