エレカシ・宮本ソロもろもろ

去年の7月(シングルの特典~1年経ってしみじみする話)

シングル「Destiny」の特典DVDのレコーディングドキュメントが良くて、
繰り返し見ています。

「明日を行け」レコーディングドキュメント(Short Ver.)
http://youtu.be/ZpbDmeQdbUU ※リンク切れ



冒頭、積み重なったシンバルに、へぇこんなふうに収納するんだねぇとか、
成ちゃんとトミの何気ない会話がほほえましいなぁとか、
レコーディングでの石くんはどこかキリッとして見えるなぁとか、
いろいろ思いながら見てたんですけど、
やっぱり、曲が形になってゆくさま、表現がひとつの作品に仕上がっていくさまを見るのは、
なにか崇高なものを目の当たりにしているような感じさえして、
ただただ感動してしまいます。
ひとつの作品がこの世に生まれおちる瞬間というのは美しいなあと思う。
一通り終わって、最後にみんなで一緒に聴こうってなって、
メンバー揃って、じっと聴いている時の空気とか……
ほんと、みんないい表情してますね。

エレカシのドキュメンタリーを見てこんなに穏やかな心持ちになれるのか。
なんてことも思うわけですよね。
「the fighting men’s chronicle」など、激しいスタジオシーンでは、
こっちまで縮みあがりながら観てましたから。
「扉の向こう」だって、エレカシのドキュメンタリー観るのは初めてだったので、
いいんだろうか、こういうの観てしまっていいのだろうか?!、ぐらい思いながら観てたし。

どちらのドキュメンタリーも好きですが、
今回の「明日を行け」のドキュメンタリーはまた感触が違って、
とりわけ音楽そのもの、音楽に対峙する表現者というところが
より際立って感じられるのが、なんとなくいいなあと思います。
あのスタジオの中の純度というのかな、
ひとつの音、ひとつのリズムに対する真っすぐな姿勢がほんとにかっこいいなと思いました。

—–
7月になりまして、
思い出すのは去年の7月。
去年の7月はというと、エレカシ界隈、いろいろとにぎやかに盛り上がっていました。
「戦う男の25周年」という企画展がタワーレコード渋谷で3日から始まって、
12日からは「the fighting men’s chronicle」のドキュメンタリー映画が公開されて、
それとは別に、
12日になにか発表がある、と知らされてはいて、
てっきりネットでの発表だと思ったら、
事前にPAOが発送されたことがわかり、
私はわき目もふらず超早歩きで家に帰り、
PAOを見ると、復活の野音4daysと、年明けのたまアリが、遂に遂に発表になっていたのでした。
そのPAOが到着するかしないかという数日(2日位?)は、
もうかなり異様なテンションでした……
発表される内容が何かは知らされていなかったので、
ライブ日程の告知だといいなあ、とは思ってはいたけど、
そうじゃなかったときのショックが大きいので、自制して、ぐっとがまんするんだけど、
でもやっぱりライブ……てなことをぐるぐる考えたりして。
PAOのお知らせが届いて、ライブ復活だとわかった日は、
友達と電話で「よかったね」「よかったね」と言い合って、
9割方「よかった」しか言ってない内容だったけど、
本当にあの日の喜びようと言ったら、
人生における喜びランキングの3本指に確実に入ると言っていいです。
大げさか。大げさでもないな。相当嬉しかったな。ほんとうに。

1年経って、今は久しぶりのツアーの前の、ある意味一番楽しい「待ち」の時間です。
その前にフェスもいろいろありますね。
チケットが手元にあって、来るその日を楽しみに待ちながら、
「再来月はライブだな」とか、日常のふとした瞬間に思い出したりして、
そういうことがどれだけ幸せで生活に張りが出るものなのかと、
心の底から思ってやまない7月なのであります。

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