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エレカシと夏フェス

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夏フェスの出演情報が続々と発表されております。
ラブシャに加えて、山口、香川、福岡と、西日本にもたくさんご出演のようです。

MUSICAでのインタビューで、
夏まで創作活動に専念、ということを言ってたので、
夏まで、というのは、夏を含むのか?
含むのなら何月なのか? 8月か? 9月か?
9月はちょっと待ちきれないんですけどどうしよう…
などと一人、不毛に考えていたんですけど、
すごいですね。心配無用ですね。



エレカシは去年、4つの夏フェスに出演したのですが、
そのうちスペシャのは既に出演が決定、
ほかの3つの”今年”の開催日程は、

■ROCK IN JAPAN FESTIVAL(茨城)
2015.08.01(土), 02(日), 08(土), 09(日) ※5/12(火)21:00 第1弾出演アーティスト発表
http://rijfes.jp

■RISING SUN ROCK FESTIVAL(北海道)
2015.08.14(金), 15(土)
http://rsr.wess.co.jp/2015/index.html

■音楽と髭達
2015.08.29(土)

エレカシ出演のアナウンスは、5月10日夜現在、まだのようです。
「まだ」というのが、出てくれるの当然みたいになってますが(笑)、
大本命のロッキンは5/12に第一弾発表のようだし、
とりあえずそれを楽しみに待つことにしよう。

私がフェスで初めてエレカシを観たのは、
「セルラーサウンドマリーナ’99 SETSTOCK」という、広島のイベントでした。
そうそう、この頃はまだ夏フェスという言葉もまだなかったか浸透してなかったんじゃないのかな?
エレカシ、スピッツ、トライセラトップス、奥田民生という4組の出演で、
最初はトライセラかと思ったら、
いきなりエレカシが出てきてびっくりしました。
しかし、昔すぎてあんまり覚えてない…
エレカシDBさんのセトリを見たら、
『真夜中のヒーロー』をやってました。この年リリースなんですね。

2000年には、その年から始まった茨城・ひたちなかのROCK IN JAPAN FES.に参加しました。
当時、アルバム『good morning』をリリースしたエレカシは、超ハイテンションモード。
しかし、三十代半ばのエレカシの、
狂気じみたギラギラした異様なほどのかっこよさ、
あれは一体なんだったんだろうと思います。
あの時期特有の鋭さ、色気、憂鬱、破綻…全部かっこよさにつながっているという。
まあ、私が入れ込んでたのでとりわけそう見えたというのもありますが(笑)

個人的には2000年代半ばから数年、しばらくフェスの参加はお休み。

そうこうしているうちに、RIJFのチケットが取りづらくなってきたり、
音楽シーンもいろいろ変わり…

久々に行った2008年の「音楽と髭達」(新潟)は、ゲリラ豪雨で中止。
たしか、エレカシは15時くらいからの出番で、
その直前で中止が発表されました。
本当に直前で、袖でスタンバッてたであろう宮本さんが、
雨の降る中、突然出てきて、
ステージを駆け回って去って行きました(多分、雨の中待つ客へねぎらいのパフォーマンスだったのかと思われ。やさしいですね)。
忘れられないという意味では、一番忘れられないフェスです。

フェスの映像といえば、やっぱりこのDVD。
ROCK’N ROLL BAND FES & EVENT LIVE HISTORY 1988-2011

DVD Web限定告知ムービー(YouTube)
disc1は、ロッキング・オン社のフェス、
ひたちなかのロックインジャパンフェスと年末のカウントダウンジャパンの模様が、時間の経過を追って収録、
disc2は、それ以外のフェス、北海道のライジングサンとか、
エピックの頃のイベントも含め、
いろんな場所、いろんな時期のエレカシライブが見られます。

2007年ライジングサンの「風に吹かれて」はすごくいいです。
私は参加してなかったけど、
ライジングサンのエレカシは本当にすごかったと、
当時噂にききました。
掲示板か何かだったと思うけど、話題になったのをすごく覚えてます。
なんたって、歌ってる本人が「史上最強の”風に吹かれて”」と
ライブ中に絶叫しているほどです。
実際映像を見ると、叶うならワープしてそこに混ざりたいくらい、
とてもいい雰囲気なのです。
宮本さんがテレビか何かに出て、
この時のことに触れ、みんなにあたたかく歓迎され、
『風に吹かれて』でみんなで手を振ってくれてとても嬉しかった、みたいなことを言ってた気がします。
この映像を観ると、ライブというのは生モノで、
その時、その場でしか生まれ得ない空気というものがあるんだなあと思います。
そこにいた人にしか感じられない、
本当に奇跡のような時間が流れるんですよね。

RIJFの映像は、ギラついててかっこいい2000年のはもちろん、
2004年の『友達がいるのさ』、2007年の『俺たちの明日』もとってもいいです。

フェスは行く派、行かない派に分かれる気がしますが、
いろいろ観たりできるので、私はフェス、大好きです。

ライブで、生身の体を通して発せられる音というものには、
人間性も含めて全てがあらわになるような気がするんですけど、
いろんなアーティストを観てると、
当たり前ですけど本当にいろいろで、おもしろい。
生で観ることで、より好きになることもあれば、さほどでもなかったり。
で、フェスでいろいろ観ては、自分がなんでエレカシを好きなのかっていうことがわかったりとか。
結局、着地はそこかって感じなんですけど。

