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JAPANたまアリレポート

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エレカシ、4月から5月にかけてフェス、イベント出演が続々と決まっているみたいですね。
4月末のARABAKI ROCK FEST.、VIVA LA ROCK、TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2014に加えて、
福岡でクロマニヨンズとの対バン。これはもう、やる前から伝説になりそうなにおいがぷんぷんします。



夏のフェスにも今年はいっぱい出るのでしょうか。これからも発表が楽しみですね。
まだわからないけど、フェスはいくつか行きたいなーと思っております。

ROCKIN’ON JAPAN 3月号」読みました。

それからPAOも届いて、週末は活字でエレカシ三昧。
ライブレポートやインタビューを読んでいると、
遠のきつつあったあの「1.11さいたま」に再び引き戻されるような思いで、
ほんとにすごいコンサートだったんだなあ、とかみしめながらページをめくったのでした。

JAPANのインタビューは、いろんな意味で面白かったです。
数々の演出は宮本さんの発案だったとか、
たまアリ公演が決まって実際にやるまでの心境の変化とか。
やる前は「恐怖感」があると言っていた宮本さんが、実際に舞台に立ってから「俺の天職」と言い切るようになるまで。4ページの会話の中に濃密なストーリーがありました。

たまアリの「リッスントゥザミュージック」。
曲の前に大宮フリークスの話などして、ギターをつまびきながら、
MCの途中で、ほんとに途中で、突然≪ア~ウ~≫と歌い始める、という場面がありました。
思わずあふれてしまった。そんな感じでした。
しゃべってるんだけど、理性を超えて音楽があふれ出してしまったというか。

「天職」という言葉を見て、たまアリのこのときのことを思い出しました。
ああいうのを見てると、宮本浩次という人が音楽そのものというか、
何があってもとうていあの人から歌は奪えないだろうと思わされるようなシーンでした。

インタビューの最後の2段落ぐらいは、特に興味深くて、
いろんな人の力を借りて曲が素晴らしくなった、という話のあと、むしろ「より悩ましい状態」になったと宮本さんは語っていました。
「もともとシンプルに、バンド4人でやろうというふうに思ってましたもの。それも必要なんだけど……」と宮本さんは続けます。

今後エレカシがどうなっていくかはじっと見守るしかないけれど、
あのコンサートが、今後の創作や、
ひいてはバンド、音楽そのものに対する考え方にも大きな影響を与えたんだろうなと、
それぐらい演者にとっても強烈な体験だったんだろうなという気がしました。
曲が育ち、バンドが成長していくライブという場所。
またそのライブが創作に刺激を与え、バンドに活力をもたらす。
バンド史上最大規模のコンサートを成功させても、そこにとどまることなく、
あの感動のステージから生まれた「悩ましさ」はきっと、
もっと表現したい、音楽を届けたいという飽くなき追求そのものなんでしょうか。
ドキュメンタリー映画で横山健さんが「いつまでも悩み続けて、それを見せてほしい」と言っていたのを思い出しました。

バンドは転がり続ける。まだまだ落ち着かない。なんてスリリングで瑞々しいんだろう。
それを25周年を迎えたバンドに感じられるなんて、ほんとにすごいことだし、
リアルタイムで見ていられる自分はほんとに幸せでラッキーだと思う。
たまアリ公演が終わり25周年の一連のイベントはひと段落したけれども、
これからの展開にいよいよ目が離せない! とあらためて思い、またそのことが大変うれしくもあった今回のJAPANでした。

—–
エレカシネタではありませんが、少し前の渋谷さんの「社長はつらいよ」。
http://ro69.jp/blog/shibuya/96181
シュガーマン 奇跡に愛された男」というドキュメンタリー映画が紹介されています。
兵庫さんが何度も涙した、と書かれてあって、ちょっとうれしくなりました。
エレカシのお休み中にこの映画を見て、全然エレカシとは関係ないストーリーだけど、
妙にエレカシに重ね合わせて見ていたなあ、ということを思い出しました。いい映画です。

bridgeとバンドの話bridge4月号を読みました。 いい記事でした。 歌わせてくれ野音のことから休養中のこと、復活の野音、たまアリまで振り返りつつ...

