2025年9月30日の「おはよう日本」というニュース番組内で、野音(日比谷野外大音楽堂)を取り上げる特集が放送され、その中にエレカシが登場しました。
目次
番組の内容
- 約8分の映像
- ロックの聖地建て替えへ ”野音”の魅力とは(きょう限りで休止に)
- 野音は日本の音楽史に残る数々の公演が行われてきた場所(ブルーハーツ、尾崎豊、キャンディーズ、RCサクセションのライブ映像)
- 100年以上前に開設、戦後は反戦、労働運動の場所として
- 東京都は日比谷公園の再整備に伴う野音の建て替えを決定。2029年までの完成予定
- 野音オープンデーの様子
- エレカシ宮本さんが語る”野音”ならではの魅力(黒パーカー、白パンツで登場)
- エレカシ初の野音は35年前、以後40回以上の公演を開催
※1990年09月29日(土) (初の野音単独コンサート) - 宮本浩次「野音という場所がミュージシャンにとってすでに演出されている。空があって、雲が流れてたり、時には月も見えたり、風を感じたり」
- 「星の振るような夜に」の《タバコもきれたぜ》部分のライブ映像。月が見える。(2015年)
- 宮本「野音が持っている”オーラ”。我々やり手のみならずみんなをそこに引き寄せる力があるんだと思いますけどね」「野音に身を委ねられるんですよ。安心して……もちろん手を抜くという意味じゃもちろん(なくて)(慌てる宮本)身を委ねて全力でやれる数少ない場所ですよね」
- ファン4000人が惜別 人々に愛された”野音”--2025/9/23の野音オープンデーの様子
- 来場者へのインタビュー(ロックが好きだから。生活に行き詰ってもここで音楽を聴くとまた頑張れる。こういう場所は大事)
- 日比谷公園大音楽堂 菊本誠二館長(20年近く館長を務めた)は「最後のライブはファンの思いも受け継ぐミュージシャンに依頼したい」と考えていた。「改めて野音が本当に愛されている会場なんだなと。区切りだが、これで終わりではなく次につながるコンサートになったら最高」
- ”みんなの野音”受け継ぐ エレカシが担う最後の夜
- 9月30日、最後のライブに登場したのは野音42回目となるエレファントカシマシ
- 「so many people」「ファイティングマン」「今宵の月のように」のライブ映像
- 宮本(コメント)「かっこいい、野音のエレカシってこれだよな、ってみんなが思ってくれるようなものを全力でやりたい」
- 宮本(MC)「こんなにみんなが野音という土地を愛していて、その場所でこんなすばらしいステージで自分たちができるなんてほんとに夢にも思ってなかったんで」「俺たちなんて幸せなバンドだろうって言ってここにいます。ありがとう。ほんとにありがとうエブリバディ」
- 宮本(事前コメント)「日比谷の野音が持っているすばらしさっていうのかな。空があり、風があり、大都会であり。またがんばって、新しい野音で会おうぜ」→ストーンズ風挨拶の映像
感想
野音の建て替えというテーマの特集で、NHKなのでしっかりした構成だったし、エレカシもけっこういっぱい時間を割いていて、思ったより全然見ごたえのある内容でした。
館長さんの姿を初めて拝見しましたけど、しゅっとして渋い方でした。最後はぜひエレカシでということを言ってくれたんですよね。なんかじーんときますね。20年弱館長を務めたということだから、その間エレカシがずっと野音を恒例にライブを開催しているのを知っている方なんだな。
そうやってずっと同じ場所で、コンスタントにやり続けるって本当にすごいことなんだなって改めて感じます。ましてやバンドは休止したり解散したりも珍しくないことだし、なかなかやれることじゃない。
宮本さんが言う、「野音はすでに演出されている」というのは、ほんとにその通りで。この前の野音も、時々、空を見上げたり、ビルを眺めたりして、堪能しましたもんね。その演出が、やっぱり、一番似合うのがエレカシというバンドなんですよね!(力説)
しばし”野音”はおあずけですが、最後の「新しい野音で会おうぜ」という言葉を信じて、その間もファンがさびしくならないようにいろいろやってくれるんですよね?という期待を多いに持ちつつ、(すでにトンデモプロジェクトが告知されていますが)、数年楽しみながら待つことにいたします。
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