年別活動振り返り

2020年(エレカシ・宮本ソロのリリース、ライブなどを振り返る)

リリース

2020.02.13 《み》配信「ハレルヤ」
2020.02.25 《み》配信「夜明けのうた」
2020.03.04 《み》ALBUM「宮本、独歩。」(ファーストソロアルバム)
2020.07.24 《み》配信「P.S. I love you」
2020.09.16 《み》SINGLE「P.S. I love you」(c/w 木綿のハンカチーフ ※太田裕美カバー
2020.10.12 《み》配信「ロマンス」(岩崎宏美カバー)
2020.10.26 《み》配信「あなた」(小坂明子カバー)
2020.11.09 《み》配信「化粧」(中島みゆきカバー)、「赤いスイートピー」(松田聖子カバー)
2020.11.18 《み》COVER ALBUM「ROMANCE」

MV

宮本浩次「ハレルヤ」

宮本浩次「ハレルヤ」(MVメイキング)

宮本浩次「P.S. I love you」

宮本浩次「異邦人」(久保田早紀カバー)

宮本浩次「あなた」(小坂明子カバー)

ライブ

エレファントカシマシ

2020年1月4日(土)、5日(日) 東京・東京国際フォーラム ホールA
2020年1月9日(木)、10日(金) 大阪・フェスティバルホール
2020年10月4日(日) 日比谷野外大音楽堂

宮本浩次

2020年6月12日(金) 2020612 宮本浩次バースデイコンサート at 作業場「宮本、独歩。」ひきがたり
2020年11月14日(土) 国宝松江城5周年記念 東京スカパラダイスオーケストラin 松江城  宮本浩次 ゲスト出演(「明日以外すべて燃やせ」「俺たちの明日」)
※2020年3月13~4月24日に予定されていた「宮本、独歩。」ツアーは新型コロナ感染症の流行を考慮し中止

ライブ映像

宮本浩次-ハレルヤ (2020 612 宮本浩次バースデイコンサートat作業場 「宮本、独歩。」ひきがたり 完全版 より)

宮本浩次-2020 612 宮本浩次バースデイコンサートat作業場
「宮本、独歩。」ひきがたり 完全版 ダイジェスト

エレファントカシマシ-LIVE Blu-ray/DVD「日比谷野外大音楽堂 2020 」
ダイジェストムービー

2020年のトピック

初のソロアルバムリリース、タイアップ続々

宮本浩次のソロアルバム発売のニュースが伝えられたのは2019年の末。
年が明けるなり、

  • 「ハレルヤ」→テレビ朝日系ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」
  • 「夜明けのうた」→「日経スペシャル ガイアの夜明け」
  • 「P.S. I love you」→NHKドラマ「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」

・・・と矢継ぎ早にタイアップが発表されました。
ドラマは終わってしまったけれど、「ガイアの夜明け」は現在も放映中で、宮本浩次の「夜明けのうた」が番組のエンディングで流れています。
リリースを目前にした2月は、ミュージックフェア、うたコン、SONGS、ミュージックステーションなどなど、ファンとしても追うのが忙しいほどの露出でした。

コロナ禍で

2020年に特筆すべきは新型コロナ感染症の流行です。
宮本浩次周辺で言うと、第1波の時期はちょうどソロアルバム「宮本、独歩。」発売とそのレコ発ツアーというタイミングでした。
何もなければ、今頃ここに「ソロツアー楽しかった♪」とにやにやしながら感想を書き留めているはずだったのですが・・・

