ライブ関連

2015.07.11 Zepp Tokyo 「LIVE FACTORY 2015」(エレカシライブレポ))

セットリスト
1. 俺の道
2. 悲しみの果て
3. Destiny
4. 今宵の月のように
5. ズレてる方がいい
6. デーデ
7. めんどくせえ
8. ガストロンジャー
9. ファイティングマン
10. 待つ男



「FACTORY」に行ってきました。
行こうかどうしようかな、と迷ってたんですけど、
久しぶりだし、行ってみよう、ということになりました。

長丁場だし、ぼちぼちまったりやろうと思ってたのですが、
エレカシまでほぼ全部観てしまった。
9mmは、音源をがっつり聴いてるわけではないけど、
それでも聴いたことある曲が多かった。
9mmは音が鳴るともう「9mmだ!」って感じさせるぶっちぎりの個性がやっぱりすごい。
Vo.の人がはけていく時の笑顔と紳士なお辞儀がとってもさわやかで、そのギャップにやられそうになりました。
初めて見たのはPELICAN FANCLUBとドラマッチックアラスカ。
PELICAN FANCLUBはすごく良くって好きな感じでした。これからが楽しみ。
ユニゾンは3ピースで、ライブの場数踏んでるんだろうなーという感じの
堂々としたステージだった。変拍子とかリズムが凝ってて、曲もキャッチーな感じ。
ベースの人のジャイアンみたい(←奔放な感じ)なキャラと、クールなVo.の対比が面白過ぎるフロント二人でした。

そしていよいよエレカシ開演前。
DJ片平実さんのかける音楽(スカパラとかRCとかモンパチとか)を聴きながら、
エレカシの登場をそわそわしながら待機。
MCのブライアンさんが出てきて、「あんまり特定のバンドのこと言うのはよくないかもしれないけど、エレカシ観るの久々なんですよ!」
とおっしゃってて、会場がワーッ!てなりました。

ブライアンさんの呼び込みで、遂にエレカシ登場。定刻よりも少し早め。
ほんとにすごい久しぶりで、ドキドキしながら興奮を抑えながら見ていましたが、
エレカシのみなさんはいつものように(宮本さんは白シャツで猫背気味に)しずしずとステージに現れます。
サポートはヒラマさん一人だけ。

この「FACTORY」の何がすごかったかって、
エレカシ登場の時の歓声がとんでもなかったです。
エレカシファン一人ひとりの心の中の「待ってたよ」、
そんなにファンじゃないけど見たかったっていう人の「待ってたよ」、
その場で渦巻いていたいくつもの「待ってたよ」ががーっとひとつになって、
その日一番、歓声がすごかったんじゃないかというくらいでした。

演る方も久しぶりでうれしかったのか、
ステージを右へ左へよく走り回ってたし、
“Destiny”でトミの後ろに行ってみたり、
成ちゃんの帽子を何度も取り上げたり、それを石くんにかぶせたり、
両サイドにいるカメラにからんで、カメラマンの人に苦笑いされてたし、
客席をよくあおってたし、
両腕をVの字にめいいっぱい広げる例のポーズも連発してて、
終始宮本さんはご機嫌のようすでした。

定番のセトリだったけど、久しぶりに“めんどくせえ”をやってました。
2013年の「復活の野音」以来だったけど、
この曲はライブハウスが合うのかな?
メリハリがはっきりある曲なので、それに合わせて照明が切り替わり、
すごいかっこよかった。
《鼻がぎゅーっとなって》のところで、しきりに鼻をつまんでました。
宮本さんのギターは、タンゲマンのカスタムじゃなくて黄色?黄土色?のストラトでした。

