Contents
リリース
2004.03.10 32th SINGLE『化ケモノ青年』(c/w 生きている証)
2004.03.10 ビデオクリップ集『クリップス3』
俺の道(live)/孤独な太陽/暑中見舞-憂鬱な午後-/普通の日々/あなたのやさしさをオレは何に例えよう/DEAD OR ALIVE/生命賛歌/どこへ?(live)
2004.03.31 15th ALBUM『扉』
歴史/化ケモノ青年/地元の朝/生きている証/一万回目の旅のはじまり/ディンドン/必ずつかまえろ/星くずの中のジパング/イージー/傷だらけの夜明け/パワー・イン・ザ・ワールド
2004.09.01 33th SINGLE『友達がいるのさ』(c/w DJ in my life)
2004.09.29 16th ALBUM『風』
平成理想主義/達者であれよ/友達がいるのさ/人間って何だ/夜と朝のあいだに…/DJ in my life/定め/勝利を目指すもの/今だ!テイク・ア・チャンス/風
2004.09.29 エレファントカシマシ ドキュメンタリー DVD『扉の向こう』
TV/映画
2004.03.29 26:40~27:40
フジテレビNONFIX『扉の向こう ~エレファントカシマシ・宮本浩次という生き方~』放送
2004.05.01~
エレファントカシマシ ドキュメンタリーフィルム『扉の向こう』 東・名・阪の3大都市で劇場公開
MV
ライブ
ライブ映像
- 友達がいるのさ
(2004.08.08 国営ひたち海浜公園 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2004)※1 - 化ケモノ青年
(2004.12.30 幕張メッセ COUNTDOWN JAPAN 04/05)※1 - 一万回目の旅のはじまり~友達がいるのさ~歴史~どこへ?~パワー・イン・ザ・ワールド
(2004.08.11 GG04/SHIBUYA-AX )※1 - 東京の空
(2004.07.03 日比谷野外音楽堂) ※2
※1 ROCK’N ROLL BAND FES & EVENT LIVE HISTORY 1988-2011
※2「友達がいるのさ」の特典映像
ライブ音源
- うつらうつら
(2004.01.13 新宿コマ劇場/新春ライブ2004)※3 - 平成理想主義
(2004.8.8 ROCK IN JAPAN FES.2003)※4 - 化ケモノ青年
(2004.12.30 COUNTDOWN JAPAN FES. 04/05)※4 - 男は行く
(2004.12.30 COUNTDOWN JAPAN FES. 04/05)※4
※3 完全限定生産 6枚組ライブブートレグBOX[the fighting men’s chronicle] ~ THE ELEPHANT KASHIMASHI official live bootleg box 【Disc5】
※4 「日本 夏」ロックインジャパン ライブヒストリー I
2004年のトピック
アルバム2枚リリース
この年は3月に『扉』を、9月に『風』を、年間2枚のアルバムを出しています。
すごい詰まったスケジュールだったようで、宮本さんはアルバム『風』について、
宮本浩次「『扉』の半年後に出してるんですよ。で、半年で出すってことは、ほぼレコーディングしっ放しなんですよ!」
MUSICA vol.13 2008.5
ドキュメンタリー「扉の向こう」
フジテレビのNONFIXというドキュメンタリー枠で「扉の向こう~エレファントカシマシ・宮本浩次という生き方~」がOAされたのが2004年3月。
その後、劇場版に再編集されたものが東名阪の映画館で上映されました。
フジテレビ/扉の向こう~エレファントカシマシ・宮本浩次という生き方~
http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2004/415.html
歌詞
「歴史」の初披露はROCK IN JAPAN FES. 2003。歌詞がはっきりしてないデタラメ英語の状態で通称「歴史前夜」と呼ばれ、
映像としてはDVD「ROCK’N ROLL BAND FES & EVENT LIVE HISTORY 1988-2011」に、
音源としては「ライブブートレグBOX[the fighting men’s chronicle]」に収録されています。
ドキュメンタリー「扉の向こう」の冒頭シーンはこの「歴史前夜」でした。
レコーディング時、歌詞入れが難航したようで、その悩む姿は「扉の向こう」で見ることができます。
宮本「森鴎外研究20年の成果の一端を、歌の中で入れたんです」
ROCKIN’ ON JAPAN 2004年4月号
