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2017.03.20 エレカシ 大阪城ホール「さらにドーンと行くぜ!」(ライブレポ)

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日は経ってしまったのですが、大阪城ホールのことを少し書き留めておこうと思います。

2017.03.20 エレカシ 大阪城ホール セットリスト

(第一部)
01.ファイティングマン
02.デーデ
03.新しい季節へキミと
04.悲しみの果て
05.今宵の月のように
06.戦う男
07.ふたりの冬
08.翳りゆく部屋
09.リッスントゥザミュージック
10.風に吹かれて
11.ハナウタ~遠い昔からの物語~
12.桜の花、舞い上がる道を
13.3210
14.RAINBOW
15.ガストロンジャー
16.やさしさ
17.四月の風
18.ズレてる方がいい
19.俺たちの明日
(第二部)
20.奴隷天国
21.珍奇男
22.Under the sky
23.コール アンド レスポンス
24.笑顔の未来へ
25.TEKUMAKUMAYAKON
26.so many people
27.夢を追う旅人
28.花男
(En1)
29.友達がいるのさ
30.おはよう こんにちは
31.待つ男
(EKDBさんより)

始まる前までは、旅行気分ではしゃいだり、グッズの集印帳が売り切れちゃうどうしようどきどき(売り切れのグッズが続々ありました)、とかばたばたしていたんですけど、いざ開場して中に入ったのが 16:20くらいだったのかな。

ステージの奥には30周年ロゴの大きな垂れ幕がつるされ、左右には大きなモニター。 中央には花道がアリーナの真ん中くらいまで伸びていました。

定刻の17時をちょっと過ぎたところで暗転。会場中がワーーッと歓声に包まれる中、 モニターには映像が。アナログ盤のレコードが静かに回り、真ん中のレーベルには「Epic」のまるっこい特徴的なロゴ。

村山さんが作ったというSEに合わせ、デビュー当時から今にいたるまでの写真(最後の方はベスト盤の撮影風景も)が次々とめくられていく。
このEpicのロゴだけで涙腺が……当時のEpicのロゴをまんま再現するという計らいの…その”粋”にぐっときてしまった……
こんなオープニング、他のアーティストのライブで見たことあったような気もするけど、これはあかん。エレカシでこれやられたらもう。
あのオープニングはきっとみなさん、会場中でぐっときてたんじゃないかと思います。
SEは「RAINBOW」の曲がベースになりつつ、途中「ガストロンジャー」になってたりして、かっこよかったー

みんなで新調したという黒い服でメンバー登場。会場は大きくなっても登場する時のこの空気感はいつもと同じ。
1曲めは4人だけの「ファイティングマン」。 渋公の客電つけっぱなしを再現したらしいのですが、すっかり舞い上がっていた私はまったくそれに気づかず(笑)

続いてトミのバスドラが4つ打ちで鳴り「新しい季節へキミと」。この、バンドで始まるバージョン、バンドで始まって、ストリングスがバーッと入ってくるの、大好きなやつです。たしか2009年の武道館が1曲目これで、こんな始まりだった。のを思い出したなあ。

ステージから花道までのジョイント部分は緩い傾斜がついていて、MCで気合入ったりすると、ずい、ずい、と傾斜を小刻みに下がり、また後ずさりしながら戻る、というシーンが時々。

曲についての一言コメントを、曲の前とか終わった後に入れてました。今日は曲についてしゃべります、とMCで宣言して。
「悲しみの果て」のあとのMC。ソニーの人で曲を聴いてくれる係の人がいて、その人曰く、宮本くんの歌は母性の強い女の子にしか訴えかけないから、もう少し幅広い人に届くような歌を歌わなきゃいけないと言われた、と。 ABCラジオの「よなよな」でエレカシ大特集を聴いていたら、番組の方がこのMCに触れ、このソニーの人は伊作さんだと言ってました。Epic時代にエレカシの多くの映像を手掛けた坂西伊作さん。そうか。「曲を聴いてくれる係の人」は伊作さんだったんですねえ。WOWOW見直したら「故人になったんだけど」と言ってたので (リアルタイムでは気づかなかった)、確かにそうか…
伊作さんもきっと、空の上から今のエレカシの活躍を見守ってるんだろうなぁ

