2019年（エレカシ・宮本ソロのリリース、ライブなどを振り返る）

リリース

2019.02.12  《み》配信「冬の花」※ソロデビュー曲
2019.05.02  《み》配信「解き放て、我らが新時代」
2019.07.24  《み》Single「昇る太陽」
2019.10.23  《み》Single「Do you remember?」

MV

ライブ

ライブ映像

◇Live Blu-ray ＆ DVD「エレファントカシマシ 日比谷野外大音楽堂2019 7月6日,7日」

◇宮本浩次－『宮本、独歩。』初回限定612バースデーライブatリキッドルーム盤 ティザー

宮本浩次 -「解き放て、我らが新時代」(アルバム『宮本、独歩。』初回限定612バースデーライブ at リキッドルーム盤より)

宮本浩次 -「冬の花」~「Do you remember?」（アルバム『宮本、独歩。』初回限定2019ライブベスト盤より)

宮本浩次 -「孤独な太陽」「花男」(アルバム『宮本、独歩。』初回限定612バースデーライブ at リキッドルーム盤より)

宮本浩次 -「昇る太陽」（アルバム『宮本、独歩。』初回限定2019ライブベスト盤より)

2019年のトピック

アミューズに移籍、続々タイアップ

アミューズへ、というのも衝撃だったけど

事務所とアーティストの関係というのは一体どういう感じなんでしょうね。

事務所の発表したコメントが

いつもエレファントカシマシを応援いただき、ありがとうございます。
エレファントカシマシは、2019年1月31日(木)付をもって、
株式会社フェイス ミュージックエンタテインメントとの契約を満了いたしました。
今後、宮本浩次のソロ活動、および、エレファントカシマシとしての活動の窓口は
株式会社アミューズになります。 宮本浩次のソロ活動も始まり、
エレファントカシマシの新たな門出となります。
これからも皆さまからエレファントカシマシへ、
あたたかい応援をいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社フェイス ミュージックエンタテインメント

https://fme.jp/message/

というわけかどうかわからないですけど、

・・・と続々とタイアップが発表されました。

2018年の年末に椎名林檎と紅白に出て、年が明けてすぐにソフトバンクのCMを見たときはびっくりしました。野武士姿で登場したので、紅白の続きかと思ってしまいました（←紅白も和装だったので）

cinra.net/ソフトバンク新CMに広瀬すず、エレカシ宮本浩次、田中圭、吉沢亮、清原果耶

ソフトバンク関連で言うと、5月の「新時代」篇では、「解き放て、 我らが新時代」がCM曲に。

12月には「恋人がサンタクロース」をカバーしたり、24日限定でサンタの帽子をかぶった宮本浩次が「Silent Night（きよしこの夜）」を歌うというCMもOAされました。
rockin’on.com/宮本浩次、ソフトバンク新CMで“恋人がサンタクロース”歌唱。田中圭「めっちゃ宮本さん色」

宮本ソロ、本格始動。「初」づくしの一年

初めてのシングルは「冬の花」。

●じゃあ、コラボレーションに始まったこのソロの流れは、しばらく続くの？
宮本「そうですね。ま、わかんない。でき得る限り、自分が今までやってない、新しい自分にトライというか。冒険。50代、青春ですから。この10年をどうやって生きていくか。エレファントカシマシはもちろんあるし。でも、エレファントカシマシでやれなかったことを、ソロとして全力でやりたい」

ROCKIN’ ON JAPAN 2019年2月号

インスタ開設

＠miyamoto_sampochu

エヴリバディ。大変たいへんお久しぶり！
もはや「日記」と標榜するのも「どふか？」と思はれるくらゐ時間が空いてしまひ、
大変申し訳ない
（宮本浩次公式インスタグラム2019年10月17日）
https://www.instagram.com/p/B3uQGIcpUUC/

Do you remember?