悩んだ結果、敬愛する森鴎外をモチーフに歌詞をつづります。「渋江抽斎」「山椒大夫」と具体的な題名も歌詞に織り込まれることに。
次作の「風」に収録されている「夜と朝のあいだに…」については、
宮本「夜、詞ができなくてコンビニまで散歩して、周りぐるぐる回って夜中帰ってくるみたいな。そういう歌ができてすごい嬉しかったんですね。(中略)興奮してないし片意地も張ってないしっていう、割と素直に詞を作れたのがすごくよかったです」
bridge vol.42 2004年10月号
歌詞について試行錯誤を重ねた2004年。
「夜と朝のあいだに…」の詞を書けたことはとても嬉しかったようです。
極限まで追い込んだ「俺の道」「扉」を経たからこそ、たどり着いた境地なのかもしれません。
侘助的回想
映画の「扉の向こう」ですが、私は吉祥寺バウスシアターで観ました。
エピックの頃に5daysライブをやった場所ということで、ステージや壁をしみじみとながめては当時のエレカシに思いをはせたりしました。
私はエレカシ熱は相変わらず平熱だったのですが、妙にドキドキしながらこの映画を観たのを覚えています。レトルトのミートソース! 牛乳パック! ゆで卵! ……鑑賞中はおとなしく観ていたけれど、心の中では「!」マークの連続でした。
今でこそ、日常でレトルトのミートソースを見れば、条件反射でエレカシを思い出してきゃっきゃしてますが(笑)、当時は本当に驚きました(ただの食事シーンなのに)
2004年の新春ライブは新宿コマで、そこで初めて聴いた「化ケモノ青年」には度胆を抜かれました。
《おい今夜は酒もってこい》
……ん? 今《酒もってこい》って言った?
《あらお父さん》
………ん?ん?? 《あらお父さん》って言った? ……という感じで……衝撃でした。一聴してすぐに好きだ! とはならなかったけど(なにせ平熱なので)……でも何かが残った。エレカシはまた何かをやろうとしてるんだな、ということもすごく感じ取れた。
この頃のライブというのは、曲数も多くなく、MCも少なく……というより、ほとんどなく(最近の「ほとんどない」とはレベルの違う…しゃべらない時は本当にしゃべらなかった)、「総合司会の宮本です!」みたいなノリは皆無で、もくもくと曲をやるという感じでした。
ちなみにエレカシDBさんのセットリストのログを見ますと、
2004/12/03(金) LIQUIDROOM ebisu はトータル15曲。この日は1時間強とかそれくらいで終わったんじゃなかったかな(うろ覚えですが)。
恵比寿のリキッドルームでやった「パワー・イン・ザ・ワールド」。
私はフロアの後ろの方で見てたんですけど、「すごく盛り上がってるなあ。若いお客さん増えたなあ」と、ライブを見ながらぼんやり思った……というのを鮮烈に覚えています。
まるで古い知人の姿を見るかのような冷静さでステージを見ていました。落ちついてステージを観ている自分を俯瞰してもう一人の自分が見ているというか……
本当に当時は平熱だったんだな……と今になってしみじみと感じます。
「パワー・イン・ザ・ワールド」、今はほんとに大好きなんです。
つい先日の野音でもセトリに入ってて本当にうれしかった。
リキッドルームで冷めてステージを観ていた自分。時が経ち同じ曲で盛り上がっている自分。熱かったり冷めたり。いろいろあります(笑)
「化ケモノ青年」のPV、いいですね。「扉の向こう」の素材もふんだんに入っているので、これ見ると、「扉の向こう」を見たくなるんですよね。
巨大なライターの火とか、メンバーでやる手拍子とか、好きなシーンがたくさん出てきます。
こんにちは。扉の向こう、バウスシアターでご覧になったのですね!
ezのMV思い出しますよね・・
いい箱なのになくなってしまってほんとに悲しいです(涙)
その当時ファンであの番組見たら、きっと驚きだけじゃなく
いろんな感情渦巻くでしょうね・・。
沼に落ちたあと「扉の向こう」TVでオンエアされたのを
当時ファンでもない自分が見てた事に大層驚きまして・・
潜在的に好きだったのでしょうか(笑)
厳しい場面連続の中、石くんと2人でギターの弦をはるシーンが
大好きです^^
まるみやさん
こんにちは!
吉祥寺バウスシアター、行かれたことあるんですね。
私もすごく好きでよく通っていた映画館だったので、閉館してすごく残念でした。いい映画をかけるいい映画館でしたよね。
観た時はいろいろ渦巻きました、はい…
それまではそういう映像を見る機会がなかったですからねぇ…
扉の向こうのTV版、ご覧になってたんですか! すばらしい! 潜在的に引っ張られるものがきっと何かあったんでしょうね…! そして暗示した道の通り、現在に至る。ですね!
私も弦を張り替えるシーン、大好きです! 名シーンです! ほんとにいいシーンですよねえ〜