靴というのは、その人の「人となり」をあらわす、服以上に。
というのをきいたことがあります。
いい靴を履いている人は本当におしゃれともいいますよね。
逆のケースは興ざめします。服は決まってるのに、靴が汚れてるとか。
昔、靴占いをやってやろう、と友達が声をかけてきたので見てもらったら、「だまされやすい相が出ている」と言われました。
そのとき履いていたのは、赤いスエードのちゃらちゃらしたショートブーツで、我ながら妙に納得して気をつけようと思いました。
そんなことはどうでもよく。
エレカシと靴の話。
最近だと、MASTERPIECEツアーでサポートしていたフジケン(藤井謙二)氏のブログで、
トミの靴のことが書いてありました。
MASTERPIECEツアー終了(「すてきなあなたに」)
http://ameblo.jp/fujiikenbow/day-20120718.html
お札と小銭がむき出しで入っているトミのブーツ。これを伝えるフジケン氏の文章がまたすばらしい。
宮本さんはライブだと革靴のショートブーツが多い。黒の。
石くんと成ちゃんは……
あまり気に留めたことがないけど、革靴かなあ。
スニーカーっぽくはないかな。
渋谷さんのブログでこんなのがありました。
宮本くんの靴がかわいかった(「社長はつらいよ」)
http://ro69.jp/blog/shibuya/33883
たしかにかわいい。白いひも。スニーカー。新鮮です。
「大地のシンフォニー」のシングルの通常盤は、
足元のアップ。
横断歩道のしましまと歩く足元。いいジャケットです。
エレカシの曲の中には、
繰り返すのさ靴音のリズムで
昨日から今日へ
今日から明日へ
歩く速度じゃあ迷子の子猫さ
エレファントカシマシ ”歩く男” 詞/宮本浩次
「歩く男」に靴音というフレーズ。
靴音といえば、「翳りゆく部屋」にも
冷たい壁に耳をあてて 靴音を追いかけた
荒井由実 ”翳りゆく部屋” 詞/荒井由実
というのがありました。
雨の日に僕は道に迷ってる
びしょ濡れのくつで坂道をたどった。
エレファントカシマシ ”雨の日に・・・” 詞/宮本浩次
これはアルバム「風」に入っている「雨の日に・・・」の冒頭です。
びしょ濡れのくつ。いい詞だなあ。やっぱり好きです、この曲。
「エレファントカシマシEPIC映像作品集 1988-1994」には、
宮本さんがふらふらしながら酔ってるのか?というような態で、
もしも君に友達が1人もいないなら
ふぬけたドタマ フル回転 金が友達さ
エレファントカシマシ ”デーデ” 詞/宮本浩次
と「デーデ」をくちずさみながら、おもむろに靴を脱ぎ、
ジャケットのポケットに片方差し込み、
セーターの首に片方差し込む。
という、どえらいインパクトの映像がありました。
2001年の日比谷野音。
「夢のちまた」で、宮本さんは何かを抑えきれなくなったのか、
黒いブーツを片方脱ぎ、カメラに押し当て、
ぼーんと床に投げてしまいました。
うちにあった野音の映像が、そのアップをとらえていました。
日比谷野音のステージに横たわるブーツ……。
この間も宮本さんは「夢のちまた」を熱唱中です。
記憶ははっきりしないのだけれど、
ライブ中、靴を脱ぐという行為は、ある時期はそんなに珍しくなかったような気がします。
あれはなんだったんだろう。
そういえば、昔「LOVE LOVEあいしてる」に出たときも、
クーラーをとっぱらっていたときの話で「熱帯夜」と連呼しながら靴を脱いでしまって、
kinki kidsの二人にたしなめられていました。
テンションが上がってしまうと出てしまう行為…?
やっぱりよくわからない。今も不思議です。
今日は靴にまつわる話を集めてみました。
少しマニアックでしたね…