年別活動振り返り

2013年(エレカシのリリース、ライブなどを振り返る)

リリース

2013.03.21 
LIVE ALBUM『完全限定生産 6枚組ライブブートレグBOX[the fighting men’s chronicle] ~ THE ELEPHANT KASHIMASHI official live bootleg box』
LIVE ALBUM『「野音 秋」日比谷野外音楽堂 ライブヒストリー 下巻 エレファントカシマシ野音 chronicle2』 
※2005年5月23日に発売されたライブ盤の復刻リリース
LIVE ALBUM『「日本 夏」ロックインジャパン ライブヒストリー I』  ※2005年5月23日に発売されたライブ盤の復刻リリース2013.06.26 
ALBUM『THE ELEPHANT KASHIMASHI -deluxe edition-』※特典音源:渋谷公会堂ライブ(1988.9.10)完全ノーカット版、NEW MIX曲(ファイティングマン、習わぬ経を読む男、BLUE DAYS、花男)
ALBUM『ココロに花を -deluxe edition-』※特典音源:お宝DEMO、未発表曲(さよならばかり、BABY BABY)
LIVE ALBUM『THE ELEPHANT KASHIMASHI live BEST BOUT 』2013.11.20 
・45th SINGLE『あなたへ』・DOCUMENTARY『the fighting men’s chronicle エレファントカシマシ ディレクターズカット』2013.12.18 
・LIVE DVD『復活の野音 2013.9.15 日比谷野外大音楽堂』
TRIBUTE『エレファントカシマシ カヴァーアルバム2~A Tribute To The Elephant Kashimashi~』

MV

「あなたへ」

ライブ

10月14日(月・祝) 大阪城野外音楽堂 (エレカシ復活の野音)
10月13日(日) 大阪城野外音楽堂 (エレカシ復活の野音)
09月15日(日) 日比谷野外大音楽堂 (エレカシ復活の野音)
09月14日(土) 日比谷野外大音楽堂 (エレカシ復活の野音)

ライブ映像

◇SINGLE『あなたへ』初回限定盤特典DVD(2013.9.14 日比谷野外音楽堂)
  • 優しい川/四月の風/シグナル/あなたへ/ズレてる方がいい/今宵の月のように/友達がいるのさ/so many people/花男
◇DVD『復活の野音 2013.9.15 日比谷野外大音楽堂』(2013.9.15 日比谷野外音楽堂)
  • 地元のダンナ/四月の風/悲しみの果て/東京からまんまで宇宙/大地のシンフォニー/めんどくせえ/ゴクロウサン/星の砂/涙を流す男/はてさてこの俺は/なぜだか、俺は禱ってゐた。/風に吹かれて/シグナル/なからん/明日への記憶/あなたへ/さよならパーティー/笑顔の未来へ/ズレてる方がいい/俺たちの明日/今宵の月のように/武蔵野/コール アンド レスポンス/ガストロンジャー/ファイティングマン/待つ男
◇DVD『復活の野音 2013.9.15 日比谷野外大音楽堂』(初回限定盤のみ収録)「エレカシ復活の野音」ドキュメントエレカシ復活の日、9月14日野音初日のダイジェストを含む、復活の野音 2013.9.14/15 2日間を追ったドキュメンタリー映像。
◇「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」【初回限定盤】映像特典
  • 今宵の月のように(2013年日比谷野外大音楽堂”復活の野音”2013.09)

2013年のトピック

25周年イヤー

2013年の初頭、1月2月あたりはエレカシ界隈の話題がほとんどなくてさみしかったなぁ、というのは今でもよく覚えています。
病気なのだから当然じっくり休んでほしいという気持ちはありつつ、小さなことでも何か話題がないものかなあ、療養中だから仕方ないか…でも何か……という両側を行ったりきたり……

そんな中、3月19日に届いたPAOからのお知らせメールは本当に嬉しかった。
そのお知らせというのは、3月21日から25周年イヤーになるというもので、
・デビュー25周年記念ドキュメンタリー映画 製作開始・夏公開
・完全限定生産 6枚組 ライブブートレグBOX発売
・幻のライブCD「日本 夏」「野音 秋」再発決定
と、まずはこの3つが発表になりました。

