目次
リリース
2008.01.01 35th SINGLE『笑顔の未来へ』(c/w 風に吹かれて-New Recording Version-)
2008.01.30 18th ALBUM『STARTING OVER』
今はここが真ん中さ!/笑顔の未来へ/こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい/リッスントゥザミュージック/まぬけなJohnny/さよならパーティー/starting over/翳りゆく部屋/冬の朝/俺たちの明日/FLYER
2008.03.05 36th SINGLE『桜の花、舞い上がる道を』(c/w それを愛と呼ぶとしよう)
2008.10.01 37th SINGLE『新しい季節へキミと』(c/w It’s my life)
MV
笑顔の未来へ
桜の花、舞い上がる道を
新しい季節へキミと
ライブ
05月02日、03日 渋谷C.C.Lemonホール (コンサートツアー2008 “STARTING OVER”)
など
ライブ映像
◇ROCK’N ROLL BAND FES & EVENT LIVE HISTORY 1988-2011
- 笑顔の未来へ
(2008.08.02 ROCK IN JAPAN FES. 2008) - 絆(きづな)
(2008.12.30 COUNTDOWN JAPAN 08/09) - 笑顔の未来へ~新しい季節へキミと
(2008.08.31 SWEET LOVE SHOWER 2008/山中湖交流プラザきらら) - 新しい季節へキミと
(2008.8.23 SOCIETY OF THE CITIZENS 2008/JCBホール) - チャンスは今夜
(2008.10.12 野郎共の競宴/SHIBUYA-AX)
◇SINGLE『桜の花、舞い上がる道を』初回限定盤A特典DVD
- 今はここが真ん中さ!/今宵の月のように/翳りゆく部屋/俺たちの明日
(COUNTDOWN JAPAN 07/08 幕張メッセ国際展示場 2007/12/29)
◇SINGLE『桜の花、舞い上がる道を』初回限定盤B特典DVD
- おはよう こんにちは/太陽の季節/花男/デーデ(2008.01.06 ZEPP TOKYO)
◇SINGLE『新しい季節へキミと』初回限定盤特典DVD
- パワー・イン・ザ・ワールド/孤独な旅人/今をかきならせ/友達がいるのさ/笑顔の未来へ/FLYER/俺たちの明日/今宵の月のように
(2008.06.28 日比谷野外音楽堂)
◇「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」【初回限定盤】映像特典
- 俺たちの明日
(2008年日比谷野外大音楽堂 2008.06.28)
ライブ音源
◇完全限定生産 6枚組ライブブートレグBOX[the fighting men’s chronicle] ~ THE ELEPHANT KASHIMASHI official live bootleg box
【Disc6】 history of japan 「日本の歴史」エレファントカシマシ ロックインジャパン ライブヒストリーⅡ
新しい季節へキミと/俺たちの明日/ファイティングマン(2008.12.30 COUNTDOWN JAPAN 08/09)
2008年のトピック
「笑顔の未来へ」衝撃のMV
「俺たちの明日」に続く、ユニバーサル第二弾シングル「笑顔の未来へ」が元旦に発売。
私がこの曲のMVを見たのは、原宿のKDDIデザイニングスタジオという場所でした。
鹿野さんのスペシャの番組にエレカシがゲストで呼ばれたんですね。
観覧は抽選ですでに締め切られていたけど、当日券が出るというので行ってみたものの、結局遅すぎて当日券は入手できず。
スタジオの外のロビーに大きな画面があり、そこで流れていた「笑顔の未来へ」を見たわけなのですが……
観覧は抽選ですでに締め切られていたけど、当日券が出るというので行ってみたものの、結局遅すぎて当日券は入手できず。
スタジオの外のロビーに大きな画面があり、そこで流れていた「笑顔の未来へ」を見たわけなのですが……
衝撃でした。
映像見てのけぞりました。これは比喩ではなく、若干のけぞったと思う。
この衝撃は・・・正直言うと否定的な感じも含んでたと思います。個人的にですけど。
ライブでも定番の曲だし、今ではいい曲だと思うのですが、当時はこの曲自体にもMVにも、いろんな意味で驚いてしまった。
エレカシの歌詞に《my little girl》という言葉が使われるとは。
それまで私が抱いていた「エレカシとはこんな感じ」というイメージを覆すものでした。
まぁ……そういう固定概念こそ、エレカシからすると邪魔でしかないのでしょうし、壊してなんぼというか……
それぐらい今までと違った新しいことをしたかったということなんだろうな……と今では思います。
エレカシの新機軸だったんですね。
MVは・・・落ちついて見れるようになるまで時間がかかりましたが
