ライブ関連

2013.10.14 《エレカシ野音》大阪城野外音楽堂(復活の野音千秋楽)(ライブレポ)

10月14日大阪野音のセットリスト(EKDBさんより)

1. 歴史
2. 新しい季節へキミと
3. 四月の風
4. 悲しみの果て
5. めんどくせえ
6. デーデ
7. 涙を流す男
8. はてさてこの俺は
9. 秋―さらば遠い夢よ―
10. シグナル
11. なからん
12. 風に吹かれて
13. パワー・イン・ザ・ワールド
14. 武蔵野
15. 大地のシンフォニー
16. あなたへ
17. 旅
18. 世界伝統のマスター馬鹿
19. 生命賛歌
20. ズレてる方がいい
21. 俺たちの明日
アンコール1
22. 友達がいるのさ
23. 今宵の月のように
24. 笑顔の未来へ
25. さよならパーティー
26. so many people
27. ガストロンジャー
28. ファイティングマン
アンコール2
29. 涙
30. FLYER
31. 待つ男

ライブレポ

・宮本さん→白シャツ。石くん→グレーの半袖T(髪→赤と緑)。成ちゃん→黒シャツに黒ハット。トミ→紺シャツ。

・1曲目の”歴史”。イントロ、成ちゃんのベースが入り、客席がオォ~とざわめく。
最初、石くんの「赤と緑」が妙に気になったけど、でも曲にどんどん引き込まれる。1曲目の”歴史”はやっぱりいい。映える。2011年の日比谷を思い出す。

・宮本さん、ギター持って弾く曲でも、ギターを弾かずに、歌いながらの手ぶり身振りがすごく多かった。その過剰なまでのジェスチャー、演者の気持ちが伝わってきて嬉しかった。”四月の風”の時に、なぜか顔の横で両手でVサインをしたのがカニみたいで、ちょっとおもしろかった。

・”涙を流す男”。イントロの、トミがコンコンコン…とリズムをきざむ→宮本さんギターかき鳴らす→成ちゃんのベースソロ。ここしびれました。いいアレンジ。かっこよかった。
ミッキーのギターソロがまたものすごくて、このスライドギターで曲のテンションが一気に上がる。ソロが終わってボトルネックをはずしアンプの上に置くしぐさもスマートで男前でした。

・”はてさてこの俺は”。前半部分、日比谷の時は弾き語りだったけど、今回はバンドでアレンジされていた。トミがスネアの縁の金属を叩いてコンコンという音を鳴らしてるんだけど、ペーソスがあって、曲によく合っていた。アレンジされて、曲がよりチャーミングになってたと思う。

・” 秋―さらば遠い夢よ―”。透き通るようなあたたかい宮本さんの歌声が、暮れかけた大阪の空に吸い込まれる。宮本さんの口笛。後ろで待機しているトミが、テンポをとりながら首を振ってて、なんかいいなーと思った。
「ライフ」レコーディングの頃を思い出してか、MCでNY同時爆破テロの話をしていたのもこの曲。大阪城公園はあんまり歩いたことないけど博物館には行ったことがある、とか。

・どこかのMCで、実は自分は面白いことあんまり言ってなくて、石くんの方が面白いことを言う、と宮本さん。石くんの髪の色のことに触れ、昨日は半分金髪だったけど、今日は緑に…気合い入れてます、みたいな感じで。宮本さん、ここで石くんにマイクの方を指さすようにさりげなく誘導(なんかしゃべれば、みたいな)、で、石くん「ありがとうございます」。うつむき加減の宮本さんがここでニッと小さく笑顔(一瞬)。

・石くんのヘドバン。赤緑の長髪が上下に左右に乱れて、歌舞伎の連獅子みたいだった。

・≪なからん≫の曲。裏声ではじまり、途中地声で歌われ、サビは裏声のひりひりするような絶叫。1曲の中でいろんな歌い方。

・”武蔵野”。≪あなたのやさしいうたも全部幻≫のあたり、スモークが大量に出ていたのか、ステージ上が白くもやっていて、本当に幻のようだった。

・”あなたへ”。曲の前に「金があればいいと言っていた人が≪わたし≫とか≪あなた≫とか歌うようになって。成長しました」という意味あいのことを言っていた。「思っていることをそのまま歌にした」というようなことも言っていた。

・≪世界伝統のマスター馬鹿≫と歌う、その≪ぶぁーーーか≫という不遜な憎々しげな歌いっぷりがすばらしい。エレカシはこうでなくちゃ。この曲の時、強い風が吹いて、白い煙が舞台上で大きくうねって、めちゃくちゃかっこよかった。