PAOにお知らせのチラシが封入されていたのですが、メンバーで揃ってスタジオに入ったというコメントが書いてあって。大々的にでなくちょこんと右隅にそれがあって、これがほんっとうに何よりも嬉しかったです。

ドキュメンタリー映画「the fighting men&chronicle エレファントカシマシ」公開

7月12日から映画「the fighting men&chronicle エレファントカシマシ」が4日間限定で東名阪で公開になりました。
OK MUSIC/エレファントカシマシのデビュー25周年記念ドキュメンタリー映画が公開決定!

戦う男の25周年展

25周年を記念したイベントが渋谷タワーレコードの8階で行われました。

TOWER RECORDS/タワー渋谷店8Fでエレカシの軌跡巡る〈戦う男の25周年展〉開催!

ちょうど映画の公開とこのイベントの開催時期が重なっていたこともあり、イベント→映画というはしごをし、エレカシ飢餓状態だった私は、一気にエレカシを浴びて、ほんとに熱が出るかと思いました。

復活の野音

復活の野音と2014年のさいたまスーパーアリーナ公演が発表になったのは7月のことでした。
うちには7月11日にそのお知らせメールが届いて。
本当にうれしかったなあ………

 去年の十月十四日の日比谷の野音から約一年、ようやくコンサート活動に復帰することができることになりました。
左耳の聴力がほとんど失われてしまっていたことが嘘のように現在聴力はほぼ回復しました。
コンサートを休止していた期間、ファンの人達を始めいろいろな方から激励や心配のメッセージを頂きました。
エレファントカシマシを愛してくれてありがとう。
私はもう大丈夫です。本当にありがとうございました。
さあコンサートが始まるぜ!
みんな期待していてくれ!
エレファントカシマシ ボーカル 宮本浩次

エレファントカシマシ公式HPより

このコメントを何度繰り返し読んだことか。
野音は日比谷2days、大阪2daysの開催。
日比谷のチケットが予想通りの激戦で、私は初日はライブビューイングで、2日目は一般でとり中で見て、あとは大阪の最終日に参加しました。

トリビュート第2弾

この年の終わりにトリビュート第2弾が発売されました。
このアルバムは、私はとても気に入って当時よく聴いたし、今もときどき聴き直したりします。
このトリビュートは、宮本さんもすごく嬉しかった、と雑誌やインタビューで言っていました。

rockin’on.com/『カヴァーアルバ2~A Tribute To The Elephant Kashimashi~』
参加アーティストのコメント&全曲試聴特集!
https://rockinon.com/feat/elephantkashimashi201312/

侘助的回想

この年はシングル「あなたへ」のリリースもあったし、復活の野音があったし、トリビュート盤の第2弾も発表されたし、年末のフェスにも見事復活を遂げたし、 話題が枯渇していた2013年初めに比べて、後半はてんこもり状態でうれしい悲鳴の復活劇でした。

宮本浩次「(病気後、ソロをやると言ったことについて)そう、言ってたんですよねぇ。実は自分であの記事を見てびっくりしちゃったんですけど、あれは本音だったんです。今改めて思い出してみると、自分が完全になった段階で初めてバンドに行けるといいな、その前にソロかもなと思ってた可能性は、十分にありますね。だから実際、みんなにも『ソロどうなんですかねぇ?』って相談したんですけど、大反対を食らいましたね」
●ちょっと待って。それって事務所の人だけじゃなく、メンバーにも相談してたの?
宮本「しました」
●メンバーはなんて言ったの?
宮本「あ、メンバーは『凄くいいんじゃないか。まずそっちから行けばいいんじゃないか』って」
●本当に!? それは遠慮じゃなくて?
宮本「遠慮じゃなくて、言ってましたね」
●………なんか、凄いね、バンドで生き続けるというのは。
宮本「まぁメンバーは知ってますから」