ギターのことで言うと、“ガストロンジャー”のイントロのリフを
石くんじゃなくてミッキーが弾いててちょっとびっくり。

この日一番のサプライズは、最後の“待つ男”。
ワンマンで最後によくやる曲ではあるけど…

“ファイティングマン”が終わったあと、はけていくのかと思ったら、そのまま残って、
時間が余ったのでもう1曲やると。客席はもう「ワー!」ですよ。
「何やろうかな。知ってる曲がいいか。でも知らない曲やります!」
と言って始まったのが“待つ男”でした。
この“待つ男”がほんとにすごかった…
いつだって“待つ男”はすごいんだけど、
今回のは…役者宮本全開というか、宮本劇場がいつにも増してすごかった。
《ああ 外をながめれば》のところだったっけ、
目の上に手のひらをかざして「ながめる」しぐさをしたり、
《信じらりょか》か、その同じ節のところ、どこかで、
首をブルブルさせて(悦に入るみたいな感じ?)、そのブルブルがすごかったり、
悲しみとおかしみと絶望と希望と、すべてをたたえたこの曲を、
曲の世界に入り込み、何かに取り付かれたように
歌をフロアに叩きつけていました。あの「どうだ!」感は気持ちいいぐらいだった。

これが生中継されているかと思うとゾクゾクしたなあ…
9mm観て、ユニゾン観て、このあとテレフォンズを観ようと思っている
若者からすれば、きっと相当びっくりだと思うんです。なんじゃこりゃ!ぐらいの。
こんなイベントで、若者に混ざって“待つ男”。最高でした。
よくぞぶちこんでくれました(笑)。
後奏で宮本さんは
「ご清聴ありあとうございました!」
「みんな、かわいいぜえーー!」
と絶叫。

最後、宮本さんは袖にはけながら「おれたちが元気もらっちゃった!」と
はっきりした口調で言って去って行きました。
演奏する側も、手ごたえのあるライブだったんでしょうか。
……でも、こっちが元気もらいましたから、その何倍も!

イベントで短い時間だったけど(ほんとにあっという間だった!)、
バンドがいい演奏をし、客席が熱いレスポンスを返し、
互いにいい「気」を放ち合った、いいライブだったなあと思います。

あの場の空気をどう表そうかと、いつも言葉に詰まるけど、
ほんとにすごい迫力で、もう、やっぱり歌がすごいのです。
もう今さらって感じですけど、久しぶりだったせいか圧倒されてしまい…
なんでしょうね、会場の客一人一人の思いをつかみ取り、
ぐいっと引き上げるあの力。
あのバンド、あの歌には、普段隠している、すずしげに暮らしている私の
何か開けてはいけない蓋をぱっくり開けてしまう力があるのです。

今回のイベントは若い人がたくさんいました。いろんな世代の人がいた。
みな、仕事場で家庭で、すれ違ったり、不条理なことがあっても、
大人な態度で日々を送ってるんだろうと思う。
時々、作り笑顔も作れるくらいには大人だ。
そしてやがて作り笑顔になっていることすら無自覚になっていく。

そんなところにエレカシの歌が響く。
年が違っても、環境が違っても、
エレカシのことをそんなに好きじゃなくても、
みんなココロの片隅に小さな「エレカシ」を持っているんじゃないかと思う。

だからライブで刺激される。
これでいいのだと納得する自分と
これでいいのかと不安になる自分との間で。

多分、テレフォンズやロッキンや
いろんなTシャツを着た人たちも含めた観衆から、
冒頭、ワーッと上がったすごい歓声は、
いろんな世代のココロの片隅の「エレカシ」がひとつになって
沸き起こしたものだと思う。

知らないことを知るって、本当にすごいことだ。
私が知らなかったバンドを知ったように、
知らなかったエレカシを知って興味を持った人もいたんだろうな。
昨日持ちえなかった感情を
今日持ってるって、つくづくすごいことだ。
それは偶然とも思えるし必然とも思えるし、
おそらくは、少しずつそこにつながるうっすらとした道が出来ているような気もする。
…などと、昔エレカシと出会った頃を思い返しながら、思いをめぐらしてみるのでした。

うん。なんか、しみじみといいイベントだったな。

きくちPの音組ブログ
http://otogumi.fujitv.co.jp/lovekp/D20150711.html
きくちPが熱いコメントを寄せてらっしゃいます。

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POSTED COMMENT

  1. ぷうこ より:

    こんにちは、いつも詳細かつ熱のこもったレポ、ありがとうございます。久々にコメントします。
    侘助さんの更新、いつも楽しみにしています!
    いつも貴重な情報ありがとうございます
    私もFACTORY行きました。
    どこかで顔を合わせていたのかと思うと不思議な感じです♪( ´▽`)
    私は仕事上がりの主人(LIVE初体験)と行ったのであまり無茶できませんでしたが、エレカシの時だけは一人で頑張って前に行けました。
    思ったより広くなく、宮本さんを今までで一番近くで見られたのでずーっと興奮しっぱなしで…
    刺さるような眼光がはっきりと見えて、本当にエレカシ的にも久しぶりのLIVEで気合い入ってたみたいでしたね。
    「聞いてちょ」とか、「バラードです(デーデの前に)」とか、お茶目発言も多かったですね。
    FACTORYだから渋めの選曲かな?と予想していたら、生中継を意識してなのか、シングル曲が多かったですね。
    「俺の道」聴けて嬉しかったなあ〜〜
    新曲、どうなるんだろう?
    JAPANにインタビューが載るみたいなので、それまでにははっきりとしそうですね!
    それにしても、半年のエレカシ不足はあんなにもみんなを爆発させるんですね!
    自分の親ほどの年の方もいて、ああ、みんな観たかったんだな…と感慨深くもなりました。
    きくちPのBlogも見ました。
    この人には本当に頑張って欲しい…また地上波で番組作って欲しい!
    また更新楽しみにしてますね!

  2. 侘助 より:

    ぷうこさん、こんにちは♪
    FACTORYいらしてたんですね! すれ違っていたのかもしれないと思うと不思議な感じです。
    ご主人と一緒に!素敵〜
    Zeppは結構間近で見られますよね。やられちゃいますよね!
    聞いてちょ!とか言ってましたねー(笑)あの日はお茶目とキレキレが両輪フルスロットルでした!
    待機してる時のあの前のめり感(自分も含め)はすごかったですね〜半年あきましたからねえ
    待つことに慣れたところにあれを見せられたら、もっと!もっと!ってなってしまいます。困ったもんだ(笑)
    きくちP、テレビ界に貴重な存在ですよね。戦ってると思います。私も応援してます。どんどんいい番組つくってほしい。
    新曲もアルバムも一体どうなるんでしょう! JAPANもでるし、PAOも発送の時期がやってくるし、いろいろそれで見えてきそうですね(^^)

  3. 侘助 より:

    鍵コメさま、こんにちは!
    エレカシ、動き始めましたね(^^)
    今回はほんとに待ち時間が長かった(笑)
    私も先日はひっさびさのライブで感激したし、そのあとのエレカシ情報がもう嬉しくって嬉しくって。
    ねえもうこんなにどうしましょうね!?
    公式ページの写真もドーンとモノクロ男前なのがきましたね!
    ひとまず配信です〜。ついに新曲!
    PAO読んでさらにウズウズウズウズ、待ちきれません♪
    鍵コメ様は、夏のイベントも近づいてきましたね! 楽しみですね!
    なんだか他人ごととは思えません! 楽しんできてくださいね〜!
    よかったら感想きかせてくださいね(^^)

  4. 侘助 より:

    鍵コメさま、こんばんはー(^^)
    新曲聴きましたよー♪ 繰り返し聴いてます。
    けっこう好きな感じで、どちらかというと、これから聴きこんでいって、ライブで観て聴いて、スルメ的にどんどんはまっていくタイプの曲かな、という気がしてます。
    そしてまた鍵コメさまのお考えも、全然おかしくないと思います。そのものさしで考えると、私も同様、うむむむむ…となってしまいます(笑)
    そのへん、豪快にドーン!といってほしい思いはファンとしてももちろんありつつ。
    でも、個人的には好きなところがたくさんある曲ではあるので、
    はやくライブで聴いてみたいです(^^)
    けっこう音的に凝ってる感じはしますよね。そういうモードなのかな?
    答えになってないかもしれないのですが、
    最近のシングルは究極の一曲をめざしてる感じはします。こんなこと聴き手がいうのもおこがましいですけど、
    一歩一歩、究極に近づこうとしているような…だからなんだ、究極ってなんだって話ですが…うーん、漠然としてますね。うまく言えなくてごめんなさい!

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