エレカシ・宮本ソロ_キーワード

ストリートスライダーズとエレカシ

エレカシがストリートスライダーズのトリビュートに参加するそうです。

On The Street Again -Tribute & Origin-
2023年3月22日 リリース
[トリビュート参加アーティスト]※50音順/全12アーティスト

ALI
エレファントカシマシ
GEZAN
斉藤和義
ザ・クロマニヨンズ
The Birthday
SUPER BEAVER
T字路s
仲井戸麗市
中島美嘉
YONCE(Suchmos)
渡辺美里

クロマニヨンズに和義さん、チャボさんも。めちゃくちゃいいメンツ。

エレカシは「のら犬にさえなれない」をカバーすることが発表されました。

2018年、エレカシがハリーと共演

録画した映像を整理していると、2018年のアラバキの映像が出てきました。2018年のアラバキは大トリがエレカシで、いろんなゲストが登場する華やかなライブでしたが、ゲストの一人がスライダーズのハリーこと村越弘明でした。

ARABAKI ROCK FEST.18 HP
エレカシ出演日:29日(”MICHINOKU (陸奥)” のトリ)
「MICHINOKU PEACE SESSION ON SUNDAY -THE FIGHTING MAN- 30years of Fight」
【 ゲスト出演 】
菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、TOSHI-LOW(BRAHMAN)、仲井戸麗市、村越”HARRY”弘明、山田将司(THE BACK HORN)、yui(FLOWER FLOWER)

エレカシ フォトギャラリー
https://2018.arabaki.com/gallery/dtl18.php?d=2&a=69#gallerytop

2018年、アラバキのエレカシ大特集企画にゲストで登場したHARRY。エレカシと一緒にやった曲がまさに「のら犬にさえなれない」でした。

「尊敬してやまないこの方。ストリートスライダーズ。あ、”元”ですよね。今、JOY POPS等で活躍されておりますが、村越弘明氏、あえて呼ばせていただきます。ハリーです! エブリバディ!」

宮本浩次に呼び込まれたハリー、ゆっくりゆっくり袖から出てくる。唯一無二の存在感。2人かたい握手をしたあと、「やばいです」と高揚している宮本さん。冒頭は宮本さんが歌い、続いてハリー。ギターソロもミヤジからハリーへつなぐ。

ハリー氏いったんはけた後、ラスト再び登場。曲前「日本のロックアンセムだぜ」と言い「ファイティングマン」のイントロをテレキャスでかき鳴らすハリー! しびれました。。

宮本浩次「”ファイティングマン”とかも多分そういうストリート・スライダーズとかストーンズとかの影響で作ったんだと思いますけど」

bridge 1997年11月号

ファイティングマン」はスライダーズやストーンズの影響下だと明言している宮本浩次。「作ったんだと思いますけど」とあっさりしたというか斜に構えたような態度の宮本さんですが、スライダーズからの影響は多大なものだったと思います。2018年アラバキでハリーを呼び込んだ時の宮本さんの緊張感、高揚感からして、若き日の宮本浩次をはじめとしたエレカシメンバーにとってストリートスライダーズというのは憧れのバンドだったに違いありません。

エレファントカシマシ カヴァーアルバム3 〜A Tribute to The Elephant Kashimashi〜(2018年発売)

ハリー、そして「ファイティングマン」と言えば、エレカシのトリビュート。その第3弾でハリーが参加しており、歌った曲が「ファイティングマン」でした。

カヴァーアルバム3 ~A Tribute to The Elephant Kashimashi~
<収録曲>
01. 今宵の月のように / 田島貴男(ORIGINAL LOVE)
02. 悲しみの果て / manaka from Little Glee Monster
03. 四月の風 / SUPER BEAVER
04. 風に吹かれて / 菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)
05. 俺たちの明日 / 東京スカパラダイスオーケストラ × 高橋一生
06. リッスントゥザミュージック / 阿部真央
07. ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ / ドレスコーズ
08. さよならパーティー / クリープハイプ
09. かけだす男 / 斉藤和義
10. ファイティングマン / 村越”HARRY”弘明

