1月3日のラジオ「うたことば」を聴きました。
パンサー向井氏と元チャットモンチーの高橋久美子さんお二人の司会のラジオ番組。
様々なアーティストの「歌詞」にスポットを当てる音楽番組です。コンセプトは「あの歌詞に、このエピソード」。皆さんからお送りいただく「お気に入りの歌詞」と「その歌詞にまつわるエピソード」を、フルコーラスの楽曲とともにご紹介します。
「うたことば」公式HP:https://www4.nhk.or.jp/utakotoba/
<歌詞>を中心に据えた番組なんですね。知らなかった。今回初めて聴きました。
雑誌編集の立場としてずっとエレカシを見続けてきた鹿野淳氏も番組に参加。
宮本さんや博多華丸さんのコメントもあり、エレカシ&宮本ソロを大フィーチャーして3時間超えの大特集でした!
Contents
番組情報
OA日時
2021年1月3日(日)19:20〜22:55
出演者
【司会】向井慧(パンサー)、高橋久美子(元チャット・モンチー)
【ゲスト】鹿野淳
【コメント出演】博多華丸、宮本浩次
OA曲
ファイティングマン(1988年)
シグナル(2006年) ※鹿野さん選曲
風に吹かれて(1997年)
四月の風(1996年) ※華丸さん選曲
今宵の月のように(1997年)
Do you remember?(2019年) ※向井さん選曲
冬の花(2019年)
ハレルヤ(2020年)
赤い薔薇(1997年)※高橋さん選曲
「なるほど!くみことば!」(高橋久美子さん直筆の歌詞分析)
俺たちの明日 ※ランキング3位
風と共に ※ランキング2位
悲しみの果て ※ランキング1位
聞き逃し配信
1月10日(日)午後10時55分まで
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=4895_01
SNSなど
「うたことば」公式Twitter
【#エレカシうたことば】
NHKラジオ第1で生放送中#radiko でも聴けます!M2「シグナル」#鹿野淳 さん
「枯れている気持ちは、そこまで来た自分の道しるべ。そういう気持ちが根底にある。」
「日本語ロックのど真ん中。」#パンサー向井 #高橋久美子#宮本浩次 #博多華丸https://t.co/h8EhlnDdDP— らじる (@nhk_radiru) January 3, 2021
【#エレカシうたことば】
NHKラジオ第1で生放送中M4「四月の風」#博多華丸 さん
「35歳で上京。福岡では安定していたが、『一回東京行ってみたい』と。ただ #博多大吉 さんにうまく説明できない気持ち。その気持ちを代弁してくれた歌詞。」#パンサー向井 #高橋久美子#宮本浩次 #鹿野淳#radiko pic.twitter.com/pj0knuCDUM— らじる (@nhk_radiru) January 3, 2021
【#エレカシうたことば】
NHKラジオ第1で生放送中M6「Do you remember?」#パンサー向井 さん
「0.01%の邪念。100%の行動はできない。いい行いを止めるときも…。そんな0.01%の邪念も含めて自分と思わせてくれた歌詞。」#高橋久美子#宮本浩次 #鹿野淳 #博多華丸https://t.co/h8EhlnDdDP pic.twitter.com/kVVf10FZBu— らじる (@nhk_radiru) January 3, 2021
【#エレカシうたことば】#宮本浩次 さん
「『ファイティングマン』は作るのに1年半もかかった。それが職業になり、アルバムを年に1枚出すとなると、生活もバンドになっていく。若い頃は自分の考えを吐き出すことも出来たが、職業になると〆切がある。良い悪いではなく、歌詞の書き方も変わっていく」— らじる (@nhk_radiru) January 3, 2021
【#エレカシうたことば】
NHKラジオ第1で生放送中M8「ハレルヤ」#鹿野淳 さん
「桜が一気に咲き誇って舞い落ちるまでを3分で描いている」
「宮本さん談『40代は若者の老年期、50代は老人の青春期』」#パンサー向井 #高橋久美子#宮本浩次 #博多華丸#ゆうがたパラダイスhttps://t.co/h8EhlnDdDP pic.twitter.com/ouBWPKJW8B— らじる (@nhk_radiru) January 3, 2021
【#エレカシうたことば】
NHKラジオ第1で生放送中M8「ハレルヤ」#鹿野淳 さん
「桜が一気に咲き誇って舞い落ちるまでを3分で描いている」
「宮本さん談『40代は若者の老年期、50代は老人の青春期』」#パンサー向井 #高橋久美子#宮本浩次 #博多華丸#ゆうがたパラダイスhttps://t.co/h8EhlnDdDP pic.twitter.com/ouBWPKJW8B— らじる (@nhk_radiru) January 3, 2021
