“so many people“の話。
この曲は2000年にシングルリリースされてて、
日本テレビ系のテレビドラマ「シンデレラは眠らない」(原沙知絵主演)の主題歌でした。
ドラマ、 まったく内容をおぼえてない。多分ほとんど見てません。
カップリングは”sweet memory”。
アルバム「good morning」にも入っていますが、別レコーディングで、
“so many people(good morningバージョン)”とクレジットされてます。
good morningバージョンの方がソリッドな印象で、
スネアの音がよりくっきり立っているような感じ。打ち込みだから?
シングルVer.は、イントロのピコピコとか、
サビ前もキーボードが前面に出ててポップな仕上がりっぽい。
シングルの方はバンドでやってて、プロデュースは岡野ハジメ氏。
“so many people”といえばPV。
(このPV、前は公式YouTubeで見られたんですけど…「クリップス2」で見られます)
いきなり宮本先生のブリッジではじまります。
船の甲板でブリッジ!
続いて宮本さんの顔のアップ。画面からはみだすほどの。
視線の定まらなさ加減に注目です。
バンドの演奏シーンは、4人が妙に近い距離で、
宮本さんは不思議な形のマイクを握り、座って歌ってます。
あらゆるこの世の悲しみを
エレファントカシマシ “so many people” 詞/宮本浩次
のところ、
人差し指で目の下をきゅっきゅっとします。
演奏部分、もろもろたのしいシーンが盛りだくさん。
こういうイケイケの曲をなんで座って歌ってるのかと思いますけど、
逆に、座ってるから身振り手振りがあふれ返っちゃって、
この曲の衝動みたいなものが出てる気もする。
いいPVです。
ライブの”so many people”、これはもう大騒ぎでございます。
冒頭、宮本さんのギターで入りますが、
このギターの刻みだけで、キター!です。
定めなき世の定めだぜ かりそめでいい喜びを
(同上)
で、会場中がギャー!ってなります。
そんなのありかよ神様よ
(同上)
で、どわーっと加速して、サビ。
特に2番の
高速道路 朝日をあびて ダイナミックな町は
(同上)
はめちゃめちゃテンションがあがって、
もうわけのわからぬまま、
Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah Yeah Hoo!
(同上)
ここはステージ上と客席のガチンコ勝負。気合いの入る一場面。
終盤の盛り上がりの、
ソーメニーピープル 革命も瞬間の積み重ね
(同上)
ぐらいからは、
宮本さんの首振りがポイント。最近はやってないかな。
自分が盛り上がりすぎちゃってステージをあんまり観察してないんだけど、
このあたり、宮本さんかなりボルテージ上がってて、頭をぐらぐら揺らし髪振り乱しながら歌ったりしてました。
“so many people”は”ファイティングマン”や”ガストロンジャー”ほどやる頻度は高くないけれど、
ライブでやってくれるとほんとにうれしい曲のひとつ。
イントロだけでもう、スイッチ入る。
“so many people”のライブ映像が見れるのはこちらのDVD。
ROCK’N ROLL BAND FES & EVENT LIVE HISTORY 1988-2011
革命という、自分には絵空事のような言葉が、
革命も瞬間の積み重ね
(同上)
という文脈とメロディでもって、
身近なもののように感じられるという不思議。特にライブだと。すばらしいっす。