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2016年 エレカシツアー終了(Zepp Tokyo感想)

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今年のツアー、全行程が終わりました。
ファイナルもとても盛り上がったようです。
札幌で「大地のシンフォニー」……すっごくよかっただろうなあ!

私は大阪のあとは名古屋へは行かず、東京の2daysに行きました。

今更ですがちょっとだけ東京公演のメモです。
1日目は、本編は大阪2日目とほぼ同じ。
「悪魔メフィスト 」。歳をとると、2、3日たってから腰が痛くなったり(笑)、朝腹筋はしてるんだけど、…というくだけたMCから、ほんとにしれっと「悪魔メフィスト」をはじめた。極めて冷静に、割れるほど歪んだあのリフを弾いていたのがめちゃくちゃかっこよった。

「明日に向かって走れ」は、ひゃああぁぁ~と小声で叫んでしまった自分。
私こんなに好きだったっけ…大好きだよ!(←脳内の会話)
これはですね、《駅をゆき 街を過ぎ 今すぐそうさ 会いにゆくのさ》。
ここが……このメロディと歌詞がツボすぎて。
エレカシらしいさっぱりした男らしい歌だと思うのだけど、
同時に男の色気がいい感じで出てましたねえ。
これは30歳頃の歌だけど、
今歌うと、また別の色味と艶が加わっててほんとによかった。

「歩いてゆく」。ミヤジ、一人でぽろんぽろんギター弾きながら、音を探している。
石くんになんだっけ、とかきいている。
「リハーサルとかやらずにやろうとするから、全然音がわかんない(笑)」と言いつつも、「歩いてゆく」を歌い始める。
この曲、今年の新春大阪公演で披露されたんでしたっけ…
わたしは生で初聞きで、もう……感激いたしました。
闘いのあと、やり切った男の歌というんでしょうか。
満身創痍、身なりはぼろぼろだけれども、
その風情は落ち着きはらい、淡々と、《歩いてゆく》と決意する。
という感じがなんとなくする曲(歌詞は違う感じだけどなんとなく)。
「RAINBOW」のアルバムにあんな形で収録されているせいなのか……
ライブ終盤、急にやりたくなっちゃったんでしょうかね。
突然のこの曲の披露に、みんな固唾を飲んで聴き入っていました。
抑制した声色は、静かだけど同時にたぎるような熱も合わせ持って、本当にぐっときてしまった。

2日目は「孤独な旅人」と「さよならパーティー」やってくれて嬉しかった。
「孤独な旅人」は、ひたすら美声だった…
圧倒的なその声に、あらためて惚れ直した次第なのでした。

最後のストーンズ風のあいさつシーンは、
東京でも大盛り上がり。
なんてみんないい顔してるんでしょう!
ミヤジは歯を見せるほどの笑顔を見せてたし、
トミはドラムセット飛び越えてきて、必殺スマイル。
会場を沸かせてましたねえ。

ちょっと前まで、こういうごあいさつをやっていなかった、
という事実がもはや信じられないくらい
すっかりおなじみの光景になって、
もうこれなくしてはライブが終わった気がしない…

このツアーの締め曲はほぼ「四月の風」でした。
この曲、締めにやることがたまにあるような気がするんですけど…
2001年に見た野音とかAXのライブも、最後に「四月の風」をやっていて、
「good morning」という打ち込みの、
「ガストロンジャー」とか「コール アンド レスポンス」といった
キレキレの曲が入ったキレキレのアルバムが出た翌年のライブで、
最後、この曲で終わるんだなあ、と、いいとか悪いとかではなく、
すごく意外な感じがしたのをよく覚えています。

でも、なんか好きです、「四月の風」で終わるライブ。
「ガストロンジャー」があり「クレッシェンドデミネンド…」があり
「なからん」があり「TEKUMAKUMAYAKON」があり「デーデ」があり
幅広いエレカシの曲たちの最後に「四月の風」。
なんかすごくやさしいなあと。すべてを包み込むおおらかさがあるというか。
非日常から日常の世界に、なだらかにスーッと帰してくれる1曲という感じもします。
《明日もがんばろう》という歌詞もありますし。
トン、と明日からの日常に送り出してくれる。

イベント等は行かないので、私はこのZeppが今年の見納めでした。
あんなに楽しみにしていたツアーも終わってしまって…本当にあっという間だった…
見納めだと思うとさびしいことこの上ないのですが、
でも、いいライブに参加できて、それを存分に楽しめて、本当によかった。
エレカシはいつもすごいライブをしてくれるけど、
それを受け取る側の状態というか、ふつうに元気でいられて、
会場でこぶし挙げて我を忘れてワイワイできるというのは、
ほんとうに幸せなことなんですよねえ。
去年より少し元気になって、私は心からそれをかみしめたのでした。

—–

私は行ってないのですが、
Coversフェスの収録も終わったようで、
その放送がほんとに楽しみだし、
今日はテレ朝のドリームフェスティバル、
これまたきっと盛り上がったんでしょうねえ。

—–

そして、公式サイトでカウントダウンが始まりました。
エレファントカシマシデビュー30周年記念スペシャルサイト
http://sp.universal-music.co.jp/elephantkashimashi/30th/sp/
ナタリー/エレファントカシマシ、ツアー終幕と同時に謎のカウントダウン開始
http://natalie.mu/music/news/206512

Zepp SAPPOROの写真もあります(撮影は岡田さん!)。
ナタリーの記事を見たら、「その日」は11月21日らしいのですが、
なになに、この日に何かが発表されるわけですか!(コーフン)
デビュー記念日3月21日の4ヶ月前なんですね……
一体なんだろうか! (さらにコーフン)
きっと何が発表されてもうれしいだろうし、
たぶんもろもろ踊らされてしまうんだろうなあ…
これからしばらく、妄想に次ぐ妄想でアレコレ楽しめそうですね!

アルバム未収録曲~2014年ツアー前、もろもろ聴き直す~(つづき)石橋たたいて八十年、始まりはいつも 2000年発売のベスト盤の初回盤特典として収録された2曲。 これどっちもドラムがかっこよくて、 ...

POSTED COMMENT

  1. 侘助 より:

    岡田さんの写真、いいですね!
    札幌の、めくるとすごい一枚が出てきてびっくりしました。なんでしょうね、なんか岡田さんのエレカシ写真って違いますよねえ…すばらしい。
    リッスンの後半もすごかった! 関門海峡(笑)! ほんと渦巻いてとんでもなかったですね〜
    四月の風、そうそう。もうこれは、繰り返し演奏することの強さとやさしさというかですかね…それは悲しみの果てとか風に吹かれてもそうですけど、
    そういうところも沁みました、今回は本当に。
    今年はまだCoversの放送もあるし、30周年の謎のカウントダウンもあるし、
    まだお楽しみがありますね! パワーチャージしていきましょう!
    待ちきれないですね〜(^_^)

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