  • 2020.02.21「ツアー「宮本、独歩。」 は、現状、予定通り開催すべく準備を進めております。ただし、今後の状況によっては変更がある場合もございます。」(公式HP)
  • 2020.02.27 宮本浩次ツアー 千葉・宮城・兵庫・香川公演中止の発表
  • 2020.03.02 千葉・宮城・兵庫・香川公演 振替公演実施のお知らせ
  • 2020.03.04 宮本浩次ソロアルバム「宮本、独歩」発売
  • 2020.03.16 大阪・北海道公演 延期、振替公演実施のお知らせ
  • 2020.03.25 市川公演再延期のお知らせ
  • 2020.03.27 新潟、神奈川公演 延期、振替公演実施のお知らせ
  • 2020.03.31 広島、福岡、埼玉公演 延期、振替公演実施、東京、愛知公演延期に関するお知らせ
  • 2020.04.06 VIVA LA ROCK 2020開催中止のお知らせ
  • 2020.04.03 JAPAN JAM 2020開催中止のお知らせ
  • 2020.04.08 緊急事態宣言発出
  • 2020.04.24 宮本浩次ソロツアー全公演中止のお知らせ

中止と延期のお知らせが細かく発表されました。
ツアー初日の市川公演にいたっては、延期のあと再延期されています。本当にぎりぎりまで開催すべく調整されたんでしょうね。関係者の方は本当に大変だったと思います。
結果的にはその後緊急事態宣言が発出され、4月終わりにはソロツアー全日程が中止されることになりました。

恒例の日比谷野音は有観客+ライブ配信

1年前の私は、このタイトルを見て「有観客」とはなんぞや?と思ってるだろうな。
2020年の日比谷野音は、50%未満の客入れ+配信という形でなんとか実施されました。
コロナ禍では無観客ライブという言葉が定着してしまったので、それと区別するために「有観客」という言葉も出てきたんですね。
今思うと、第2波と第3波のちょうどはざまに実施されたことになるので、これは本当にタイミングが良かったんだと思います。
日比谷野音の「有観客」は、客入れは半分以下、声出し禁止、会場でのグッズ販売なし、野音の風物詩「外聴き」も禁止という、徹底したコロナ対策のもとで実施されました。
私は配信組で、野音の配信視聴はもちろん初めてでした。
2013年に復活の野音でライブビューイング(映画館)で参加したことはありますが、それに並ぶ異例の経験でした。
翌日の「めざましテレビ」によると、観客数は1260人、配信視聴は2万人だったそうです。野音は立ち見も入れると3000人以上入るので、客入れはかなり少なくしたんですね。

カバーアルバム発売、初の1位

宮本浩次として後半のトピックは何といってもカバーアルバムの発売です。
かなり話題になりました。ファンのひいき目を差し引いても、歌番組に出るたびに反響があったようだし、以前とは違う盛り上がりがあった気がします。
特にNHKの「あさイチ」後はすごかったようで、私も職場で声をかけられたりしました(今までそんな話されたことない)。
その圧倒的な歌の力はもちろん、時代の空気も後押してカバーアルバム「ROMANCE」は宮本浩次初のチャート1位を獲得します。
ファン以外の人には意外に思われるかもしれないですが、エレカシでも1位にはなっていなかったのですね。

侘助的回想

個人的なことで言うと、2020年は1回しかライブに行けませんでした。
新春の国際フォーラム。あの時はコロナのコの字もなく・・・たのしかったな・・・

ソロツアーは、私は市川、渋谷、愛知に行く予定にしていました。
2月後半から、中止と延期のお知らせがポツポツくるようになり、それでもはじめの頃は、延期されるけど中止にはならないかな・・・くらいに軽く思ってたら、緊急事態宣言が出て、春フェスが次々と中止になり、4月終わりにはツアーまるごと中止になってしまいました。
いたしかたないとはいえ、この頃の不安とさみしい空気は忘れられないです。

それだけに、6月の無観客バースデーライブと、10月の日比谷野音は本当に嬉しかった。

別に音楽、ライブだけが趣味や生きる楽しみというわけでもない。ライブがなくてもその空いた時間は他で埋めることはできるもんね。

ツアーが中止になってそうなぐさめた私でしたが、配信とはいえライブを観た私は思うのでした。他ではやっぱり埋まらない。。
配信ライブを観て嬉しかったし感動した一方で、ますますほんとのライブ、現地で見るライブへの思いが募るばかり。困った(笑)