エレカシデビューライブはRCサクセション、ストリートスライダーズと

エレカシの初ライブというと、単独では今では伝説になっている渋谷公会堂の客電つけっぱなしということになるのですが、

ライヴ・フィルム『エレファントカシマシ~1988/09/10 渋谷公会堂~

1988年3月21日のデビュー直後のライブは、汐留PITでのイベント「MUSIC WAVE SPECIAL」(1988年4月10日)になります。イベントに参加したのは、

  • RCサクセション
  • THE STREET SLIDERS
  • エレファントカシマシ

どうでしょ。これまたしびれるようなメンツであります。

新人バンドが大物達と競演する時にありがちな”ひたむきさ”や”いたいけさ”の押し売りが一つもなく、あくまでマイペースで5つの曲を叩きつけるようにしてさっさと引っ込んで行ったのも頼もしいものがあった。ただ「うるせえ!」「このボケが!」「帰れ!」「RCで踊ってろ!」と連発するMCには、さすがのスライダーズ、RCファンの許容力でも許せないものがあるらしく、会場全体がムッとした空気に包まれていた。

文:山崎洋一郎  「風に吹かれて-エレファントカシマシの軌跡」p.28

有名?な「RCで踊ってろ!」はこのイベントでのものなんですね(笑)

しらべてみるとスライダーズは、デビュー後7年後に活動休止しており、1988年のこのライブで活動を再開した模様。「うるせえ!」などと悪態をつく若きエレカシをどんなふうに見ていたのでしょうか。

エレカシとスライダーズの共通点

エレカシとスライダーズには共通点がいくつかあります。

  • エピックソニー
  • 坂西伊作
  • 佐久間正英

エレカシとスライダーズの共通点1:エピックソニー

エレカシとスライダーズはデビュー時レコード会社が同じ(エピックソニー)です。なので「エレカシ スライダーズ」で検索をかけると、エピック期のおもしろい映像が出てくる出てくる(笑)

当時エピック制作の「eZ」という番組があり、スライダーズもエレカシもよく登場していました。

エレカシとスライダーズの共通点2:坂西伊作

エピックには坂西伊作さんというディレクターがいて、彼が手掛けたスライダーズやエレカシのすばらしい映像作品が今も残っています。

エピック期のエレカシの映像はほとんど伊作さんの作品だと言っていいでしょう。先に挙げた渋公のライブも伊作さんのディレクションだし、エピック期のPVやライブ映像を集めたのがこちらで↓

エレファントカシマシ EPIC映像作品集 1988-1994

伊作さんが関わったスライダーズの映像はこれなんかめちゃくちゃ好きです。

風が強い日

「道化者のゆううつ」も好き。「Special Women」とかも。名曲がたくさん。

エレカシとスライダーズの共通点3:佐久間正英

エレカシのエピック期というのはセールスとしてはまったくふるわず、7枚目のアルバム「東京の空」を最後にレコード会社をクビになります。

その後レコード会社を移籍し、新生エレファントカシマシとして再スタートしようとした時、プロデューサーを立てたい、中でもスライダーズを手掛けた佐久間さんにぜひお願いしたかった、と宮本さんは語っています。

宮本浩次「佐久間さんとやりたかったのは、何よりも僕はストリート・スライダーズの『天使たち』っていうアルバムが大好きで。(中略)僕の尊敬してやまない『天使たち』を作っているプロデューサー、あのロックバンド、スライダーズのプロデューサーである佐久間さんだったんです」

MUSICA 2008年4月号

 

「天使たち」THE STREET SLIDERS

忘れられないのは、宮本さんが耳の病気でお休みしていた2012年11月。スライダーズのギター、土屋公平氏がTwitterにこんな投稿をしました。

解説しますと、「新堂本兄弟」に生田斗真が出演した際、エレカシの「悲しみの果て」を歌ったのですが、そのバックでギターを弾いたのが土屋公平で、そのことについてのつぶやきなのです。

音楽ナタリー/生田斗真「堂本兄弟」で宮本にエール送りエレカシ名曲熱唱
https://natalie.mu/music/news/82021

2012年の11月といえば、エレカシ活動休止が発表されて間もない頃だったこともあり、こういった応援メッセージが、復帰を待つファンとしてもほんとうにうれしかったのをおぼえています。

https://wabisuke-zakki.com/archives/15323441.html

・・・というわけで、今日はエレカシとスライダーズについて、思いつくまま書いてみました。5月3日はスライダーズが武道館をやるそうで、チケットが取れたので行くことになりました。たのしみ!

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