「新堂本兄弟」見ました。
番組で宮本さんと一緒に歌う話が進んでいたんだけれども、
病気でそれもかなわなかったが、
「宮本さん早く元気になって欲しい」と生田氏。
泣かせることを言ってくれますねえ。
「べらぼうに」と言って周りに総つっこみされてましたが、
こんな古き良き日本語をごく自然に使っててエレカシファン的には非常にツボでした。すばらしい。
生田さんの歌う「悲しみの果て」、とてもよかったです。
この曲、聴くよりずっと難しい曲だと思うんですが、
歌上手い!、と何様って感じですけど、素直に感心したし、
何より想いのたけがこもってました。
なんていうのか、「悲しみの果て」を何回も繰り返し聴き込んだ人の歌でした。
聴いててわかりますよね。
ビブラートかけずにまっすぐ歌うところとか。
俺はほんとにエレカシが好きだ、「悲しみの果て」が好きなんだ、
それがひしひしと伝わってくる歌でした。
「悲しみの果て」といえば、2011年の震災の直後に放送された、
フジテレビ系列の音楽番組「上を向いて歩こう」にエレカシがこの曲で出演しました。
http://www.fujitv.co.jp/FNS/ue/index.html
エレカシがこういったメッセージ色のある番組に出るのは珍しいなと思って、
どんな感じになるんだろうと少し緊張しながらテレビを見ていました。
生放送で、出演順も発表されていなかったので、じーっと見ていたら、
ついにエレカシ登場。
宮本さんがしゃべり始めたところで(この番組、出演者が一言コメントしてから歌に入るという形でした)、
突然、地震緊急速報が。
キンコン、キンコンという例の警告音の鳴ってる横で宮本さんが「悲しみの果て」についてコメントしていました。
なんというか……生々しかったです。
だけども、そのあとの「悲しみの果て」の突き刺さりようといったら。
それまでCDでもライブでも何度も耳にしていたのに。
放送後の、音組スタッフルームのブログでこんなのがありました。
http://otogumi.fujitv.co.jp/fns/E20110330002.html
後半にエレカシの話。今読んでもちょっと泣けてきます。
私も番組放送後に、Youtubeをチェックしてみたら、再生回数がすごく多かったです。ランキングでも一時的に上位になってた気がします。
「悲しみの果て」が入っているオリジナルアルバムは「ココロに花を」。
「悲しみの果て」は私にとって出会いの曲です。
当時、グリコのCMソング(ポッキーかなにか。反町隆史が出てました)だったのがきっかけでした。
すぐに「ココロに花を」を買いました。話が古すぎて、遠い目になります……
エレカシの曲にスルメソング(かみしめるほどに味わいの増す曲)は多いけど、
「悲しみの果て」ほどスルメ度の高い曲もない気がします。