「骨董ジャンボリー」の綾部さんの作品展への宮本さんのコメント。
その右下にはいつもの直筆のサインが添えられていました。
先生のサイン、サインというより署名と漢字で書いた方がしっくりきますが、
なんかいいです。エレカシファンだから、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の反対で、
なんでもよく見えてしまうんでしょうけど、
宮本さんの書き文字はいつ見てもああいいなあ、としみじみ思ってしまいます。
書き文字というのは、その人となりが自ずと出るというか、
身近な人が書いた字を思い浮かべても、その人らしい文字を書いているなあと思います。
上手い下手とは別のところで、手書き文字も魅力の一つって感じがします。
奥田民生の「イージューライダー」のPVには、
民生の手書き文字で歌詞が出てくるんですけど、丸っこいのびのびとした字で、
ほんとに民生らしい。
宮本先生の字は、右上がりのくせがあって、古き良き日本語の書き方?というのでしょうか、
サインの「浩」のさんずいとか、「次」のにすいの、下から上にはねあげる筆跡がたまりません。
「宮」のうかんむりの勢いもかっこいい。マニアックですね…失礼しました。
エレカシのサイン、色紙に書くサインは楷書だそうです。
宮本さんが昔、王貞治や川上哲治のサインボールをもらったとき、
ちゃんとその名前が書いてあるとわかった、
バーッと書いてあって誰のものかわからないサインはガッカリなんじゃないか。
ということでサインは楷書なのだそうです。
TBS「私の10のルール」に宮本さんが出たとき、そうおっしゃってました。
DVDの「扉の向こう」に出てくる、ノートにびっしり書き込まれた歌詞の断片。
書き直した跡がいたるところにあって、見開き一面がバッテンされているページもあったり、
でもそのバッテン付けてるページの隅で、また文字が書き込まれていたりする。
横書き、縦書き、ななめ書き。字の形をなしてないほどの走り書き。
まるで宮本さんの頭の中をそのままのぞき見ているようなノートの書き込みでした。
「扉の向こう」に出てきた筆記具は万年筆と鉛筆で、
鉛筆は先に消しゴムのついたやつで、書いては消し、書いては消し、を繰り返しながらもんもんと詞を書く先生。
一心不乱に書いている姿は、それだけで胸を打ちます。
「扉の向こう」の映像を見てると、宮本さんは筆圧が強そうです。握る指が反り返ってます。
頭の中のイメージ、浮かびくる言葉にならない言葉と対峙しながら、思いのたけを込めながらカリカリ、カリカリ……
乱雑に書きつけられた言葉の断片が、仮歌で歌われ、整理され、やがて詞となって「(仮)生きている証」などとタイトルが付くまでの流れは静かな感動がありました。
「扉の向こう」の書くシーンは、ついついじーっと見てしまいます。
—–
蜷川実花さんの写真展「LUCKY STAR NINAGAWA MEN & WOMEN」が明日から表参道で開催されるようです。
http://www.omotesandohills.com/event/#493
■日時:4/26(金)~5/6(月)11:00~21:00 ※4/29(月・祝) ~20:00、最終日5/6(月・祝) ~18:00
■場所:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー ※入場無料
今年の1月に発売された「NINAGAWA MEN 1」という蜷川さんの写真集に、
エレカシが1カット掲載されたそうなのですが、
この写真展にエレカシの写真は出るんでしょうか。
ホームページには名前は載ってたんですけど…
写真集はまだ見れておらず、とても気になるので、あさって見に行くことにしました。
—–
ブートレグCD、引き続き聴いております。Disc4まで聴きました。
野音の音源、いいです。ほんとに、もう、すばらしい。