ピ:ピストン西沢、宮:宮本浩次
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■白黒のルーツ
ピ「ごぶさたしております。宮本さんはいつも黒だよね」
宮「そうですね」
ピ「白いシャツか黒い…白黒が多いですね」
宮「あの、そう……高校の時に、白のアレが好きだったんですよ、学生服。詰襟っていうんですかあれ。中に白いYシャツ着て、中、高と。6年ぐらい着てて。多分その印象がすごい……Yシャツとスラックスっていうか、黒のズボンじゃないですか」
ピ「はいはい」
宮「そのままコンサートに出てですね、最初の頃」
ピ「ほう」
宮「その時みんなが『いい』っつって、白いシャツプレゼントでくれたりとかして」
ピ「ほんとに(笑)」
宮「それもインド綿の。それで着るようになってから、結構白シャツが多くなって」2014.5.28 J-WAVE「GROOVE LINE Z」
白黒のルーツは学生服。そしてインド綿の白シャツ。インド綿なのか。新鮮。
このあと宮本さんは、ピストンさんにアロハや蛍光色のシャツをすすめられます(先輩にいじられてる感じでした(笑))
このブロックのツボは蛍光色もそうですが、
アロハシャツを突然すすめられ、笑いをかみ殺している宮本さんでした。
ちょっと声が裏返っちゃって、かみ殺し切れてない感じの。
アロハを無茶ぶりしておきながら、意外に素直に受け入れつつある宮本さんに
我に返り「せいぜいグレーだ」と、若干慌て始める感じのピストンさんもちょっとお茶目でした。
■ネクタイ
ピ「出てきてからずっと、最近は特にそうですけど、冬のイメージですけどね。服とか色合いとか。今回夏に向かって出る曲のジャケ写も白黒です(拍手)」
宮「デザイナーの人に『ネクタイ、たまにはすれば』って。多分いつも一緒だからっていうんで提案されて、ネクタイしてるやつとしてないやつと撮ったんですよ。せっかく久しぶりのシングルだから、ネクタイしてる方をちょっと優先して」(同上)
ジャケ写のネクタイはデザイナーさんの提案だったのか。
その昔、『good morning』の頃の檄文ポスターの写真がネクタイですごく新鮮だったけど、
今回もびっくり。でもとってもいい感じです。
■亀田さん
ピ「今回の曲もね、亀田誠治さんという……優しい、人当たりのいい人で」
宮「(笑)そうですね」
ピ「ああいう人とやるとスタジオの中のピリピリ度合いが少し減りますか?」
宮「うーーーーーんっ、でもやっぱり、あーーー、でもね、んーーー、どうすか、でも年齢もちょっと上なんですよ、やっぱり。ピストンさんと同じですか? 2つ上なんですよ、僕らの」(同上)
“あなたへ”をBGMに、プロデュースを担当した亀田さんの話に。
ここは、「ピリピリ度合いが少し減りますか」の問いに対する、
宮本さんの「うーーーーーんっ」のイキみ具合がものすごかった。
亀田さんは時々テレビで見てても思うけど、ほんとに人当たりのいい方なんだなあ。
でもそういうこととは関係なく、制作の現場というのは壮絶な真剣勝負なんじゃないかと
「うーーーーーんっ」と言いよどむあたりにちょっと感じるものがありました。
■“Destiny”のレコーディング
宮「例えば今回だと、完全にバラバラでドラムからレコーディングしたんですよ、“Destiny”っていう曲は。そういうレコーディングの手法とか。今まで例えば“桜の花、舞い上がる道を”っていう曲から亀田さんとやってるんですけど、そん時とかはバンドでほぼ一発録り」
ピ「じゃあ、毎回飽きないように新しいこと考えて持ってくるんだね」