POSTED COMMENT

  1. さくら より:

    先日はドキュメンタリーについて教えて頂きありがとうございました。YouTubeで扉のドキュメンタリーは見たことがあったので、最近の「25 years of thefightingmen’schronicle」を買いました。ミヤジの音楽に対する真摯な態度、みんなのミヤジを思うが故の演奏、それに対してのミヤジの態度。復活までの緊張の日々。
    何だがジーンときました。特にミヤジが「石くんがギター弾けばいいんだ」ってゆう台詞は印象深かったです。エレカシ=バンドで続けてほしいですねー。その後、見たのに「僕らの音楽」「songs」「埼玉アリーナライブ」また見てます。ドキュメンタリー見た後だと、何だがまた感慨深い。「songs」すごく良かったですね。歌声がほんとに綺麗で。みんなで赤羽を巡る場面もあって。私はYouTubeにある「the roots」が大好きで繰り返し見てますが、その雰囲気を思い出させてくれます。
    CDも一部ですが、借りてきて、さっそく通勤で聞いてます。エレカシ漬けの毎日です。次は復活の野音買おうかなと思ってます。
    またオススメのアルバム、DVDありましたら教えてください。長文失礼しました。

  2. 侘助 より:

    さくらさん、こんばんは。
    ドキュメンタリーご覧になったんですね。私も「石くんがギター弾けばいいんだ」のところ、すごく好きです。監督と話しながらもじーっと音のことに思いをめぐらしている表情から、ぱっと立ちあがって、そう言いながらスタジオに勢いよく入っていくんですよね。エレカシはどんな形であれずっとバンドでやっていってほしい。私もほんとにそう思います。
    私も「the roots」は大好きで、ときどきすごく見たくなります。ハービーさんとのやりとりがまたいいんですよね。「songs」良かったですね! 歌、すばらしかった。赤羽や野音での4人のたたずまいもほんとにすてきでした。
    おすすめのDVDは、さいたまアリーナで宮本さんもときどき口にしていた「桜の花舞い上がる武道館」と、
    2009年の野音のやつです。「桜の花~」は、当時8年ぶり、久々の武道館で、ライブ自体感動的なものだったんですけど、その空気感が映像として形になっている、いいDVDだと思います。大好きで、今まで何度も観ました。
    「桜の花~」がわりと王道の選曲で、ショーアップされた雰囲気なのに対して、もう1つの方は、これぞ野音!という感じ。野音らしいコアな選曲もたくさん、ノーカットではないけど、2日間あって、見応えたっぷりです。特に24日の方は雨だったんですけど、それが結果的にいい演出になってて映像としてすばらしいです。
    あとは、シングル『ワインディングロード /東京からまんまで宇宙』の初回盤特典の悪魔ツアーダイジェストもおすすめです。オフィシャルYouTube(http://www.youtube.com/elekashiofficial →下にスクロールすると出てきます)にアップされているのも含まれますが、YouTubeにない映像もあったりして、これもおすすめ。
    CDのおすすめは……とってもむずかしいんですけど、エピックだと1stの「THE ELEPHANT KASHIMASHI」と「東京の空」をひとまず押さえて、
    一番振り切れてるアルバムということで「生活」にいくのもいいし、
    個人的には「THE ELEPHANT KASHIMASHI II」と「浮世の夢」がとても好きです。激渋ですけど、20代前半の青年のひりひり感がぐっときて、聴けば聴くほど名盤だなと思います。
    エピックにはまったら、「エレファントカシマシ EPIC映像作品集 1988-1994」というDVDもあるのでぜひ。坂西伊作さんというディレクターさんがメインで撮られているのですが、エレカシ愛にあふれて、映像としてもすばらしい作品集だと思います。
    EMI期も悩ましいですが、「俺の道」「扉」「町を見下ろす丘」あたりかなあ。
    「DEAD OR ALIVE」「風」もすごくいいです。
    「good morning」は打ち込みを大々的に取り入れてるので、バンドっていう感じじゃないかも。でもすごく好きなんですけどね。
    EMIはどれもおすすめなんですけど、今のところ個人的に3枚選ぶとしたら「扉」「風」「町を見下ろす丘」になるかな……
    ユニバーサルは、たまアリでも結構選曲された「昇れる太陽」はやっぱりいいと思います。
    「悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅~」も私は大好きで、これはもし初回限定盤があったらそちらをぜひ。特典でCOTTON CLUBライブ映像(13曲入り)が入っているので。
    「MASTERPIECE」は今のところ最新アルバムですが、“我が祈り”、“大地のシンフォニー”、“東京からまんまで宇宙”、“世界伝統のマスター馬鹿”、“七色の虹の橋”などなど名曲が揃ってます。
    「STARTING OVER」ももちろんいいです。結局全部ですね(笑)
    長くなってしまいました! これからますますエレカシな毎日を楽しんでくださいね♪

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