エレカシ・宮本ソロ_曲タイトル

「はてさてこの俺は」と「この円環のなかを」(エレカシシングル「あなたへ」カップリング)

おくればせながら新曲のカップリングの感想をすこし。

「はてさてこの俺は」、大好きです。

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丸裸。詞も曲も素直な感じ。



特にAメロの、哀感こもった表現がほんとにいいです。
ドラムの「コンココ」という音の愛嬌も相まって、等身大の男の泣き笑いの表情が見えてきます。

そりゃあそこらの阿呆どもに比べれば/俺の方がいくらか気が利いてるだろうが
エレファントカシマシ「はてさてこの俺は」詞/宮本浩次

のあとの自虐的な笑い。笑いを通り越して逆に切なさが出てるというか。
ここ、曲中でもフックというか、ぴりっと効いててほんとに最高です。

後半、音は明るいバンドサウンドだけど、詞はシリアスさを帯びて、一言一言が生々しい叫びとして響いてきます。
ぎりぎりまで追い込まれて、さらけ出された≪逃げ出したい≫という思い。
でも最後に≪解き放つぜ≫という詞を心の底から歌うためには、一旦向き合う必要があったんだろうか。

この曲と言えば、ドキュメンタリー映画の予告編で流れて初めて知ったんですけど、
予告編をあらためて見てきました。
この予告編バージョン、CDたくさん聴いたあと今聴くと、またいいのです。
アコギ1本の完全弾き語りで生々しいです。ちょっとどきっとします。そして何回聴いても泣けます。
病気のあと、完全に音楽から離れ、再び曲を作り始めた頃に生み出されたこの曲は、
明るい予感をファンに与えてくれた曲だったし、作り手自身をも自ら鼓舞し励ました1曲だったんじゃないかなあという気がします。

「この円環のなかを」。一発録りの曲だそうです。いいテンポ感。

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石くんはブルースとか好きみたいなので、ライブでノリノリでギターソロ弾いてほしいな。アドリブ大会やってくれたらきっと楽しそう。
ここまでど真ん中のブルースはエレカシで初めてじゃないか……と思ってたら、
「音楽と人」の12月号で、宮本さんが言ってましたね。こんなブルースの3コードの曲は意外に初めてだと。

型であればあるほど自由っていうさ。これは曲の作り方として、テーマですよね。本当にちゃんと型に収めるっていうか、型に収めれば収めるほど、歌の良さが際立つはずだっていう前提は常にあるんだけど。

(ROCKIN’ON JAPAN 2013年 12月号)

JAPANで「型」の話をしていたのを思い出しました。
型に収まると自由になる……うーむ、深いなあ。と浅いコメントしかできない自分がはがゆいですが、
お休み中にたくさんルーツの音楽を聴いて、触発された部分は大きいんだろうな。
詞の内容もどっぷりブルース。≪会議ってヤツはもうたくさんだ≫なんて、全国のサラリーマンの心をわしづかみにすると思います。
≪気苦労 取り越し苦労≫のところの歌いっぷり、やっぱり何度聴いてもしびれます。早くライブで。早くライブで。(繰り返してしまった)
「型」の中で自由にはっちゃけるステージ上の歌と演奏が本当に待ち遠しい。
「もう一丁」の雄叫びがとどろきわたるのかと想像するだけで楽しいです。

2013.10.14 《エレカシ野音》大阪城野外音楽堂(復活の野音千秋楽)(ライブレポ)10月14日大阪野音のセットリスト(EKDBさんより) 1. 歴史 2. 新しい季節へキミと 3. 四月の風 4. 悲しみの果て...

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