宮本浩次、ソロとして初めての紅白出場が発表されました。
rockin’on.com/『NHK紅白歌合戦』出演者発表。BUMP、星野源、ゆず、宮本浩次、あいみょん、東京事変、LiSA、YOASOBI、まふまふら
日刊スポーツ/【紅白歌合戦】エレファントカシマシ宮本浩次、ソロとして出場決定
NHK公式Twitter
第72回NHK紅白歌合戦・出場歌手が決定✨
出場歌手は43組。
初出場は紅組が4組、白組が6組です。紅白の最新情報はこちら▼https://t.co/DQRlQCb8a4#NHK紅白 pic.twitter.com/UyDWgeKiFS
— NHK紅白歌合戦 (@nhk_kouhaku) November 19, 2021
下馬評では宮本浩次の名前は出ていたのでしょうか。
このあたりの情報チェックを今回はあまりしておらず
どうかな出るかな出るといいけどどんなもんだろう、近い年に2回出ているしな・・とぼんやり思ってはいましたが。それがなんと。
これまでの紅白出場歴
今さらながらエレカシ界隈の紅白出場歴をたどると、
2017年 「第72回紅白歌合戦」出演(エレファントカシマシ「今宵の月のように」)
2018年 「第73回紅白歌合戦」出演(椎名林檎と宮本浩次「獣ゆく細道」)
こうなっております。
2017年はエレカシ30周年イヤーの年。12月まで47都道府県ツアーがあり、その後の紅白出場でした。
11月に紅白出演者の発表があったあと、群馬、大宮の公演があり、その観客席における「紅白おめでとう」ムードは本当にものすごかった。というのも、私は大宮に参加したのでよく覚えているのですが、客席からの(紅白についてしゃべって)オーラがむんむん、もちろん私からもむんむん、歌の人の口からついに「紅白」という言葉が出た時、はじけるような拍手が沸き起こりしばらく鳴りやまなかったですからね。あのお祝いムードはほんとにすごかった。
初出場の2017年に比べると、今回は少し落ち着いています、個人的には。そりゃうれしいですよ? しかし、あの時とはまた違った感慨というのでしょうか。
50代で、4年で3回出場。この事実に静かな衝撃を受けています。
「あなたは大器晩成型だもの」と母は言った
思い出されるのが「大器晩成」の話です。
なんだかんだ言っても、母の言葉は自信を与えてくれました。レコード会社の契約を切られたとき、「なんで俺たちの歌は売れないんだろう?」とぼやく僕に、「大丈夫よ。だってあなたは大器晩成型だもの」って。
婦人公論.jp/エレカシ・宮本浩次「『あなたは大器晩成型だもの』母の言葉が僕の歌を支えている」
宮本さんのお母様。
芸術選奨に3度目の紅白決定・・・「ほら言ったじゃない」とにやにやしながら天国で息子の活躍を眺めているに違いありません。
宮本さんのお母様は故人で、たしか2017年のツアーのMCで初めてそのことに触れたと記憶しています。以降テレビや雑誌でも言うようになりました。
さきほど引用した婦人公論の記事は2018年のもので、その中に七回忌を終えて、という発言があるのでそれを考慮するとお母様が亡くなったのは2012年頃、おそらく宮本さんが病気で休む前だと思います。でも当時もその後もしばらくはずっとそのことは公言していませんでした。
2013年、エレカシ活動再開のタイミングでリリースされたのが「あなたへ」というシングルでしたが、その曲は母親に向けてのものではないかとネット上でささやかれたこともありました。
2017年になりツアーMCなどで母親の話をし始めたのは、30周年のお祝いの中で天国のお母様を喜ばせたいという思いもあったのかもしれません。
ロックバンドの人間が50を過ぎてソロプロジェクトを開始する、これだけで前例がないと思うけれど、きちんと売上や人気も伴い、芸術選奨、紅白出場を次々と果たす。ほんとうになかなかできることじゃないと思います。
そして一番すごいのは、当人がまだまだ満足できずさらなる前進を目指していることですね。
再び、紅白の話
はてさて紅白の選曲はどうなるのか、非常に気になるところでございます。
ソロのオリジナル曲だったらいいなあと思うけれど、やはりカバーなのかな。
カバーだったら何がいいだろう?
「あなた」「赤いスイートピー」「異邦人」「ロマンス」・・・
何をやってもお茶の間へどかんと宮本砲を放ちそうな気がしております。
衣装はまた尾花さんが誂えてくれるのかな。
大晦日の楽しみができました♪
