手紙、昔はよく書いていて、
文房具店に行って便せんと封筒を選ぶのが楽しかったものだけど、
最近はすっかり書かなくなりました。
エレカシの曲で手紙と言えば、
未来からきたairmailにかいてある
決めてくれ 夏のあいだに行く先を
エレファントカシマシ “今だ!テイク・ア・チャンス” 詞/宮本浩次
『風』の9曲目“今だ!テイク・ア・チャンス”の一節です。
≪夏のあーいだにー≫というぎりぎりのファルセットが印象的な曲で。
≪未来からきたairmailにかいてある≫んだから、もうあとはドーンと行くしかない。
がけっぷち。焦燥感。
でも≪ド根性≫とか、絶妙なニュアスンス、やったるで感もあって好きです。
いい意味で軽みのあるロックサウンドで小気味いい。
“まぬけなJohnny”には
テーブルの上に置手紙「さよならゴメンネ」
エレファントカシマシ “まぬけなJohnny” 詞/宮本浩次
とここにも「手紙」。
≪Johnny≫が動揺しながら外に飛び出す姿が目に浮かぶ……
そしてやっぱり「手紙」と言えば、“大地のシンフォニー”の≪孤独な心に届いたその手紙≫。
曲の最初と最後に出てきて、とても心に残るフレーズ。
誰から届いたとは書かれていない。そこがいいです。いい余白。
エレカシの手紙ネタと言えば、蔦谷さんへの手紙。
以前にも貼ったことがあるのですが、
蔦谷好位置ナイポジ対談
http://www.oricon.co.jp/music/special/tsutaya_03_01.html(リンク切れ)
このページ(前編)の最後の方で、
蔦谷さんが初めて宮本さんから手紙をもらったときのことが話題になってます。
スペースがなくなって名前を書く所がなくなり紙を切って貼って「宮本浩次」! ツボです。
『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』の手紙のエピソード。
プロデューサーさんに手紙を書いたそうです。※リンク切れ
http://www.toei.co.jp/release/movie/1187864_979.html
「運命的な出会い」のところ、ここでも宮本さんの手紙が肝になってて、
あらためて読んでじーん。
六角さんのコメントもいいですね。
個人的に一番好きな手紙ネタは、「泉谷しげると翼なき野郎ども」。
泉谷さんへのリスペクトを熱く語ってた宮本さんでしたが、
「詳細は手紙に書いてありますんで。ラブレターを持ってきました(笑)」
と、白い封筒を泉谷さんに渡していたのです。
ずっとポケットに入れていたのか、少し丸まってる感じがなんだかよくて。
宮本さんの、泉谷さん大好きオーラがもうハンパなくて、
この番組での宮本さんの佇まいはちょっと、
他のテレビ番組では見られないような雰囲気がありました。
笑いながら「ラブレター」と言ってたけど、
でも実際そうなんだろうな、泉谷さんへのラブを熱くつづってるんだろうなと思いました(笑)
蔦谷さんとの対談で「気持ちを伝えるには手紙が一番」と言ってた宮本さん。
ごく当たり前のことなんだけど、でも忘れちゃってる大事なことを、
こうやってときどき思い出させてくれるんですね。
今はついメールですませちゃうんですけど、
やっぱり手紙っていいものだなあと、
手紙じゃなくても絵ハガキ1枚でも書いてみようかなあなんて思ったりしました。