待つ

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『エレファントカシマシ5』に収録の“夕立をまってた”という曲があります。
夕立をまつ、じゃなくて、《まってた》と過去形なのがミソ?なのかなー

アルバム5枚目は、状況を打破すべくレコーディングでドンカマを導入したり、
新しいことを試みようとしていた時期。


俺の知らない明日を求めて
エレファントカシマシ “夕立をまってた” 詞/宮本浩次

何かやることはないだろうか
(同上)

という詞が
当時のバンドの空気に重なるようです。

“友達がいるのさ”の、

お祭りの日を待つ子供の様に/待ちつづける俺を笑いてえんだ
エレファントカシマシ “友達がいるのさ” 詞/宮本浩次

ここ、ほんとにいいです。好きです。
待つ自分を笑いたい。ここまで踏み込むのがやっぱりエレカシって感じがする。

エレカシで待つ、といえばやっぱり“待つ男”。
この曲、なんで“待つ男”というタイトルなんだろうと、いまさらながら考えると、
私の中では、おそらくこういうことなのかな……と感じがあるんですけど、
言葉にするときっと、なんじゃそりゃという身もふたもないことになりそうです。
待つという言葉は深いです……

待つ、というのは今、エレカシファンにとってなかなか切実で。私は今まで、これだけ長い間、意識的に、いつになるかわからない事柄について待ち続けるのは初めてです。ってちょっと大げさか。
でもやっぱり毎年恒例の新春ライブや、野音やツアーや、
日々のくらしの中で、こんなに大きな楽しみだったんだなあと、
待ち続けている今は、そのあいてしまった大きな穴ぼこを呆然と見つめるような思いです。
10月の活動休止の発表があってから今まで。
ゆっくり治して休養してから帰ってきてほしい、それまでじっと待ちます。この気持ちにうそはなく、
一方で合間に、「あーライブ行きたい!」という発作に突如襲われるのもまた事実。
でも、最近は少し気持ち的に落ち着いたように感じます。
待つということに変わりはないけれど、前はふわふわしてあてどなかったのが、
PAOでメンバーの近況が少しだけど知れたり、ドキュメンタリー映画の公開が決まったり、
何かよりどころができたという感じがします。
新曲の発表や、何よりライブ活動再開が待ち遠しいのはもちろんなんですけど、
前よりは穏やかな気持ちでいられるというか。
ブートレグCD聴くと、ライブ行きたい!の発作はやっぱり起きちゃうんですけども。
夏は映画だし、来月は第2弾のCDが発売されるし、
穏やかというよりむしろ、ソワソワ度の高い「待つ」かもしれません。
来月は映画上映の詳細も発表されるし、
CDも発売されるので新宿タワレコにも行かないと!などという感じで今から来月が楽しみです。

—–
突然ですが、これからは不定期更新にしようと思っています。
日々こちらにいらして頂いている方があるかもしれず、
もしそうだとしたら本当に申し訳ないのですが、
でもさすがに飛ばし過ぎまして。勝手な個人的な事情で本当に申し訳ないのですが、
これからはスローペースでまいりたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

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よかったら(^^)
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