【#エレカシうたことば】
NHKラジオ第1で生放送中M8「赤い薔薇」#高橋久美子 さん
「#宮本浩次 さん談『音で会話してるからそれで充分』」
「心の傷跡が‟赤い薔薇”としてずっと残っていいんだ」
「オレっていうときの方が宮本さんに近いのかな?」#パンサー向井 #鹿野淳https://t.co/oewrbRSI2g pic.twitter.com/3p3njmo7oO— らじる (@nhk_radiru) January 3, 2021
【#エレカシうたことば】#宮本浩次 さん
「最近、歌詞曲とほぼ同時に出来るほうがいい。同時に出来るフレーズに、最終的に歌詞を足していく。無理やりにでも、言葉をメロディと同時に入れてしまうのがいいのかな。だからもう書かない。テープレコーダーにあることないこと吹き込む。瞬発力で作る。」— らじる (@nhk_radiru) January 3, 2021
感想
リスナーの皆さんの熱いメッセージと、そのあとに流れるエレカシの音楽。
今まで何度も聴いた曲たちなのに、その思いや物語に触れることで、また新しい景色が見えるようでした。
リスナーが曲紹介をした「今宵の月のように」にもどうしようもなくぐっときてしまった。20代の青年が選んだ曲だったんだけど、キムタクとの共演の映像を見たのがエレカシを知るきっかけだったそうです。2013年のFNS歌謡祭かな。
鹿野さんは「シグナル」を選んでいて、もうこれは大大大納得の一曲。高橋さんが最後に初めて”シグナル”と言うのがかっこいい、と言っていて、わかるわかるーーとしみじみ共感しました。
去年12月の「あさイチ」では、フリーダムみやじに翻弄されていた華丸さんは、上京時の思い出深い曲として「四月の風」を選曲。
博多華丸:大吉さん、相棒にも「どう説明していいかわからんけど、とにかく出よう」みたいな感じで、うまく説明できなかった感じがそのまま「四月の風」の歌詞なんですよね。《何かが起こりそうな気がする》と。そんな気がする。どうにかなる。博多弁で言うとどげんかなる、みたいな
2021.01.03 NHKラジオ第1「うたことば 〜エレファントカシマシ・宮本浩次〜」
華大さんの上京時のこのエピソードが大好きです。
大吉さんは、上京については反対していたそうですけど、華丸さんの気持ちにほだされて折れたんですね。「あさイチ」で、宮本さんが「今宵の月のように」を歌ったあと、華丸さんに「よう歌たなあ~」と大吉さんがしみじみ言っていたのを思い出します。《何かが起こりそうな気がする》。いい歌詞だ。あらためて感じます。
パンサー向井氏が選んだのは「Do you remember?」。このコメントも熱かった!
去年12月にロンドンハーツで「もしも俺が女子だったらこの人と付き合いたい」という企画があって、自分が女子だったら誰と付き合いたいかランキングを発表するというのがあったんですけど、その時のパンサー向井の人気が異様に高かったんです。自分が女だったら向井氏を彼氏にしたいと。もうモテモテで。私は向井さんのことをよく知らなかったので、「へぇ~」ぐらいにしか思ってなかったけど、「Do you remember?」のコメントをきいてその理由がわかりました。熱い。ちゃらくない。いい男ですねえ。
高橋久美子さんが選んだのは「赤い薔薇」。
「なるほど!くみことば」として、手書きの文章がこちらに掲載されています。
https://www.nhk.or.jp/utakotoba/kumikotoba.html
細やかに書き込まれています。「オレ」が突然1か所だけ出てくる、っていうのもおもしろかった。「赤い薔薇」、こういう曲だったんだなと改めて思ったりして。
今回の番組での久美子さん、自然体でコメントも鋭くてすごく素敵な方だった。
雑誌で対談したというのは2009年のbridge(vol.61)だと思います。
宮本さんはこの頃チャットモンチーが好きだと言っていたし、2009年にエレカシが主催したイベント「太陽と月の下の往来」(@大阪城野音)に、チャットモンチーも呼ばれています。この時にチャットは「悲しみの果て」をカバーしています。
エレファントカシマシ「うたことばランキング」
最後に「歌詞にまつわるエピソード投稿を楽曲別に集計した、番組独自のランキング」が発表され、上位3曲がOAされました。
第1位「悲しみの果て」(1996年)
第2位「風と共に」(2017年)
第3位「俺たちの明日」(2007年)
第4位「四月の風」(1996年)
第5位「桜の花、舞い上がる道を」(2008年)
第6位「Easy Go」(2018年)
第7位「シグナル」(2006年)
第8位「風に吹かれて」(1997年)
