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石くん目線で(”相棒”石森敏行)

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表向き、ライブやその他公の場で、
石くんがいっぱいしゃべるということはほとんどなくなってしまったけど、
石くんが実は一番おもしろいことを言う、と
たしか2013年の大阪城野音のMCで宮本さんが言っていたし、
以前、蔦谷さんのラジオでも、「石さんはおもしろい」としきりに言っていたような気がします。

たくさんしゃべっている石くんが見られるのは、
エピック時代の「eZ」、“ファイティングマン”~“やさしさ”のPV。
(以前は公式YouTubeで見れたのですが…「エレファントカシマシ EPIC映像作品集 1988-1994 」に収録されています)

渋谷のスクランブル交差点。
石くんとミヤジがだらだらとしゃべってます。
人ごみの中、突っ立って、タバコをすぱすぱ、ポケットに手を突っ込み、
手持ち無沙汰で、ふてくされたように立っている若き日のメンバーたち。

石くんがとにかくしゃべっているので、
今見ると本当に新鮮。

宮本さんが1stアルバム「THE ELEPHANT KASHIMASHI」の頃を振り返り、
メンバーのことをこんな風に言っていたことがありました。

宮本浩次「この頃ってアマチュアバンドだから、成ちゃんもイシくんもトミも、実はまだ仲間とは違うんですよ。ライバルだし、中学時代の給食の時に鼻ちょうちん出してる僕を知ってますし、修学旅行の時に女の子に写真撮って欲しくて、その子の前をウロウロしていた僕を知ってますし、だから今ほど僕のことを認めてないんですね。だから実はこの頃の方がもっと孤独というか、大人の孤独とは違う若さ故の孤独があったと思うし」

MUSICA vol.12 2008年4月号

まだ仲間ではなかった、という言葉がすごく印象的だった。
つるんで、一緒に音楽もやっているのに、「仲間」ではない。ライバル。
さっきのeZの映像が、なんとなくこの話につながるというか、
石くんと2人で、盛り上がって話しながらも、
じっと、押し黙って虚空を見つめるようなシーンもあったりする。

宮本「バンドのメンバーとの距離感もちょっと変わった……要するに、友達じゃなくなりました。イシくんと成ちゃんがちょっとびっくりしたことがあって。つまり、そこで初めて、僕のことを『俺よりコイツは注目される男なんだ』って思ったんです。それまではライバルだったけど、『ちょっとだけこいつ凄いやつなんじゃないか』っていう、それが外側から評価されることで初めてわかったという(笑)」

MUSICA vol.12 2008年4月号

これは2ndの頃を思い出しての宮本さんの言葉。
「友達じゃなくなりました」とまで言い切る。

「エレファントカシマシ EPIC映像作品集 1988-1994 」に入っている、“男は行く”のPVは、“やさしさ”と同じ場所、
渋谷のスクランブル交差点での撮影なのですが、
“やさしさ”の時とはがらりと違った空気。
映像のトーンも心なしか暗めで、
あの時と同じ人たちなのか? と疑いたくなるほど雰囲気が違う。顔つきも全く違う。
ただただ立っているだけの4人。しゃべらない。
しゃべらないし、笑わないし、ただじっと立っている。

ずっと不動のメンバー、とひとくちに言うけれど、
バンドには、かけがえのないつながりがあると同時に、
面倒くささや泥臭さもあわせ持ちながら、
人間関係の微妙な移り変わりを経て、
バンドの「今」というものがあるのだろう、と
本当に今さらながらなんですけど、しみじみ思ったりします。

宮本浩次という突出した才能を持つフロントマンの
「相棒」としてそばに居続けた石くんは、
その変化を敏感に受け止めながら、
時に誰にも言えない思いを抱え込んだりもしたんだろうなあ。

書く腕のある人が石くん目線でエレカシとその周辺を書いたら、
相当おもしろい(ぐっとくる)小説になるだろうなあ…という気がします。
エレカシのギタリスト。
宮本浩次の「相棒」として行動を共にする男。
ミヤジのことはどう映っているのか、
エレカシというバンドがどう見えているのか(見えていたのか)、
本人から語られることがほとんどないだけに、とても興味深くて、
とくにそれが石くん主観で語られるなら、
すごーくおもしろいだろうなあ、という気がします。

 

そして今日は3月18日。
石くんのお誕生日です。おめでとうございます!

アルバム制作の真っ最中ということで、
ミヤジに頻繁に呼び出されたりしてるのかな?
今回のアルバムは、まずはバンドでやってみる、というテーマのようなので、
きっと石くん、フル稼働で大忙しなんでしょうか。
石くんの活躍も、アルバムリリースも、両方楽しみな
この1年になりそうです。

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POSTED COMMENT

  1. 侘助 より:

    鍵コメさま
    本当にそうですね…エレカシに限らず、それは永遠の謎ですよね
    わからないから憧れる部分もあるのかなあと、
    ちょっと思ったりします…

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