・”生命賛歌”。≪生活の音が≫のところで耳に手をあてていた。≪「オ・レ・ニ・チ・カ・ラ・ヲ」「オ・レ・ニ・ユ・ウ・キ・ヲ」≫のところで、手のひらを上にして、小指から1本ずつ折る「カモン」みたいなしぐさ、逆光のシルエットで超絶にかっこよかった。

・”ズレてる方がいい”。最初の歌部分が終わってバンドの音が入る時の、客席のハジけ方がすごかった。「待ってました!」という思いがここで炸裂したみたいに一気に沸いた。

・”友達がいるのさ”。2番は≪大阪中の電気を消して≫と大阪に変えて。
曲の途中で宮本さんが石くんをヘッドロック。相変わらず石くんはされるがまま。挙句、石くんの頭は赤緑。
もうなんか笑えてくる。笑いながら、ちょっとほろっとする。ヘッドロックで泣けるなんてどうかしてると思うけど、”友達がいるのさ”はそういう曲なんだな。エレカシはそういうバンドなんだな、と思う。

・”今宵の月のように”の≪ポケットに手を突っ込んで歩く≫の部分でいつもやるポケットに手をつっこむしぐさ、いつもよりアピールしている感じがちょっとおもしろかった。

・1回目のアンコールの時、”so many people”のイントロをちらっと弾いたので、やるんだ!? と思って嬉々としていたのに、別の曲をやったので、今日はやらないのか……としょげていたら、その次が”so many people”だったので異様に盛り上がった。焦らされたのか。

・”涙”。ストラトで弾き語り。ぱっと、さっと、ためずに歌った。それがよかった。うーん。この曲をやるとは…感無量。2回目のアンコールの最初という、曲の流れもとてもよかった。
この曲の前だったと思うけど、宮本さん「ようやくプロになれました」と。

・「病気に甘えちゃだめですね」「これからも厳しくやさしく見守ってください」というようなことをアンコールのどこかで言っていた。

・”待つ男”。最後はシャツの脇がぱっくり裂けてた。
曲の途中で、宮本さんは「エレファントカシマシをよろしくお願いします」と絶叫していた。
赤い照明に包まれた燃えるようなステージを見てると、もうなんなんだ、この人たちはと思ってしまった。日比谷や大阪1日目のセットリストから、今日の最後は”待つ男”だろうなあとなんとなくわかってはいたのに、なのに、やられてしまった。最後の最後に一体どこからこのパワーは出てくるのか。たぎるようなエネルギーに圧倒されて微動だにできなかった。
≪何をあわてて ぶざまにこける≫≪富士に太陽ちゃんとある≫
エレカシのこれまでの来し方を、そしてこれからを全身全霊で表現していたのがこの日の”待つ男”だったような気がする。

—–
昨日の大阪は、雲ひとつない青空、とてもいいお天気でした。
ライブ中もずっとさわやかな風が吹き抜けて、ほんとに気持ちよかったです。
「復活の野音」の千秋楽にふさわしい、すばらしいコンサートでした。
私は、とんでもないものを見てしまった。いやー、ほんとにとんでもないものを見てしまいました。すごかったです、大阪野音。
思えば、前半はわりといつも通り進んでいたと思うのです。宮本さん言うところの「プロの歌と演奏」。

潮目はやっぱりあの曲だった。”生命賛歌”。
イントロの切り裂くようなギターリフが流れた瞬間、びっくりして(この曲やると思わなかったので)、うれしくて、でも客席は最初はわりとおとなしめだったんじゃないかと思います。
それが、宮本さんの太く力強く響き渡る歌声、メンバーの渾身の演奏を目の当たりにして、客席が徐々に白熱していくのが、ありありとわかりました。
ステージ上の熱が客席を包み、客席の感動がまたステージに跳ね返ってさらにボルテージが上がっていく。宮本さん叫ぶ、客が食らいついていく。その応酬。
曲が終わった時は爆発するような拍手。あちこちから「かっこいいー」という声が漏れていました。
あの”生命賛歌”は奇跡だったと思う。奇跡というと大げさかもしれないけれど、ちょっとそんな感じの瞬間でした。何かが降りてきたんじゃないか、というぐらいの。誰も何もコントロールできない何かが、あの”生命賛歌”には宿っていた気がします。
でも、この奇跡の”生命賛歌”が生まれるまでには、それなりの流れがあったんだな、と今になって思います。
その前の”世界伝統のマスター馬鹿”や、やるたびに進化していく新曲群、”武蔵野”、”大地のシンフォニー”、それまでに演奏された曲によって充満していた熱気が一気に”生命賛歌”で炸裂したという感じ。
そうそう見れないです、あんな”生命賛歌”。あーびっくりした。もう≪吃驚したぜ。≫です。あんなことってあるんだなあ。今までライブに行った中で、1、2を争う感動的な体験でした。

