宮本浩次がNHK「The Covers」に登場、「Woman “Wの悲劇”より」を歌いました。
番組の内容と演奏曲
初回放送日: 2024年1月18日
MC:リリー・フランキー 上白石萌歌
宮本浩次「Woman “Wの悲劇”より」(薬師丸ひろ子カバー)
Cocco「I LOVE YOU」(尾崎豊カバー)
Cocco「ファンタジー」
80年代ラブソングというテーマで宮本浩次カバーの「飾りじゃないのよ涙は」もちらっと。
感想
今回のCoversはなんとCoccoと一緒! MCの上白石萌歌ちゃんが
「リンクコーデですか?」とコメントしたように
- 宮本浩次 黒のジャケットに黒タートル
- Cocco 黒ジャケットに白シャツ、細タイ、ハートの形のサングラス
という出で立ちで2人が登場。リリーさんは「なんかコンビっぽいんだよなあ」、萌歌ちゃん曰く「異色すぎて自然」と。憶測ですがCoccoが宮本浩次に寄せてきたのではないかと。Coccoの茶目っ気?(笑)
宮本浩次、Cocco。すごいですね。なかなかのツーショットですね。この2人のファン層は結構重なってるような気もする。
Coccoは去年、J-waveのイベントで観たのですが、すごくポップというかエンタメというか、昔抱いていたイメージとがらっと変わっていて楽しい感じのステージングになっていて驚いたのと、やはり歌がすばらしかったですよね、今さらながら。
宮本さんはCoccoに対して
宮本浩次「歌が突き刺さってくるというか、すごくていねいできれいな声なのに、突き刺さり方、胸にき方が強いというか、本当に存在感のある歌を歌う方だなというふうに」
2024.1.18 NHK「The Covers」
Coccoは宮本浩次に対して
Cocco「歌番組とかで何度か一緒になったことはあったんだけども、いつも全力で頼もしい先輩みたいな感じなんだけど、あやうい、純粋さみたいなのを持ち合わせた、子どもみたいな感じの印象だなって思ってます」
2024.1.18 NHK「The Covers」
とそれぞれコメント。Coccoの言葉が端的に言い表していてすばらしいですね。
Coccoはカバーへの思いについて
Cocco「わりとCoccoってイメージ先行型のアーティストに見られるから、歌っていうものよりは歌詞の内容とかそういうものの方がフォーカスされるから。だけど声とか歌とかを褒めてもらえるのが歌い手としては一番うれしいから。カバーは依頼があってやったことだったんだけど、歌い手として依頼されるのが嬉しかって。単純に私の声で歌ってほしいっていうことなんだ、というのが喜びだったから」
2024.1.18 NHK「The Covers」
と語っていて、横にいる宮本さんがしみじみ頷いているのが印象的でした。私はどちらかというとソロでカバーをやる宮本浩次よりもバンドでやってほしいと思う方ですが、歌手・宮本浩次としての喜びはまた別物で大きいものとしてあるんだろうな、と思って。インタビューでもよく言ってましたけど。でも「ヒット曲だしたい」とちらっともらしていたからやっぱり最終的には自分の歌でっていうとこではあるんだろうな。
今回、宮本さんは「Woman “Wの悲劇”より」をカバー。歌のあと本人は「力んでしまった」と悔しそうに(笑) 気合いが入りすぎたらしい。でも、よかったですよね、宮本さんの「Woman」。
Cocco「照明の効果もあいまって、地上じゃないみたいな、天上界のような、この世じゃない感じ」
宮本さんの「Woman」にCoccoがこうコメントしたあと「いい意味でよ?」と付け足したのがツボでした。
Coccoが尾崎豊のカバーをするということで、尾崎豊についてコメントを求められた宮本さん。
宮本「オーディションは同じなんですけど、エレファントカシマシよりも先にデビューしてて、売れてましたね、すごく。背負ってる感じはしましたよね、若い人たちのカリスマというか、非常に存在感が際立ってました」
2024.1.18 NHK「The Covers」
尾崎豊は宮本さんの1つ上、ときいて、そうかーそんな歳近かったかと軽く驚きました。尾崎豊も生きていればエレカシと同世代で活躍していたんでしょうか。
しかし「Woman」はいい歌だった。やっぱりくくりとしてはラブソングなんでしょうか。ラブソング、あんまり得意じゃないけど、時々無性に聴きたくなるというか、ラブソングなんだけどいい曲っていうのはその域を超えてるんだな。切なさ、切なさに浸りたい、泣きたいというのだろうか、ありませんか、そういうとき。メロディーと相まって。疲れてるんですかね(笑)