「二人の冬」、「翳りゆく部屋」あたりから、王道系の曲を並べて「RAINBOW」、「ガストロンジャー」へ。クレッシェンドするような曲の並び。温度が上がり空間が膨張するような盛り上がり、そこから一転して「やさしさ」。という流れがすごかった。最初のクライマックス。
「桜の花、舞い上がる道を」で花道に飛び出し、ネクタイをむしりとって歌い上げる。桜の花びらが舞い落ちる。 会場の真ん中で桜に包まれる。幻想的ですべてが音楽に祝福されているような瞬間。
「3210」から「RAINBOW」。息をのむかっこよさ。
(他にもアルバム「RAINBOW」の曲が何曲か、絶妙な曲順で配置されていたのがとてもよかった)

個人的に、エレカシのライブあるあるで、「ゴリゴリのロックナンバーのあとに聴かせる系のバラード」ということがあると思っているのですが、「ガストロンジャー」→「やさしさ」、今回はこのあるあるの最上級、松竹梅の松、今までで一番。ほんとにすごかった。

「四月の風」は昔のバージョンを最初にちょっとだけくっつけたあと、耳なじみのいつものイントロが入って……
雑誌の記事を読んでいたので、「四月の風」に対する宮本さんの思いが脳裏をよぎる。自分の中での「四月の風」を思い出し、あの頃に思いをはせる。あの頃、あの頃……「四月の風」はいつもやさしかった。

「ズレてる方がいい」の時のMC、タイアップ好きの俺がちょっとえーってなって、今思うと具合が悪くなりかけてた、その後2週間耳が聴こえなくなって、今はなおりましたけど、と宮本さんが言うと、会場中から(よかったよかった)という拍手が沸き起こり、すると宮本氏「何も言わなきゃよかった」「言ってもいいか! ありがとう。甘えました」。こういうところ本当に変わらないですねえ(いい意味で)

「俺たちの明日」、サビを「いつもお前の笑顔を胸に刻んでるのさ」と変えて歌っていて、聴きながらなんだかじーんとしてしまいました。
「俺たちの明日」のエンディングで舞った銀テープ。エレカシ史上初(たぶん)。

第二部。 恐怖の曲(「奴隷天国」)はやっぱり恐怖の曲だった。 《そこのおめえだよ》、《何笑ってんだ》、のくだりで、ワーッとなるも、やっぱこわい、いやいや、やっぱりワーッ!と、おののいたり喜んだり、50歳の「奴隷天国」は、その恐怖も含めて最高の鮮度で、本当にすごかった。

「珍奇男」は花道の一番先っちょに男椅子を置いてやったんだけど、ギターチェンジは丹下さんが花道わきの階段を上り、片膝をついて「その時」を待っていました。 この時ばかりは宮本さんというより丹下さんの横顔を見てぐっときてしまった。静かに待つ丹下さんは侍のようでした。 私がライブに行き始めた時はもう丹下さんがいて、宮本さんがコードにからまろうがスタンドをなぎ倒そうがいつもしずしずと出てきてササッと対応してくれたのでした。その姿はいつも本当にプロフェッショナルだった。 丹下さんほか、スタッフの皆さまにも心からの感謝を。

「コールアンドレスポンス」。エレカシ史上最大規模の死刑宣告(フェス除き)。痛快すぎる。 WOWOWで見たら、いつからか腰のポケットの裏がひっくり返ってちょうちんみたいに(何をどうしたらそんなことになるのか)

死刑宣告の後に「笑顔の未来へ」。すごい曲順。しかしこれがなだらかに一本の線でつながるのがエレカシの真骨頂ですねえ

WOWOW観て気づいた「待つ男」の最後。
見得を切り白目むいた後、緊張がとけたせいか幸せのあまりか、表情が溶けて首をかしげ、歓声に耳を傾けながら息を細く長く吐いたあとの一瞬の笑顔がすばらしい。本当にいい顔をしている。

