ユーミンの「翳りゆく部屋」ってパイプオルガンで始まるよなあ……
とほげーと思い出し、
エレカシのやつはパイプオルガンじゃないけど、オルガンだなあ、
ライブとかだと蔦谷さんがぽろんぽろんとピアノでイントロ弾いててせつないよなあ、
……などと、ぼんやり考えていたところ、
突然、チャットモンチーの「染まるよ」という曲を思い出しました。
どこがどう、というわけではないのですが、
「翳りゆく部屋」と「染まるよ」はなんとなく世界観が似ている気がします。
大人だから 一度くらい 煙草を吸ってみたくなって
月明かりに 照らされたら 悪いことしてるみたいだ
あなたの好きな煙草 わたしより好きな煙草
(略)
いつだってあなただけだった
嫌わないでよ 忘れないでよ
(チャットモンチー「染まるよ」)
そういえば、エレカシファンのバイブル、凶器にもなるほどの分厚さの
「風に吹かれて-エレファントカシマシの軌跡」で、
編集の山崎さんが、
『エレカシの音楽が内包している世界は初めからとてつもなく広かった。かつての少女達がユーミンの音楽だけで思春期の全てを投影できたように、僕も一時はエレカシだけで完全に「一人の青年」でいられる事ができた』(山崎洋一郎)
「風に吹かれて-エレファントカシマシの軌跡」
と書いてらっしゃいました。
女性というものは、
普段悪態をついてても、やさぐれてても、男より男らしいねえさん、と呼ばれたとしても、
ときどきは、こうやって「翳りゆく部屋」や「染まるよ」みたいな曲をきいては
一人の女子になりたいものなのかもしれません。
この「染まるよ」の歌詞を書いたのはアッコちゃん(福岡晃子)。
ライブではブリブリのベースを弾くもの凄くカッコいいベーシスト(今はドラムも叩く!)です。