週刊アスキーは、「ズレてる方がいい」の話がメインで1ページの記事。
JAPANは、9月末の取材のようで、「ズレてる方がいい」のこと、「のぼうの城」の映画のこと、
「涙を流す男」のこと、それから、なんで歌詞の中で男が泣いてんだかサッパリわからなかったが、
自分のことだったんだ、いやになっちゃう、という流れから、耳の病気のこと。
音楽と人は、野音の5日後のインタビュー。
野音のステージのこと、入院したときのこと、プロモーションビデオの撮影のこと。
それからPAOが昨日きてました。
野音のMCが完全に文字起こしされていて、すごいなと思いました。
多分、リライトなしで、そのまんま起こされてるんですね。
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今日は、友達が家に来て、「ズレてる方がいい」のMV、メイキングを一緒に見ました。
それとは別に、「悪魔のささやき」が出た頃にCSでやってた
PV特集を観たのですが、これが2時間あって、
最初にコットンクラブの「明日への記憶」「いつか見た夢を」、
キャニオン時代に戻って「悲しみの果て」「今宵の月のように」、
東芝EMI時代は「コールアンドレスポンス」「so many people」、
ユニバーサルは「俺たちの明日」「笑顔の未来へ」「ハナウタ」、
2009年武道館の「デーデ」「桜の花、舞い上がる道を」などなど、
キャニオン以降のエレカシがぎゅっと凝縮されすごく見ごたえがあり、
先生も合間合間に出てきてPVについて語り、
特に武道館の「流れ星のやうな人生」が不意に流れてきたときは、
二人とも大好きなので、わーわー盛り上がり。
DVD観てる途中で、なぜか
宮本浩次「自負してるんだけど……あんな唄い方を1曲目から最後までする人って、世界で俺しかいないんですよ。全力全身全霊の唄い方は、私しかいないんです。それをやめるつもりはないんですけど……」
「音楽と人」2012年12月号
この発言を発端に、白熱トークになりました。
広島ライブの後、傘さしてマラソン、というのは、私もちょっと驚いて、
今じゃなく、元気に活動してる頃だったら、心配もするけど、さすが先生ストイック、とか言って
私なんか賛美しちゃってたかもしれないと思って、ちょっと反省しました。
無理することと全身全霊は違いますもんね。
そのあとは、また「ズレてる方がいい」のMVを何度か観、
じゃあ最後は何観ようかということになって、そこらへんになぜか置いてあった
「ワインディングロード」の初回限定版の悪魔ツアーのダイジェストを観ました。
このDVD、既に観てるはずなんだけど、まるで初めて観るみたいに、
二人ともじーっと黙って見入ってしまいました。
さっき、1曲目から最後まで全身全霊で歌うのは俺しかいない発言について
白熱したばかりだったし……いろいろ考えてしまいました。
この映像は、今の私たちには刺激が強すぎました。はい。
TOKYO DOME CITY HALLの「待つ男」が始まったとき、
二人で「あぁ~~」となぜか声を上げてしまいました。
これ、観に行っていましたが、もちろん客席でも度肝抜かれ骨抜きにされましたが、
翌日、この映像の冒頭、エレベーターの中でよろけながらゼーゼー言っている宮本さんを見て、
びっくりして唖然とした憶えがあります。
「1曲目から最後まで全身全霊で歌うのは世界で俺しかいない」の発言に、
この映像が思い浮かびました。
今、この時期にこういうことを言う、その心中いかばかりかと想像を絶しますが、
同じ「音楽と人」の中で、もっともっとって求めていくんじゃなくて、4人でしっかりリハーサルして、
感情や思いを音にしていくのが大事、
まず耳を慣らす、身体が対応していくようになったら、また自然とああやって唄ってると思う、
とも言ってました。
死を身近に感じてそんな日常が輝いて見えたし、そういう思いを歌にしてきたはずだ、
だからいいライヴが野音で出来るはずだ。
こんなようなことも「音楽と人」の中で言ってました。
そういう思いを歌にしてきたはずだ、というのが泣かせる。
「音楽と人」の記事、よかったです。
白黒写真もシンプルでよかったしレイアウトもセンスよかった。
野音後の内容ということもあってか、泣きのツボがたくさんありました。