第9位「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」(2002年)
第10位「友達がいるのさ」(2004年)
ああ~~~。タイトルの並びを見ただけでぐっとくる。名曲ばかりで泣けてくる。「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」が入っているあたりもすばらしい。
宮本さんの作詞に関するコメント
楽曲制作においては、曲を先に作りあとから詞を付ける、いわゆる「曲先」の手法を取ってきた宮本さんでしたが、このところは曲と詞が同時にできるのがいいんじゃないかと思っているそうで、例えば「ハレルヤ」の《ハレルヤ》、「Easy Go」の《イージー》も曲と同時に出てきたらしいです。
宮本浩次:今もうテープレコーダーになんでもかんでもあることないこと、英語だろうが日本語だろうが、あることないことなんでも言葉にしちゃうんです。そっからヒントにして、あとで整理するっていうふうなことになってますね。かなりいい加減な作り方(笑)、いい加減っていうか、瞬発力で作るのが正しいのかなって思って。普段から思ってるんですよ、いろいろ人間って。それがうまくハマる時があるんですよ。自分の思いが……例えば《イージー イージー》って言ってると、それが耳に返ってくるから、それからまたヒントができる。ただ曲だけ作っちゃって、フンフン~♪ってやってると、それはメロディでしかないんだけど、そこに何かしら言葉を言うことで、自分でもその言葉に刺激されて実はそこに答えがあったりするんだよ。人間って当然考えてるから、何か言葉にしてみるっていうのは何か意味がないようでいて一番実は近道な可能性もあったりとか。
2021.01.03 NHKラジオ第1「うたことば 〜エレファントカシマシ・宮本浩次〜」
この話、すごく興味深かった。人間というものはいろんなことを考えている。不意に出てくる言葉に答えがある。なるほどーー。いろいろやり尽くしてたどり着いた究極の手法というような気もする。どんどんシンプルになって、研ぎ澄まされていくんだろうな。ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返す。進化をやめない50代。かっこいい。
新春ライブがなくてしょんぼりしていましたが、こういった形でエレカシの曲を堪能するのもいいものですね。みなさんのエピソードやコメントをきいて、明るくあたたかい気持ちになりました。
侘助さん 今年もよろしくお願いします
NHKラジオ第1「うたことば〜エレファントカシマシ・宮本浩次〜」聴きました‼️私も初めて番組を知りました。MCさん、リスナーさん、iPad or タブレットさん( ・∇・)最後まで熱く、内容も濃くて、すごい聴きごたえあって、あっという間で楽しかったです。
鹿野さんの声、爽やかで聴き取りやすいですよね。
鹿野さん、今回は特にすごかったです。初めて熱い鹿野さんを知りました∑(゚Д゚)いい意味で、セミナーのような、とても的確な言葉。雑誌も、よく読んでいましたが、以前も違うラジオでよく出ていましたが、この「うたことば」ひときわ違ってました:(;゙゚’ω゚’):
ラジオっていいですよね(о´∀`о)歌も聴けるし、コメントも自分の耳にひとりじめできるし(〃ω〃)ラジオって、リラックスして集中しやすいですよね(*´꒳`*)
今度は、
15日 A-Studio+ ?コメント
17日武部聡志のSESSIONS?
宮本浩次さんも、エビバデも、またまた嬉しい多忙の日々ですね。ロンドンハーツ見てなかったので、読んでいて、「熱い。ちゃらくない。いい男ですねえ。」
(笑)でした。
P.S. OA曲 最後の曲「哀しみの果て」になってます。
まだまだ大変な日々ですが、お互いに気を引き締めて慎重に?✨
匿名子さん
今年もよろしくお願いします!
「うたことば」、とってもてんこもりでしたね。
鹿野さんのコメント、沁みましたねえ・・・
生電話の青年へのコメントもとてもぐっときました。
ラジオ、いいですよね。耳にひとりじめ~
宮本さんのコメントも落ち着いてきける・・^^
私は普段からラジオをよくきいていて、不意にエレカシの曲がかかるととってもうれしいです。この間は安住さんの日曜天国で20代の人のリクエストで「悲しみの果て」がかかりました。
これからはA-Studo+にラジオ、
お正月が終わってもわくわくな露出があってうれしいです。
パンサー向井氏は、芸人さんたちからモテモテでした。
女装用カツラをかぶった芸人さんが、いかに向井氏がかっこいいかを熱く語るという(笑) でも、その理由が今回のラジオでよおくわかりました^^
「哀しみの果て」、失礼いたしました!だいじなところ(汗)・・ 修正しました。
本当に大変な世の中ですが、お互い気を付けていきましょう。