「みんないい顔してるぜ、まったく見えないけど!」ってカメラに向かって呼びかけたりして(笑)。私は歌を発表する場に恵まれたことに感謝しつつ、観客ゼロのライブが永遠に続くなんて絶対に嫌だと思った。
婦人公論.jp/宮本浩次「少年時代、赤羽台団地2DKの住まいで聞いた母の歌声」心が解放されたとき口ずさむのは昭和の歌謡曲

6月12日のバースデーライブ@作業場以降、無観客のライブはもうやりたくないと、宮本さんはよく言っています。
「絶対に嫌だと思った」
これはファンサイドからしても、首がもげるほど頷く超重要案件でありまして。ほんとに。「有観客」って一体なんなんだと。観客有なんて当たり前じゃないか。私は一人粛々とぼやきたい。ぼやく相手がいないのが本当に切ないのですが。

2021年はどうにかライブが行われますように(私もどこか行けますように)。

ライブと言えば、2020年の野音のセットリストは衝撃でした。エピック期の曲が多く、「生活」から3曲もありました。

宮本浩次「エレファントカシマシの新曲をやる時のヒントはたくさんあった。そこにはきっと小林武史さんも蔦谷(好位置)くんもいない。4人のエレファントカシマシがそこにいるような気がする。それを私は感じたし、そうなっていくべきなんじゃないかな」「演出としての4人っていうだけじゃなくて。演出としての4人だったらやる意味ないと思うんだよな」
ROCKIN’ON JAPAN 2020年12月号

これは野音後のジャパンのインタビュー。ソロ真っただ中の宮本浩次が語るバンド観。この号の記事、あらためてじっくり読むと、ハラハラドキドキする内容なのですが(笑)、でも、4人のエレカシ、新曲という言葉が出てくるだけでファンとしてはうれしいというか。
宮本さんの理想のバンド像は私のようなしろうとには理解できないくらい高みにあって、宮本さんもソロをやろうが何をやろうが最終的にはそこに向かっているんだろうし、ソロやカバーを含めた緻密なシナリオが宮本浩次の頭の中にはあるのだろうなあ、とは思う。

野音のハグシーンは感涙ものでした。DVD出るんですよね。ジャパンの記事読んだあと、このハグ見たら泣いちゃいそうだ。

エレカシの活動、ソロとバンドでどういうふうに行くのかな、というのは一ファンとしてとても気になるところで、いろんなバンドの活動やその来し方を思い返してみた時に、どのバンドも参考にならない。前例がない。こんなこと本当に今さらなんですけど。
どう進んでいくのか。何が起きるのか。想像がつかない。
でも、そのわからなさも含めて私は楽しがってるんだろうな。あんなものすごいバンドの歴史にリアルタイムで立ち会っているなんて最高だ。その幸運に感謝しつつ、次はどんなカードを切ってくるのか、楽しみに待ちたいと思います。

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POSTED COMMENT

  1. みみこ より:

    わびすけさま! 今の心境がきけて嬉しいです!
    4人のエレカシ、泣けます。ほんと最終的に向かっている、なんだか泣けますー 宮本さんは今までもどんなときも 泣いても笑っても立ち上がり楽しんでやってきてますもんね 緻密とシナリオもエレカシ宮本さん思い出す言葉! わたしもなかないで楽しみに待ちたいと思います! 

    • 侘助 より:

      みみこさま
      4人のエレカシ、泣けますよね。。
      ファンとしてはバンド活動をもう少しやってほしいと思いつつ、きっと設計図があるんだろうなあ、と思ったり。
      カバーアルバム後の一手は一体何だろう、と今は楽しみに待つ時間で。あれやこれや勝手に予想してワクワクしてます(笑)

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