楽器

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シングル『ワインディングロード /東京からまんまで宇宙』の特典
Tour Digest Movieの冒頭にはリハーサル風景が映っていて、
宮本さんがドラムを叩いたり、ベースを弾いたりするシーンがありました。



ギター以外の楽器を弾いている姿は新鮮なものがあり、
最近だとMASTERPIECEツアーで、“飛べない俺”をピアノで弾き語りしていたのには、
宮本×ピアノというのは全く予想だにしていなかったので、ほんとに驚きました。
ピアノを習っていた逸話も有名だし、弾けるのは知ってたんですけど、
まさかライブでみれるとは思いませんでした。

悪魔ツアーダイジェスト映像でベースを弾いていたのは、
“脱コミュニケーション”、自ら弾いて、成ちゃんに指導している感じでした。
宮本さんがベースを初めて弾いたのは、アルバム『good morning』のときだそうで、
渋谷さんとのインタビューの中で宮本さんは、

――ふーん。ベースって生まれて初めてだったんでしょ。
「生まれて初めてなんですよ。これ面白い楽器なんですよ! リズムそのものなんですね、ベースって。それとメロディーがついてるじゃないですか。だからすごいこう、自由で。ほんとにすっげー楽器だなと思いましたね、ベースって。びっくりしました」
――めちゃめちゃ弾きまくってるよね。
「弾きまくってますね、これは」
――で上手いよね。
「結構上手いんですよ。びっくりしちゃった」
(bridge 2000年MAY VOL.26)

……と、語ってました。渋谷さんにほめられてます。
で、この頃“ガストロンジャー”で一緒に仕事をしたプロデューサーの根岸孝旨氏にも『宮本君のピックづかいは完璧に近くて驚いた』と言われて、これまたすごくうれしかったようです。
ダイジェスト映像での“脱コミュニケーション”のフレーズも、ピック使いで、堂々たる弾きっぷりでした。
“武蔵野”のベースがすごく好きなんですけど、
アルバムのクレジットを見たら、ベースも宮本浩次になっていたので、
自分でやってたんですね。あのベースは手数が多いし、難しそうなのに、初めてやってバーンとあんな感じで弾けるのか……。

ギターはもちろん、ドラムもこなし、ベースは上手いとほめられ、
ライブではピアノの弾き語りまで披露する。
いろいろ器用に楽器を弾いちゃう宮本先生ですが、
ライブでいつも目が離せないのが、宮本さんのタンバリンです。
青い月の形のやつです。
先生が興に入ると登場するタンバリン。
わーーっとひとしきり振り鳴らしたあと、ぼーんと床に放り落とされるタンバリン。
このタンバリンの出てくるタイミングと、床に投げつけられるタイミングが
いつも読めなくて、タンバリンシーンはほんとに目が離せないのです。
時間としては短いけど、さんざん振り鳴らされたあげく、
非情にも床に投げられるタンバリンの姿が、ちょっとシュールというか、
なんとなくいつもツボで、
宮本さんがタンバリンを振ったライブの日は、今日もいいものを見た、と妙な満足感に浸るのです。
“友達がいるのさ”でよくタンバリンは登場しますかね。
“ろくでなし”の動画を見てたら、前奏でタンバリンプレイがあって、
こんな激シブな曲で! とちょっと驚いたけど、けっこうハマッてました。
そしてやっぱり床にボーンとやってました。

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