大阪城野外音楽堂。昨日、あの場にいれて幸せでした。
エレカシのライブは、こんな感じだろうな、という予想をいつも楽々と超えてきて、
今までで最高だった! と毎回ライブの記憶を書き換えてくれるけど、やっぱり今回もそうでした。
「復活」どころの話ではなく、もうどんどん前に向かって走っているエレカシの皆さんで、私はもうそれに無我夢中でついていくしかないとしみじみと思わされた今回の野音でした。

開場待ちをしていた時に、”武蔵野”っぽいなと思って撮った野音の裏の木々。
大阪でやった”武蔵野”も、ほんとに最高でした。

2013.9.15 《エレカシ野音》日比谷野外音楽堂(復活の野音2日目)(ライブレポ)15日のことを少し。立ち上がってめいいっぱい気合い入れて見たので、覚えていることだけ思い出して書きます。 東京はこの日、雷と雨の音...

POSTED COMMENT

  1. じゅん より:

    まだ心は野音を彷徨っています。
    頭もまとまらず、最高だったコンサートを反芻したいんだけど、余韻に浸るのが辛くなるぐらいに素敵でした。
    だから、ヨロレインさんの日記、首がどうかなるぐらいウンウンと読んでいます。
    本当にボルテージがすごかったです。ボルテージって言葉、普段あまり使わないけど、今はぴったりです。
    『生命賛歌』は奇跡です!ライトや煙までが完璧でした。あの曲はエレカシの全てがぎっしり詰まってるみたいな気がしますね。本当に好き!
    会場というと、『パワー・イン・ザ・ワールド』あたりからすごかったような気がします。わたしは『扉の向こう』が好きで何度も何度も観たので、あの熱を出しながら振り絞る姿と重ね合わせていました。
    いやでも、あの日はもはや『歴史』からすでに違ったかも。。。
    いや、それは前日からの流れかも。。
    前日は前半ややボルテージが上がり切らず、(後半には爆発したが)硬さが残っていたのかもしれません。他の人はともかく少なくてもわたしは「今日は何が何でも!」的な思いで最終日に望みましたので、そんな思いも詰まっていたのかも。最高の大阪のオーディエンスを見せてやる根性。
    『ズレてる方がいい』の歌い出し、二回やり直してましたね。なぜかああいうところが愛しくてたまらないんですけど。
    あといまでも思い出して笑えるのが、「ギター!」って紹介して自分が前に行って弾いていた(^-^) 面白すぎる。その時石くんにはライトすら当たって無かったけど、宮本さんのギターがまたかっこよかった!
    思い出しながら、ホロッとしながらぼちぼちコメントします。日比谷が終わって大阪までの間にわちゃわちゃ予想していた数倍の抜け殻感になっちゃいましたね。いつまで続くやら〜。

  2. ヨロレイン より:

    鍵コメさま。
    私も13日は外聴きですが、参加しておりました。
    いい曲たくさんやってくれましたね。
    私も「明日に向かって走れ」や「赤い薔薇」はあの頃を思い出して…なんだかじーんとしちゃいました。
    「季節はずれの男」もやってくれましたね!
    私もはてさて大好きです! やるたびにどんどん良くなってる気がします。
    宮本さん、大阪ではいい意味でリラックスしていたんでしょうか。
    客席もすごくいい雰囲気で、あの場のあたたかい空気感は、外聴きだったけど、伝わってきました。
    14日は中で見れて、そして私もすっかりやられてしまい……
    おたがい、より深くエレカシ道にはまってしまったようですね^^
    こうなったらご同輩、とことんエレカシについていきましょう~♪
    シングルが出たら次はアルバムで、そのあとはツアーがあって……
    きっとこれからいろいろやってくれますよ~楽しみですね!
    聴き始めた時は、今なおこうしてこんなにはまっているとは思いもよらなかったけど、
    ほんとに、エレカシに出会えてよかったです!

