エレカシ・宮本ソロ_キーワード

ライナーノーツ

エレカシのベスト盤にライナーノーツが付くということを、
入手する日までまったく知りませんでした。

当日タワレコで、そうか、ライナーノーツ付くのか、と驚いて、
その日は帰りが遅かったので、気にはなったんだけれど、
ちらっと見ただけで、じっくり読んだのは昨日になってからでした。
THE BEST 2007-2012 俺たちの明日(初回限定盤A)(DVD付)
THE BEST 2007-2012 俺たちの明日(初回限定盤B)(DVD付)
THE BEST 2007-2012 俺たちの明日(通常盤)


まずはデビューの頃からエレカシを評価してずっと見守ってきた渋谷さん。
ぴっしりとつづられたその文章は、エレカシへの熱い想いがページからあふれそうでした。

アルバム「東京の空」にも渋谷さんのライナーノーツが寄せられています。

「歯がゆさ」をキーワードに、「東京の空」がいかに傑作か、待ち望んだアルバムであるかを、
これまた熱く語っておられます。

その渋谷さんの文章の横には、宮本さんのセルフライナーノーツも。
短いけれど、これぞ宮本節、といった風情の名調子で、
最後「1994.3.22 赤羽にて 宮本浩次」と締められています。

2000年に発売になったベスト盤「sweet memory~エレカシ青春セレクション」と、
2009年の「エレカシ 自選作品集 EPIC 創世記」では、
ライナーノーツの執筆はロッキング・オンの山崎さん。
「エレカシ青春セレクション」の方は、1曲ごとに文章が寄せられていました。

「エレカシ自選作品集 PONY CANYON 浪漫記」は小貫信昭さんという方のライナーノーツで、

「エレカシ自選作品集 EMI 胎動記」は鹿野さんでした。

「浪漫記」は持っていないのでなんとも言えないのだけど、
「創世記」の山崎さん、「胎動記」の鹿野さんのはすごくよかった。
それぞれタイトルが付いていて、鹿野さんの方は、

胸を張ってもがき続けたこの季節があったからこそ、宮本は”俺たちの明日”を歌えたのだろう(鹿野淳)
「エレカシ自選作品集 EMI 胎動記」ライナーノーツより

という、それだけでエレカシの「胎動記」の6年間をずばりと言い表した愛あるコピーでした。
多分、JAPANでエピック時代をメインに担当したのが山崎さんで、
EMIの頃は、鹿野さんが担当だった時期も長かったから、
それぞれ「創世記」「胎動記」について書くことになったんだろうなあ。

それにしても今回の宮本さんのライナーノーツ。
今年の野音の後に、雑誌が続々と発売になって、病気のことや、野音のステージのことは、
インタビュー記事でたくさん読んだのに、
こうして、話し言葉でなく、宮本さん自身の文章で読むのは、また全然違う感じがしました。
悲しみはぐっと悲しく、喜びや希望はよりくっきりと届いてきたような……
短い文章だけどきりりと起承転結があって、一編のいい小説を読んだあとのような心持ちがしました。

いいライナーノーツは、そのアルバムの温度をじんわり上げてくれるような気がします。
何年か経って、忘れた頃にこの「THE BEST 2007-2012 俺たちの明日」のライナーノーツを目にしたら、
読み返しながらあの時はこうだったと懐かしく思えているのかな。
ライナーノーツっていいですね。今回はしみじみそう思いました。

※後日追記
56496480.jpg
25周年記念として発売されたブートレグCD BOXには、
「Compilation note(解説書)」という形でコメントが寄せられています。
これは誰が書いたのかな、特に明記されていないのですが、
ブックレットの最後に「compilated by 熊谷昭」とあったので
おそらくこの方なのではないかと。
http://faith.shop-pro.jp/?pid=56496480


1stアルバムのdeluxe editionには、
PIC時代のスタッフである山本慎太郎氏、山中幸夫氏のコメントが寄せられています。
クレジットがないですが、deluxe editionに関する解説も。


「ココロに花を」のdelux editionには、
このアルバム曲のデモ版も収録されていて、
それに関する解説が歌詞カードの最後に掲載されています。

渋谷さんと山崎さんと鹿野さん(エレカシをインタビューする人々)昔は音楽雑誌を毎月買って隅々まで読んでいるような時期もあったけれど、 今はエレカシの記事目当てで買うぐらいになりました。 中でも、「...

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