今日も、知っている方にはいまさらな話ですみません。
アルバム「昇れる太陽」発売時のこんなページがありました。
Walkersplus/エレファントカシマシ宮本浩次ロングインタビュー
http://news.walkerplus.com/2009/0325/2/
・宮本さんは「Sky is blue」で初めてスライドギターを弾いた
・YANAGIMANと「俺たちの明日」以来、1年ぶりに仕事をした。当時よりもYANAGIMANにとって、この曲がすごく大切なものになってきたらしく、それを嬉しそうに話してくれた。
・YANAGIMANは、石くんを怒鳴らない方がいいとかちゃんと言ってくれる人で、人としてすごくステキな人だと思った。
・悩みをちゃんと持って、しっかり考えられる人がまさに大人だと思う。
・なかなか物事はうまくいかない。見ないようにしていることもいっぱいある。時間も限られているし、ごまかしていることさえもごまかすみたいな感じ。自分の”生活”のなかで謎の部分はほんとに多い。だが仕事においては一切ごまかさない。
・自分が何かを”できない”とか、なりたい自分になれないという悩みというのは、縄文時代から大きくは変わっていない。そんななか、自分の”活路”を見つけることが大切。僕は『音楽係』になるということに活路を見出した。歯車だと思っている。歯車になればなるほど人は幸せになる。幸せの度合いが大きい。
・マンションの管理人さんの話。毎日ちゃんと壁を拭き、窓を磨き、床をそうじしていた。毎日、ごみ捨て場も床もガラスもすごくキレイだった。なんか気持ちいい。”なんか”が!お年賀で海苔持って行ったり、ツアー先で買った明太子を持っていくと、気持ちよくパッと受け取ってくれる。だって俺その管理人さんが好きなんです。すごい”歯車”感のリアルな実例。
・自分のテリトリーで精一杯やることが、知らず知らず周りの人を気持ちよくしたり、幸せにするっていうことのかっこよさ。
長いので少し抜粋・要約してみました。
インタビュアーが編集部の滝本志野さんという方で、
内容から察するに、取材のためにエレカシを聴いてきたというより、
普段から聴いてる、エレカシファンなのだという雰囲気がすごくします。
で、ご自身の日常のいろんな思いを交えながら、例えば、
でも自分の気持ちに正直な行動ではない場合、嫌な感じがある。昔は上司に口ごたえしたけど、いまは控える。でもそういう自分が腹立たしい、みたいな。なんか人生相談みたいで申し訳ないんですが……
Walkersplus/エレファントカシマシ宮本浩次ロングインタビューhttp://news.walkerplus.com/2009/0325/2/
こんな感じでインタビューが進んでいきます。
リリース当時のインタビューで語っていたことと重複する部分も多いんだけど、
この記事が私は妙に好きで、印刷してよく読んでました。
特に”歯車”の話が好きで。
”歯車”という言葉は、慣用的に使われるときって、否定的なニュアンスがあると思うけど(宮本さんも誤解を招く表現だからと何度も言い添えています)、
さっき挙げたみたいに言ってて、ほんとに驚きました。
歯車とは。自分のテリトリーで精一杯やる→周りを幸せにする→かっこいい。
歯車、こんなふうに考えたことがなかった。
目からウロコでした。
当たり前のことなんだけど、だからこそ普段忘れてしまいがちな部分で、
あらためて気づかせてくれてありがとうございます。そんな気持ちでした。
ちょっと「まじめか!」って感じで恥ずかしいんですけど……
「歯車になればなるほど人は幸せになる」一般の歯車イメージとは真逆のことだけど、いい言葉。
歯車の話のように、エレカシは目からウロコなことが多くて、
長年聴いてきたつもりでもいつも新鮮な「発見」があり、驚かされ続けてます。
これってやっぱりすごいことだよなあ、としみじみ思います。
明太子を買って管理人さんにあげてたんだなあ。いい話ですね。
このところ毎日のようにおじゃましております。すばらしいブログですね。当方アメリカ在住のため情報も手に入りにくいので、助かっております。いろいろなウェブ記事なども貼り付けてくださって毎日過去ログをさかのぼって堪能しております。更新たのしみにしてます!
ごあいさつまで。
ありさん、こんにちは。
コメント、どうもありがとうございました。
とてもはげみになります。
ありさんはアメリカにいらっしゃるのですね!
想像ですが、海外で聴くエレカシは、
とってもしみるのではないかと…
私の書く内容は、最新情報というより、
古い思い出話が多いのですが、
日々あーでもないこーでもない、と思いながら、
ほそぼそとやっております。
今後ともお付き合い頂ければ幸いです。