宮「それもあるんでしょうね。いろいろ考えて……曲によってとか。あとたまたま今回、ドラムのトミが腱鞘炎になっちゃって、もうすっかり治ったんですけど。1月11日にさいたまスーパーアリーナで4時間もやっちゃったんですよ。張り切って4時間もやっちゃったら、自分で衝撃受けてこんなに手が腫れちゃって」(同上)
トミの腱鞘炎があって、バラバラに録音したの話。
生々しいエピソードでどきっとしたけど、もうすっかり治ったというので安心しました。
バンドの要のトミなので、いつまでも健康でパワフルでいてほしいものです。
■スカッとしちゃいました
宮「僕、この間エリック・クラプトンのビデオ見てたんです。“レイラ”をプロデューサーした男っていうDVDがあって、(中略)そのエリック・クラプトンがやっぱりね、『俺らの方が音楽的に知識あると思うだろ? 違うんだよ。プロデューサーの方がやっぱり専門なんだよな』みたいなこと言ってんですよ」
ピ「へえ」
宮「そりゃあ、スカッとしちゃいました、それ見て。要するに、やっぱり専門の人の方が、僕らなんかが『ワーー!』っていうものを、じゃあどうやってやるって具体的な作業の進め方とか」
ピ「じゃあ、預けられるんだったら、そこ楽になりますね」(同上)
DVDっていうのはこれのことでしょうか。
『トム・ダウド いとしのレイラをミックスした男』
ぐぐってみたらトム・ダウドという人はすごい人みたいです。DVDも面白そう。
クラプトンのものまねというか、なりきった感じで(声を低くして貫禄たっぷりに)話す宮本さんでした。
■嬉し恥ずかし
ピ「自分のやつとか、テレビで取り上げられるっていうか、使われるとかって見たりするんですか」
宮「こ~れはもう、まじめ、まじめなんて言っちゃうとアレなんですけど、結構見るんですよね。どうやって使われてるかとか、見ちゃう。(中略)」
ピ「一部、CMで使われてたりとかさ。≪さあ がんばろうぜ!≫とか」
宮「あー、そうですね」
ピ「ああいうの、ふっと流れると『おっ! やっちゃってんな!』って感じ?」
宮「嬉しかったですね。ツアー中にテレビとか見てて、パッと聴こえてくると、ちょっと嬉し恥ずかしみたいな瞬間とか、よくありましたね」(同上)
ドラマ、見てるんですね。どうやって使われてるかとか気になるんだ。
クライマックスになると、ここで入る! と曲の入りを勝手に予想しながらドラマを見るのが最近の私のささやかな楽しみです。
■食品添加物
宮「タバコをやめて」
ピ「おお」
宮「ほんとはやめたくなかったから!」
ピ「やめたくなかった(笑)」
宮「やめたくないっすよ、だってもう」
ピ「好きなの? おいしいの?」
宮「好きだし、もうーーー」
ピ「でも喉には……」
宮「そう! やめると声が出るんですよ。あと体調も変化して。でもね、逆に今度は食べ物が気になるようになっちゃって。一所懸命なんかこう、もうどうなっていくんだろう!? あのー、結局ね、食品添加物の本とか買うようになっちゃうんだ(笑)。タバコやめて、体が元気になってくると」
ピ「そういうのが気になるようになってきちゃうんだ」(同上)
去年の末のラジオでは、タバコを吸わなくなって、やたらとガムを食べている、
という話をよくしてましたが、
月日が経ち、なんと、食品添加物の本を読む域にまで。
「もうどうなっていくんだろう!」と自問自答?してる感じが宮本さんらしい。
「ほんとはやめたくなかったから!」のあまりの語気の強さに、宮本さんのタバコに対する愛情が。
“浮雲男”が頭をよぎります。
■せめぎ合い
宮「やっぱその歌がですね、大事っていうのと、やっぱ、うーー、お金持ちになりたいっていうのと、その2つのせめぎ合いですよ」
ピ「ハハハハ!」
宮「これは正直なところ」
ピ「それは正直なところですよ(笑)」
