エレカシ・宮本ソロ_曲タイトル

俺たちの明日(2008年野音を回想)

ベスト盤の曲についていろいろ書くのも今日が最後になりました。
今日は「俺たちの明日」を。

ユニバーサル移籍後第一弾のシングル。2007年11月発売。

アルバム「starting over」の10曲目。




ハウス食品『ウコンの力』のCMソングでした。
CMには加藤浩次が哀愁ただようサラリーマン役で出演し、
エレカシの≪さあがんばろうぜ!≫がほんとうにぴったりなCMでした。

加藤さんといえば、こんな話題。

BARKS/加藤浩次、エレファントカシマシの「俺たちの明日」を聴いて涙
http://www.barks.jp/news/?id=1000044017

それから、めちゃイケの酒豪NO.1決定戦では加藤さん、ジャルジャル後藤と「俺たちの明日」をカラオケで一緒に歌ってました。
最初、ジャルジャルが一人で歌ってたところに、サビで加藤さんが一緒に歌いはじめ、
挙句、めちゃイケメンバーで肩組みながらの大合唱になってました。
この回のめちゃイケ、とにかく「俺たちの明日」がかかりまくってた。
番組のスポットCMでも流れてたし、
放送時はカラオケだけじゃなく、BGMとして、アコースティックVer.なんかも、
ここぞというシーンにばんばん流れてました。
めちゃイケはジャルジャル後藤、光浦さん、加藤さん、
エレカシファン率が高いから、たまにぽろっとエレカシネタが出てくるんですけど、
この回は、「俺たちの明日」が大フィーチャーされてました。

この曲、一体いつ初めて聴いたんだろう。
初めて披露されたという大阪のカウントダウンは行っていないので、
そのあとの、ZEPP TOKYOの2007年新春ライブだったと思います。

何より驚いたのは、その年の5月にやった日比谷の野音で、「俺たちの明日」を2回やったことでした。
1曲目の「夢のちまた」の次にやり、
アンコールの最後にもやっていました。
最後、宮本さんは泣いていました。

シングルリリース前、2007年のROCK IN JAPAN FESの「俺たちの明日」が、
このDVDにおさめられています。

ROCK’N ROLL BAND FES & EVENT LIVE HISTORY 1988-2011

2000年にこのイベントが始まって、以来エレカシは毎年休むことなく出演し、
メインの一番大きなGRASS STAGEでずっと演奏してきたんだけど、
この前の年から、ひとつ小さいLAKE STAGEになってしまいました。
だけど、この2007年のLAKE STAGEの「俺たちの明日」はすごくいい。
この1曲のためにDVDを買ってもいいくらい。
ずっと歌いたかったことがようやく形になって、自信にあふれて、
それを届けようとする渾身のエレカシの歌と演奏が本当に胸に迫るし、
お客さんも、この新曲を興奮しながら歓迎しているのが、映像見ててもよくわかる。

それから、2008年の野音。
「俺たちの明日」をやる前、MCで客席に向かって
「不器用だなあ、エレファントカシマシのコンサートにきちゃうなんて」
という感じのことを言ってました。
このMCがですね……

なぜか私は、宮本さんがキレた過去のライブのことを思い出していました。
当時、宮本さん自信作の「good morning」を引っさげてのライブで、
そこまでのテンションに客のノリがついていけなかったせいだと思うけど、
先生、ぷちっと切れて、会場が水を打ったようにシーンとなり、なんとも言えない気まずいことになったことがあります。

2000年頃が極端だったと思うけど、
東芝時代は基本的に、いつ怒りだすかわからないというようなきわどいテンションでした。
エピックの頃とはまた違う(←多分)ぴりぴり感があったと思う。
たまに怒られても、まあエレカシだからしょうがないか、という感じで、
客席なんか目に入っていない、と言うと語弊があるかもしれないけど、
ステージ上は、とにかく自分の力を120%出すのだ。自分との戦いなのだ。という感じで、
そういうことも含め歌や演奏の感動がすごかったので、ライブには通っていました。
MCとかは二の次というか、
エレカシのライブというのはそういうもの、というのでずっときていました。

だから
「不器用だなあ、エレファントカシマシのコンサートにきちゃうなんて」
というのは、びっくりしました。
なんというのか、
客席の顔が見えてるんだな、という気が、実感をもってはじめて……
はじめてというのも言い過ぎだけど、わかって話しかけてるんだな、という気がしたというか。
言う側からしてみれば、「俺たちの明日」の詞に引っかけた他愛のないMCだったんだと思いますが。
「俺たち明日」の「たち」に自分も入れるんだなあと思えて、
曲のメッセージはすでに受け止めてたはずだったんだけど、あらためてそう思って、
このMCは別のところでとてもぐっときました。

2009年、8年ぶりの武道館の本編の最後の曲も、この「俺たちの明日」でした。
サビでいっせいに客電が点灯して、照明が真っ白になって客席を照らし出しました。
私の席は2階席南側、ステージの真正面だったので、ステージと客席の両方が一望できました。
3階席までびっしりと埋まった客席の、ひとりひとりまでよく見えました。
≪さあがんばろうぜ!≫と歌いかけるステージ上と、
それにこたえるようにこぶしを突き上げる客席がひとつの景色として視界に入ってきて、
それはそれは壮観で、思い出すだけでもぞくぞくするような感動的な場面でした。

ライブ活動休止発表後の野音では、「花男」のあと、弾き語りの「俺たちの明日」。
歌い終わったあと、じっと立ちつくして、言葉にならない宮本さんの姿がありました。

思えば、節目節目に「俺たちの明日」がありました。
「俺たちの明日」はやっぱり大事な曲で、私の中では、CDを聴くごとに、ライブに行くごとに、
この5年の間に少しずつ育っていった、そんな曲のような気がします。

「俺たちの明日」を冠したベスト盤が、今週いよいよ発売される。
うん。なんかうれしい。しみじみとうれしい。
今回はいつものベスト盤とはやっぱり違う感じがします。

エレカシ、2008年の野音(チケットの半券とセットリスト) 定期入れにはPASMO(ICカード)を入れてるんですけれど、ついてるポケットにいろいろ入れすぎて、パツンパツンになったなあ、と思って...

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