2019年9月には映画版が公開され、その主題歌「Do you remember?」を宮本浩次が書き下ろしました。
「宮本から君へ」の主題歌を整理すると、

　　・テレビ版→エレファントカシマシ「Easy Go」
　　・映画版　→宮本浩次「Do you remember?」

「Do you remember?」は、どうしても横山健と一緒にやりたいということで宮本の方からオファーがあったそうです。

宮本「何度も何度も繰り返して、音を作っていったの。その中で、100パーセントできてなかった歌詞が＜さようならこんにちは＞って出てきたんだよね。幻なのかもしれないけど、あのスタジオに流れていたのは、すごく美しい、清流のような純粋さだったんだよ。それによって歌詞も呼び込まれている部分があると思う」

音楽と人　2019年12月号

スタジオの気のようなものが、曲に、詞に乗り移り、
映画のスクリーンを経由して、届いたもの。美しく純粋なまま届いた気がする。
映画「宮本から君へ」を見たあとの、清々しい気持ちを思い出します。
画面は血みどろだったけど、あんなに純粋な映画もそうそうなかったなあ、と、宮本さんのコメントを読むにつけ、改めて思うのでした。

maidigitv/池松壮亮、エレカシ宮本浩次のサプライズ登場に「鳥肌」　映画「宮本から君へ」公開記念舞台あいさつ

侘助的回想

ついについに宮本浩次のソロ活動が本格的に始まった2019年。表に見える活動のほとんどは宮本ソロでした。エレカシとしては、新春と日比谷野音という恒例のコンサート、あとはイベント参加のみ。
ソロ第一弾の「冬の花」が発表された時は、期待とさみしさが半々というか・・・ああ、ほんとにソロやるんだな、と。ソロをやるっていうのはインタビューで言ってたから、心の準備はできていたんですけど。
私がエレカシを見てきた時間のほとんどにおいて、宮本のソロ活動を想定してなかったです。エレカシの活動はあのメンバーがそばにいてこそ。宮本さんもまた、あのメンバーじゃなければ音楽活動をやらないのだろう、という一ファンの思いもあったというか。ミヤジのそばにあの3人が立たないステージとか、全然想像できなかった。

－－スタッフでもないのにこんなことを言うのもなんですが、今回だけはゆっくり休んで欲しいと思う。強く願います。

宮本「そうですね…………………（思いを巡らせるような長い沈黙）……………………………………プロモーションでもなんでもなくなっちゃうんだけど、俺、絶対にソロをやる。もちろんバンドで復活することが自分の責任だと思うし、何よりも自分は凄くバンドが好きだから、ライヴにしても作品にしても、バンドをやろうと思ってる。だけど、どこかのタイミングでソロは絶対にやりたい」

MUSICA 2012年12月号

宮本さんが耳の病気で休養に入る直前のインタビュー。
宮本ソロというと、どうしてもこの時の言葉を思い出すんですよね。

あれから時は流れ。
30周年イヤーが終わったらソロ活動をやる、というのは宮本さんは宣言していたのだそうです。

行こう　チケットなんかいらない
行き先は自由　飛び立て　心よ
風と共に

エレファントカシマシ「風と共に」

30周年の47周年ツアーのさなかに発表された「風と共に」。どれだけ自由でいられるか。表現への挑戦。そして自分自身への挑戦でもある。
ソロの構想を練りながら、未来の自分を鼓舞するようにこの曲を歌っていたのかもしれません。

今年2020年はソロで初のアルバムも出るし、初のツアーもあります。それが終わったらエレカシの活動に戻るのか？　それともソロ活動が続くのか？いずれにしろ、またいろいろ驚かせてくれそうな予感がします。
個人的に2019年は、前年にも増してなんだかいろいろあり・・・なんだか大げさだな(笑)。2019年のもろもろ、いいこともよくないことも、笑ったことも悲しかったことも全部瓶詰めして「Do you remember?」のラベルを貼って保存しようと思います。あなたの2019年の瓶に貼る曲はなんですか？

2018年←　→2020年