チケット代も安くないし、そうそう行けるもんじゃないけど、
行ったらやっぱりすごく楽しいです。
行く前の数日は、わくわくして遠足前の子供みたいになります。

エレカシのフェスでのセトリは、ここ最近は王道というか、
『今宵の月のように』と『悲しみの果て』は必ずやる感じ。
で、そういう曲をフェスで聴くのが本当に私は大好きです。
《くーだらねえと》と始まった瞬間、
会場がおおーーー!と湧いて、
その「おおーー」が、男の野太い声も混ざって、とってもいい感じ。すごく盛り上がる。
明らかに単独ライブとは違う、フェスの醍醐味です。

屋内フェスもあるけど、やっぱり私は野外が好きです。
夏の風に吹かれながら聴くエレカシは最高です。
時間帯によっては、日が徐々に暮れて夜になる感じもとてもいいのです。

雨になったらなったで大変だけど、その分明らかに(?)盛り上がります。
あとになって記憶にしっかり残っているのは悪天候のフェスだったりする。
もちろん、雨対策、体調管理はしっかりしないといけないんですけど。
エレカシの時だけ奇跡的に晴れた去年のRIJFも、とても忘れがたい。いいステージでした。

2000年頃というのは、フェスは音楽ファンが集う場所、という感じだったけど、
最近は、がっつり音楽ファン以外の人も増えてきたようで、
例えば、友達に誘われキャンプ感覚できました、という感じの人もいるし、
あと、親子連れも多く見かけます。
テントを張って寝転んでる人もいるし、
いろいろ遊べる場所があったりするので、
本当に人それぞれ楽しんでいる、という感じ。
フェスによっても、出演者によっても、
客層や雰囲気は全然違うと思うのですが…

合間にはご飯タイム。
本当にいろんな屋台がならんでいるので、何を食べようか、迷うところから楽しいです。

多くのフェスは複数のステージが組まれてて、
ステージとステージの間が結構離れていたりします。
移動時間を考え、ご飯やトイレの時間も頭に入れ、計画は立てるんだけど、
うまくいくこともあれば、珍事発生!であわあわすることもあって、
まあそれはそれで面白いんですけどね。

今年遂にフェス初参加! という方は、
持ち物は「夏フェス 持ち物」などでググると、
参考になるサイトがたくさん出てきます。
自力で行くのか、車で行くのか、荷物をクロークに預けるのか、
諸事情で荷物の中身・量も変わってきますね。

クローク(有料。ゴミ袋大のビニル袋をもらい荷物を入れ預ける)があるところも多いので、
値段とか場所とか出し入れ自由かとか、事前にチェックしておくとよいと思います。
クロークも開演前、終演後は混むので、
スケジュールがタイトな場合は、時間をうまくずらした方がいいかもしれません。

例えばRIJFは、トイレの数も多くて、そんなに並ばないけど、トイレは並ぶ時は並びます。
ステージやってる時はすいているので、混雑を避けたり、とにかく、行ける時に行っておく。

私もそんなに詳しいというわけではないのですが、
今年は、エレカシが全国津々浦々でフェスに登場しそうなので、
フェスに因んだもろもろを思い出してみました。

宮本浩次「シングルを出して、フェスで身を晒して生きていくのが、やっぱりかっこいいっていうことなんですよ」

bridge 2014年8月号 vol.79 P.116

続々と発表されるフェス出演の報を耳にし、こんな言葉を思い出しました。
身を晒す。
フェスというのは、出る側にしてみると、そういう感じのするところなのかと
読んだ当時思ったのを覚えています。
フェスでは、エレカシのことを知らない人も、
知っていたとしてもそんなに興味がない人も、
ものすごく多いんだろうし。
でも、「身を晒して」フェスに参加しつづける。
晒す、というのはいろんな意味が含まれてるんだろうな。
うん。かっこいいと思います。
いつまでも土俵に乗り勝負し続けようとする姿にぐっときます。

福岡の「NUMBER SHOT」では、エレカシとユニコーンが同じ日です。
http://www.kyodo-west.co.jp/number_shot_2015/artist.html

両者の写真が載ってるんですけど、
その雰囲気があまりに違いすぎて面白いです(多分にユニコーンのせいですが)。
共に、1986年ソニーオーディション出身の両者(同期!)。
30年近く経った今も、現役で、一緒に同じステージに立つなんて、
ちょっと感慨深い…
いつまでも若者に混ざってフェスに出続け、暴れてほしいなあと思います。

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POSTED COMMENT

  1. 侘助 より:

    鍵コメさま、こんばんは♪
    夏フェス、たくさん情報が出ましたね。
    もう呼ばれたらスケジュールの許す限り出るという勢いなんでしょうか…
    アルバムの様子は一体どうなんでしょうね。
    リリース時期の告知とか、なにかいいタイミングでどーーん!と
    やってくれるのではないかと、楽しみに待っている今日この頃です。
    私は夏フェスは…行きたいなあと思ってるんですけど、
    まだ考え中です。
    全然若くないんですけど、どさくさにまぎれて
    参加できたらと思って(笑)
    夏フェスシーズンが落ち着いたら、
    待望のあたらしいアルバムリリースとかそのツアーとかいろいろやってくれるといいですね!

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