MUSICA 2013年9月号

MUSICA 2013年9月号 復活後、いろいろ雑誌が発売されひとつひとつ読みましたが、この記事がとても印象的で……
宮本さんのいたって冷静な感じとか、最後の「まぁメンバーは知ってますから」という一言の凄み。
凄みというより、当人たちにはいたってふつう、当たり前のこととして語られているのが凄いなあと思ってしまった。

本当に、鹿野さんの「凄いね、バンドで生き続けるというのは」という言葉にじっとうなずくしかありません。 今に至る道程には、こんなこともあったのだと改めて思うし、だからこそ30周年を迎えた今の輝きがとてつもないんだろうなぁ、としみじみと思うのです。

6月だったかドキュメンタリー映画の「特報」が動画で配信されて、それを何度も見ました。 動くエレカシを見るのが本当に久しぶりだったので、それだけで感極まるというか・・・ 宮本さんがCDに「新曲」と書き付けていて、(おおお! 曲作ってるのか!!!)と、それも本当にうれしくて、早く聴きたくてたまらなかったです。

復活の野音は、あんなうれしいことってなかったですねぇほんとに 日比谷の公演、客席は(エレカシが戻ってきた!復活できてよかった!)という感動ムードでむんむんだったけど、一方の舞台上は、感動させようとか1ミリもなく(←当たり前なんだけど)、とにかく曲やる!歌う!という潔さみたいなのがあって、 そういう感じが、私は心の底からかっこよく思えました。

エレカシのことを好きになりたての頃、エピック時代をさかのぼって聴いていた頃、「涙」という曲の

悲しいときには涙なんか流れない
うれしいときには肩怒らせ世を笑うさ

という歌詞にずいぶん感銘を受けたことを、日比谷の復活の野音を見ながら思い出していました。
「涙」を歌っていた頃と、2013年のエレカシの気概が変わらないのがすごいなあかっこいいなあと思ったし、とてもうれしくも感じました。

そして復活の野音の千秋楽、2013年10月14日の大阪城野音。 こ~れはものすごいライブで・・・かなり忘れがたい。
アンコールで出てきた宮本さんが弾き語りで「涙」を歌ったのですが、 それは、客席があんまりにも盛り上がりすぎて、一旦クールダウンしなきゃ!と思って、パッとやったのだと、のちのインタビューで言っていました。
すばらしいコンサートでした。
一生のうちであんな経験はそうそうない。 完全復活だと思ったし、本当に奇跡のような一夜でした。
あの日の「生命賛歌」をもう一度体験できたらなあ。 あんなにすごいライブが映像で何も残っていないなんて・・・だから伝説になるのでしょうね。

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POSTED COMMENT

  1. まるみや より:

    こんにちは!
    2012~2013ソロのくだり・・個人的にここ近辺の情報がすごく薄かったので
    知ることができて嬉しいです、ありがとうございます。
    バンドって何なんでしょう・・
    この4人でだけ通じ合うことができる奇跡。一言で。
    ちゃんと話し合ったことも改めて知るとじーんと来るものがありますね。
    復活の野音、大阪千秋楽行けたのですね!
    きっと宝物でしょうね・・羨ましいです。
    立ち会えなかっただけに映像を!!と欲深くなってしまうんですが
    「残らないからこそ伝説」・・そうかもしれませんね。。

  2. 侘助 より:

    まるみやさん、こんにちは
    ソロの話、当時すごく衝撃でしたねえ
    ソロをやりたいと言った時も、一年後それを振り返って、メンバーはそれに賛同したという話も…
    ソロをやりたいと言って、回復のためなら一度やってもいいんじゃないかと思った私もどうかしてるのですが、
    当時はそう思ってしまって。そんなにしんどいんだったら、と。
    バンドという関係性は……それをやり続けることは、ほんとにすごいことなんだなあと、こういうエピソードを振り返って改めて思います。
    復活の野音は、PAOで2人がかりで申し込んで日比谷のチケットは外れてしまって、大阪の最終日しか当たらなかったんです。
    大阪千秋楽はほんとにすごかったです。映像化プリーズ…野音ボックスプリーズ…

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