かわいいですよね、女の子も宮本さんも。宮本さんに「かわいい」という形容はいまだにちょっと緊張しますが、そういうのもアリなのか…アリなのね……そうか……と妙に納得させられた画期的なMVでした。
2008年の新春ライブ、Zepp TOKYOの帰り道。
私はりんかい線経由で新宿まで帰ってきて、総武線に乗り換えたかったのですが、間違えてなぜか新南口の改札を出てしまい、あーあ、と思いながら甲州街道を歩いていると、視線がビルの上にくぎ付けに。新宿フラッグスの上の巨大スクリーンで「笑顔の未来へ」のMVが流れていたのです。
私はりんかい線経由で新宿まで帰ってきて、総武線に乗り換えたかったのですが、間違えてなぜか新南口の改札を出てしまい、あーあ、と思いながら甲州街道を歩いていると、視線がビルの上にくぎ付けに。新宿フラッグスの上の巨大スクリーンで「笑顔の未来へ」のMVが流れていたのです。
新宿の空の下、小さな女の子に翻弄されている宮本さんの姿を眺めながら、エレカシも新しい扉を開けたのね・・・としみじみ思ったのでした。
アルバム「STARTIG OVVER」リリース
この年のトピックはなんといっても2年ぶりのアルバム「STARTING OVER」の発売。
いいジャケットだなぁ……
1月早々にリリースされたんですね。
宮本浩次「40代の自分の今の気持ちは”笑顔の未来へ”なんだけれども、10代の時は例えば”リッスントゥザミュージック”かもしれないし、いろんな時代の恋愛観っていうテーマを通して、人生を歌うじゃないですけど、恋愛っていうものに託して歌うことで何か、きらめきたい、輝きたいけどなかなかその時が過ぎるのは早く--ちょっと言葉にするとオヤジくさ過ぎちゃうんですけど」
brdige 2008 vol.56 spring
インタビューで渋谷さんに、エレカシとしては画期的なラブソングが多いアルバムだと評された宮本さんは、こんなふうに答えています。
確かに「STARTIG OVER」はラブソングが多いですね。
聴きはじめの頃、私は「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」がすごく好きで・・・あのバサッと終わる最後が絶望的でかっこよかった。
「starting over」も激渋ですごく好きでした。
野郎共の競宴(CHABOのイベントに呼ばれる)
CHABOのお誕生日お祝いの恒例ライブにエレカシがゲストで参加。
01.今宵の月のように
02.悲しみの果て
03.さよならパーティー
04.狂走曲21番(泉谷しげるカバー)
05.よそ者(RCサクセションカバー)
06.チャンスは今夜(RCサクセションカバー)
07.笑顔の未来へ
08.新しい季節へキミと
09.俺たちの明日
10.ガストロンジャー(アンコール)
(エレカシDBさんより)
今はなくなってしまったSHIBUYA-AXでのライブ。
RCのカバーが聴けたのが感無量でしたねぇ。
この頃のライブはサポート(蔦谷さん、ヒラマさん)がつくのが常になっていたけど、このイベントでは4人だけでした。
特に「よそ者」は忘れられない。
この頃のライブはサポート(蔦谷さん、ヒラマさん)がつくのが常になっていたけど、このイベントでは4人だけでした。
特に「よそ者」は忘れられない。
清志郎が亡くなる前の年で・・・宮本さん、清志郎についてはMCで何も話してなかったけど、心の中では強く強く彼のことを思っていたんじゃなかろうか。そんな歌声でした。
十代の頃、憧れ、繰り返し演奏したRCの曲。メンバーには万感の思いがこみ上げたでしょうねぇ
CHABOさんは「冬の朝」の詞を朗読していました。
エレカシとCHABOが一緒に曲を演奏し歌う、ということはなかったけれど、互いへの思いは十分過ぎるほど伝わってきました。直接共演しなかったことでその思いはかえって強く感じられたような気がします。
侘助的回想
2007年、レコード会社を移籍し「俺たちの明日」という復活ののろしを上げたエレカシ、2008年はメディアへの露出もとても増えました。
「僕らの音楽」では川上未映子さんと対談。
papyrus
という文芸誌でも川上さんと対談していました。
「泉谷しげると翼なき野郎ども」も2008年でしたか。
泉谷さんのCSの番組に宮本さんが1人ゲストに呼ばれて、「春夏秋冬」と「桜の花、舞い上がる道を」を歌います。
「僕らの時代」に泉谷さん、本上まなみさんと一緒に出たのもこの年でした。
泉谷さんがらみが多い(笑) どちらの番組ももれなく面白かったです。
「新しい季節へキミと」の、白シャツの上で花が咲き魚が泳ぐという斬新なMVにはびっくりしましたけど、新しいことを次々とやろうとしている時期だったんでしょうね。
「STARTING OVER」も7位に入り、シングルは続々とリリースされ、右肩上がりの2008年。
いろんな情報がいっぱいで、私は隅々まではチェックできてなかったけど、シングルは初回限定盤を買い、東京のライブは毎回参加し、盛り上がるエレカシ界隈をしみじみ嬉しく思いながら眺めてました。
翌年、2009年もこれまたてんこ盛りな一年となります。