「待つ男」のあと、金原さんたちを紹介するくだりでは、ミヤジ結構ギリギリな感じでしたねー
ちょっとつっついたら号泣しちゃいそうな。安心したんだろうし嬉しかったんだろうなー。それを見守る石くん、成ちゃん、トミもすごくいい顔してました。

WOWOWの監督が丹さんだった。丹修一氏。大好きなPV「コールアンドレスポンス」の監督さん。うれしい。

いつも通りライブに熱中する一方で、どこか客観的に観ている感じもありました。ちょっと俯瞰して観ている自分もいるというか……たくさんの人が集まって30周年迎えられて本当に良かったなあと、しみじみする瞬間がすごく多かった。

本当に良かったなあ。あらためて30周年おめでとうございます。
30周年イヤーのこれからの1年も本当に楽しみです。

(追記)スタンプ押しました!。スタンプかわいいです。

赤もかわいい。

集印帳だけでなく、チケットの後ろにも押しました。

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POSTED COMMENT

  1. まるみや より:

    侘助さん、こんばんは^^
    大阪城ホールあっという間に過ぎ去ってしまいましたが
    ほんとに幸せな1日でしたね。
    客電ついてたの、私もとんと気づいておりませんでした(汗)
    だってあのオープニング映像、カウンターですぎて
    ある意味魂がお留守に(笑)
    ☆潤氏のSEも最高でしたね。
    そういえば悲しみの果てのくだり
    スペシャライブでも、同様のお話してましたが
    伊作さんのお名前出されてましたね。
    一部は、とても堂々と丁寧に歌っていて
    このまま今日は多幸感に包まれたまま終わるのかも
    なんて思っておりましたが..
    やはり2部、奴隷からの怒濤攻撃歌唱&演奏に狂喜乱舞でしたー!
    しかし先生、またも喉絶好調じゃなかったですか?
    どこまで声でるんだろう?化け物以上のものになろうとしてるのか?
    そうそう。ガスト→やさしさの翻弄。まさにエレカシあるある。
    個人的にはこの振れ幅を「DVセトリ」と称しております。
    殴られてからの、ごめんねよしよし(笑)
    いやー、この日の「やさしさ」は
    言葉にならない素晴らしさでした。
    そして、私も見逃しませんでしたよ〜
    首かしげからの「溶け顔宮本」を。
    なんて顔すんのよぉ、けしからん(悶絶)
    胸キュンならぬ、この胸ぎゅーーん感。
    きっと一生忘れられないと思います。
    さあ、日付変わって本日は北とぴあですね!
    侘助さんも行かれるのでしょうか?
    セトリきっと変えてきますよね、期待!!
    妄想セトリで脳がパンパン、また眠れぬ夜ー(笑)

  2. 侘助 より:

    まるみやさん
    こんにちは! 大阪城ホール、私も幸せな一日でした…
    あのオープニング映像はほんとに持ってかれちゃいましたね。ふだんあの手の演出がほぼないだけに、効果てきめんというか…すばらしかったですねえ
    「悲しみの果て」のMC、スペシャライブでは伊作さんの名前出してたんですね…
    「よなよな」の話もとてもぐっときてしまってしみじみしてしまいました。
    1部、2部ともにすばらしかったですねえ。2部の怒涛感はすごかったですね!
    DVセトリ、ほんとずるいんですよ
    ずるいと思いつつ、私はいつも床にばたっと倒れてしまうんです(←イメージ映像)
    溶け顔、けしからんですね(笑)
    安心からなのか幸福感なのか多分両方なんでしょうけど、いろんな思いの入り混じった表情で、ほんとうにいい顔してましたねえ
    北とぴあ、行ってきました! すばらしかったです~
    長いツアーがドーンと始まりましたね!

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