エレカシ・宮本ソロ_キーワード

エレカシと電車

雑誌「Rolling Stone」で、宮本さんは「病気の後、山手線とか乗ると、やたら感動するんですよ」と言ってましたが、
けっこう宮本さんは電車に乗ってるみたいですね。



電車と言えば、
2009年の武道館の当日、宮本さんは地下鉄で武道館に来たらしく、
PAOの会報かなにかで知って、すごくびっくりした覚えがあります。
(追記)PAOじゃなくこれでした。

地下鉄の駅で誰かとすれちがう
階段のぼりつくしたその先には
(エレファントカシマシ “大地のシンフォニー” 詞/宮本浩次) 

最近の曲でも電車が出てくる。
地下鉄の階段をのぼるときに見える
枠に切り取られたような地上の光景、日差し。
映像がふわっと浮かんできて、この曲で1、2を争うぐらい好きなところです。
このくだりのあとにサビの≪孤独の果てのシンフォニー≫とくるのが、またいいのです。

地下鉄と言えば、

僕の部屋へ来るなら地下鉄のホームを出て
目印はあのレストラン
コンビニ24時間下にある
古いアパートの5階さ
(エレファントカシマシ “部屋” 詞/宮本浩次)

アルバム「ライフ」の1曲目”部屋”にも登場します。

“凡人-散歩き-”には、

座る電車の座席の前に
手すりにもたるる老婆がひとり
ああ 恐ろしき世間の前に
俺は座席を立つものよ
(エレファントカシマシ”凡人-散歩き-” 詞/宮本浩次)

どこか挙動不審な青年の電車の中での1シーン。
ほかにも、

悲しい気分じゃないけれど
ニヒルなふりして笑う男の
電車にガタゴトゆられてたら
まるで夢のように蘇る
(エレファントカシマシ “武蔵野” 詞/宮本浩次)

ポケットに手を つっこんで歩く
いつかの電車に乗って いつかの町まで
(”エレファントカシマシ”今宵の月のように” 詞/宮本浩次)

電車の窓にうつる 俺の顔 幸せでも不幸でもなかった
くちびるから宇宙 流れてく日々に 本当の俺を見つけてえんだ
(エレファントカシマシ”友達がいるのさ” 詞/宮本浩次)

どういうわけか、電車の出てくる曲は名曲揃いです。
並べてみてびっくりしました。
“友達がいるのさ”は、全編にわたって歌詞がすばらしいですけれど、

電車の窓にうつる 俺の顔 幸せでも不幸でもなかった
(同上)

ここが、ほんとにいい。

どんなに絶望の底を歌っても、壮大な男の夢を歌っても、
同時に「電車」という日常を描写してるから、絶望とか夢とかいったようなことが絵空事にとどまらないで、
皮膚感覚で届くというか、リアルさを帯びてすーっと心に入り込んでくるんでしょうかね。
“武蔵野”の

ガタゴトゆられてたら まるで夢のように蘇る
(エレファントカシマシ”武蔵野” 詞/宮本浩次)

とか
ちょっともうどうしようっていうぐらい、好きです。

めざましテレビにエレカシが出たとき、
宮本さんが電車に乗ってるシーンが映りました。

バックに「リッスントゥザミュージック」が流れて、
皆藤愛子の

「懸命に音楽と向き合うあまり、ほかのことに興味がなくなったという宮本さん、
そんな宮本さんが唯一音楽以外で社会とつながるのが、電車での移動の時間。
ここで人々の様子に触れることで少しだけ音楽から解放されることができるんです」
めざましテレビ 2009/11/9 愛子のあいたいYOU

というナレーションで、多分あれは背景の感じからしてJRの有楽町駅だと思うのですが、
駅のホームで電車を待つシーンもありました。

「Rolling Stone」の記事で、
パンを食べながら携帯をいじってる女の子を見て、道徳的にはどうかと思うけど、そういうのを見て感動した、
OLがアイドルCDのジャケット見ながらヘッドフォン聴いてて、
しばらくするとそのうち口開けて寝てしまって、夜10時ぐらいにそういう人を見て
人類兄弟感を強く味わったりした、と宮本さんは言ってました。

電車に乗って「社会」を見、刺激を受けながら
また名曲の種が育っているのかなあ、なんて思ったりしました。

“今宵の月のように”のビデオに電車が出てきます。
JR京浜東北線。赤羽へ行ける電車です。

エレカシはやっぱり川だな、海というよりは川だな……ということを、ぼんやりと考えていました。 ≪シーサイドストーリー≫と歌う“sweet...

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