  3. ヨロレイン より:

    じゅんさん、こんばんは。
    私もいまだ魂は大阪をふらふらしてます。
    実際にその場にいて2時間40分、しっかりコンサートに参加したはずなのに、
    今思うと、あれは夢か幻だったんじゃないか、っていう感じさえします。
    それぐらい、ものすっごいコンサートでした。
    「パワー・イン・ザ・ワールド」! 一輪の花~(←意味もなく歌いだす)。
    たしかにそのあたりから、会場の温度折れ線グラフは右上がりだったですね~
    「生命賛歌」。できることなら時計逆回転してそこに戻りたい。
    いや、できれば「歴史」までさかのぼりたい(ライブ後は毎回こんなことばっかり考えてます)。
    「生命賛歌」、詰まってますよね、エレカシのエキスが。音、詞、歌唱、どれをとっても。
    今は、あのギターリフ聴くだけで、大阪の森の中にトリップできます。もうパブロフの犬状態。
    やった時間帯もよかった。とっぷり日も暮れてて。
    ズレてる方がいい、最初やり直してた! うんうん、いいですよね、あの絶妙な間合い。客席がステージをどきどきしながら見守る時間。
    自らに「ギター!」と声がけ(笑)。他のバンドだと、ギタリストとか、他のパートの人が言ってくれたりもするけど、エレカシの場合ありえないですもんね。石くんあたり言ってくれないかな。いや、「ギター俺!」がいいですね、やっぱり。
    全体的にボルテージ、ほんとにすごかったです。
    舞台の上も客席も。ボルテージ、まさにああいう場面にこそぴったり使える言葉かも。
    大阪、やっぱりすごいなーって思いました。昔から大阪は盛り上がるというイメージがあったんですけど、最終日はほんとすごかった。
    はい、予想以上の抜け殻感です。どうしましょう。
    とりあえず私も「扉の向こう」を見ることにします。DVD見て、大阪野音の思い出を刷り込めるだけ刷り込もうと思います。

  4. こはろう より:

    おはようございます。ヨロレインさん。
    火曜朝から、現実世界で生活しているんだけど、ココロはあの大阪野音に置いてきたような、ふわふわした感じ。
    でも家事、育児、仕事と追われて、やっと本日休みで子どもが学校に登校したと同時にこちらのブログにすっとんできましたっ!
    うれしい!
    ヨロレインさんも!感じていらっしゃった!
    「さよならパーティ」の直前にソーメニのギター・・・やりましたよね?!
    さまざまなお方の14日感想ブログ読んでも、
    どなたもそれに触れていらっしゃる方がいなかったので、私の勘違いやった?あれ?ブログにウソ書いてしもた?!などと思い始めていたところだったのです!
    にしても。。。。
    生命賛歌、ほんっとすごかったですよね?!
    私はそれほどライブ体験回数がないので、「最高」と言っても説得力がないのですが、ヨロレインさんもそう感じていらっしゃるのならば自分は間違いでなかったと、うれしいです。
    耳の穴がらドッカーンと湯気が出るような。。。
    でもでも、すごかったけど、細かいことは覚えてないんです!
    くやしいことに。
    とにかく「すごい体験をした」ってことはココロに残ってます。
    唯一、最後の「生命賛歌よーーーー!」って宮本さんが叫んだ部分、カミナリが落ちたようなショックがあったことははっきりと覚えてます。
    ほんと、変な話、失禁(シツレイします!)するのって(してませんけど。笑)こういうときかな、ということが分かりました。
    なんか、コメント書いているうちにまた頭があのときの熱を持ってきました(笑)。
    とりあえず、今日は「オレ好き!」が入ってるhistory of japan のライブ版「生命賛歌」を聴いて過ごします・・・

  5. ヨロレイン より:

    こはろうさん、こんにちは。
    毎日フル稼働、お疲れ様です^^
    私も大阪野音にココロを置いてきたせいで、まったくのふぬけ状態です。
    すっごいライブでしたね~
    ソーメニのギター。こはろうさんも書かれてたんですね。
    (さきほどおじゃましてきました! また野音を反芻できました~ありがとうございます♪)
    はい、やりましたです。大丈夫です!
    私もソーメニは大好きなので、もう、すぐ反応するのですよ。
    ギターじゃらーん→きゃ~~!です。
    で、他の曲やったので、ええーーーと思って。
    あれはなんだったんですかね? 曲順まちがえたのかな。
    おかげで、というかなんというか、やってくれたときはヨロコビも倍増でした!
    生命賛歌もすごかったです! ほんと、耳から湯気ですね!
    ああいうのって、そうないと思います。
    私も細かいことは全然覚えてなくて
    何がどうすごいのか、全然うまく説明できないんですが、
    がぁ~っと盛り上がる右肩上がり加減がはんぱなくて、
    ひとつの曲の中で、すごくドラマがあったというのかなあ…
    私たちあの場にいたんですよねえ。なんかもう今となっては信じられないです。
    私も書きつけながら、思い出してもりあがってまいりました。
    便乗して私も「オレ好き!」の"生命賛歌"聴きます。あのテイク、大好きです!

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