宮「やっぱり思ってるだけじゃあこれはなかなかね、うまくいかない。それはもう、叩けばいろいろあるし、なかなかアレですよ! ものすごい本音で生きるところと、じゃあ、本音で生きてるやつっていうのは、じゃあ何だ、っていうところ、いっつも悩んでます」
ピ「せめぎ合いですよ。実生活でもそういうのありますよ。だからそれを音楽にすることによって、そう悩んでる人たちが聴いて、溜飲が下がるんですよきっと」
宮「そうですかねえ(笑)」(同上)
せめぎ合い。
小さいことから根深いことまで、いつもせめぎ合う。特に最近、日々汲々としていた私には、この「せめぎ合い」という言葉が印象的だったです。
ピストンさんの言うとおり、この葛藤こそが表現の核となり、
「せめぎ合い」から音楽が生まれて、悩ましい人の溜飲を下げてるんだろうな。
視界の曇りが一瞬にして晴れるような。今まで何度も溜飲を下げたし、救われもしたし。
■おいしいね、って飲んでくれます
ピ「お茶飲んでます? お茶」
宮「お茶も飲んでますねえ」
ピ「お茶も飲みすぎるとよくないらしいですからね」
宮「そう。ティーバッグにして。ティーバッグでも、お茶って、急須で入れてふるまうとですね、みんなうまいうまいって飲んでくれますね。そのへんのティーバッグのやつでも温度を沸騰させて、急須で入れて、ある程度時間をはかって出すと、おいしいみたいなんです」
ピ「へえ」
宮「『おいしいね』って飲んでくれます(笑)。みんな。メンバーが」(同上)
お茶の話題。
ティーバッグのお茶を急須で入れて、メンバーにふるまうの話。癒されます。
本人にそんなつもりはないと思うけど、結構深い話だなあと思います。
小さなことでも手をかけて、丁寧に暮らすって大事なんですよね(今の自分に足りてないので言い聞かす)。
何気ないけど、いい話だなと思いました。
最後に新曲の“明日を行け”も流れて、べらぼうにかっこいい曲でした。
歪んだ重たいギターの音と、コーラスが印象的。
長尺のイントロがドラマチックで、照明の演出が効いてライブ映えしそうです!
初めてコメントさせて頂きます。
「GROOVE LINE Z」聴けなかったので、嬉しいです!
ありがとうございます!
「明日を行け」も流れたんですね。
発売が待ち遠しいです。
こんにちは~。
ラジオ、なんか色々面白かったですね!
タバコ止められてからどんどん健康になってますね(今日発売の雑誌にもそのことがw)。最後にピストンさんに食事に誘われたときもやっぱり食品添加物のこと気にしてましたが、ファンとしては健康に留意しているのは嬉しいですし、ミックのように70過ぎてもステージを走り回るくらい健康でいてほしいですね。
そしてカップリング曲!カッコいいですね~。ライブでまた変わってくるんじゃないかと思いますがすごく楽しみですね!とりあえずはシングルですが(^^)
ぬーさん、はじめまして♪
ラジオ、おもしろかったです!
宮本さん、元気そうで、たくさんしゃべってました!
「明日を行け」もほんとにかっこよくって。
来月のシングルの発売がほんとに待ち遠しいですね^^
kkさん、こんにちは♪
ラジオ、話題てんこもりでしたねえ。ツボがたくさんあって楽しかったです~
宮本さん禁煙が続いててほっとしたけど、まさか食品添加物が気になっているとは!
でもほんといつまでも健康で、いい歌聴かせてほしいですもんね~
70過ぎてステージを走り回る宮本さん見てみたいですよね!
JAPANはこれから読みます。たのしみー
「明日を行け」、めちゃくちゃかっこいいです。
これはほんとにライブが楽しみです!
あまりにかっこよくてステージの照明の感じまで思い浮かんじゃいました!