最近エレカシのファンになった方の中には、どのアルバムから聴くべきか、買うべきか、
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
その参考になればと思い、おすすめのアルバムを今日はちょっと書いてみようかと思います。
(独断と偏見だらけですので悪しからずご了承を)
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◆入門コース
とりあえずベスト盤がほしい、ということであれば、
今月19日に発売の「THE BEST 2007-2012 俺たちの明日」を。
ここ5年間のエレカシのシングル曲がすべて収録されています。
映画「のぼうの城」の主題歌「ズレてる方がいい」も入っています。
<追記>
2017年3月にエレカシ初のオールタイムベストが発売されました。
宮本さんも強くオススメしていた初回限定盤は、ライブ映像特典もオマケでついています。
それから、2000年に発売されたベスト盤「sweet memory~エレカシ青春セレクション~」もおすすめです。
「悲しみの果て」「今宵の月のように」「風に吹かれて」を網羅しつつ、
この3曲が好きな人は、きっと好きな感じの曲がたくさん収録されています。
◆お手軽コース
21枚のアルバムを揃えるなんて途方に暮れる、
でもエレカシの激しいのやバラードや、いろんな曲を楽しみたい……そんな方には、
自選作品集のベスト盤3枚がおすすめ。
エレカシが現在のユニバーサルへ移籍する前に所属していたレコード会社3社からそれぞれリリースされていて、
デビュー~2006年頃までのエレカシの曲から、
ボーカルの宮本さん自身が選曲し、練りに練って曲順を決めたそうです。
リマスター盤なので音もいいです。
◆どっぷりコース
なんだかもうワケがわからないが、一生エレカシに着いて行くことは、もう決意してしまった……そんなあなたに。
すべて揃えることを前提に、手始めに買うものをおすすめしてみます。
・ユニバーサル時代
直近4枚のアルバムは全部買いです。
(追記:2016年、3年半ぶりのオリジナルアルバム「RAINBOW」も大傑作)
(追記:2018年、30周年の翌年にリリースされた「Wake Up」も大傑作)
・東芝EMI時代
悩みますが……この三作を。
「扉」…ドキュメンタリー映像「扉の向こう」と併せてお楽しみ下さい。2004年。
「DEAD OR ALIVE」…バンド回帰した5曲入りミニアルバム。2002年。
・ポニーキャニオン時代
宮本さん自身もバンドとして最高のアルバムといっているこの2枚を。
「明日に向かって走れ-月夜の歌-」…「今宵の月のように」「風に吹かれて」収録。1997年。
「ココロに花を」…「悲しみの果て」収録。1996年。
・EPICソニー時代
迷わずこの3枚。
「東京の空」…7枚目。ブレイクを予感させるEPICで最もポップな1枚。1994年。
「ELEPHANT KASHIMASHI」…記念すべきデビューアルバム。1988年。
※deluxe edition
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他にも、
しっとり系、ラヴソングがお好きなら、「ライフ」「愛の夢」を。
ボーカル宮本浩次独特の内省的で文学的な歌詞を堪能したいなら、「ELEPHANT KASHIMASHI II」「浮世の夢」を。
結局全部なんですが……
それから、エレカシはその時期その時期によってカラーがけっこう変わるので、
その転換期、レコード会社の変わりめ、
EPIC最後「東京の空」→キャニオン最初の「ココロに花を」、
キャニオン最後の「愛と夢」→東芝最初の「good morning」、
東芝最後の「町を見下ろす丘」→ユニバーサル最初の「STARTING OVER」、
このあたりを並べて聴くと面白いかもしれません。
これにデビューアルバム、最新作、
EPIC時代の「生活」を揃えると、かなり網羅的にエレカシが楽しめる気もします。
これでも9枚ありますね……
やっぱりかなり偏った感じになってしまいました。
いろいろえらそうな感じがしたらすみません。
アルバムとのよき出会いがありますよう。