テレビ・ラジオ・映像関連

30thたまアリ映像先行上映会&座談会@赤羽会館 2018.11.16

赤羽会館講堂で行われたイベントに行ってきました。

10月の上旬に続々と告知された宮本浩次コラボ案件のあとも、
Mステに椎名林檎と出演してエレカシファン&世間を騒然とさせたり、
林檎嬢とのコラボで紅白出演が決まったり、
赤羽駅の発車メロディに「今宵の月のように」と「俺たちの明日」が採用されたり、
・・・といったエレカシ祭りの真っただ中の11月半ば、
来週は30thのたまアリBlu-rayの発売日という時期に
このイベントは開催されました。

イベントの内容

  • (1) 11月21日リリース「30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” FINAL スーパーアリーナ」先行上映
  • (2) スペシャル座談会「エレカシあるある」
    登壇者:石原夏子(クリエイティブディレクター) / 丹修一(映像作家) / ジョー横溝(ライター・ラジオDJ)

ロビーには清野とおるさんの北区ポスターがずらり。

スペシャル座談会「エレカシあるある」

進行役のジョー横溝さんが出てきて軽いトークのあと、
たまアリ映像のダイジェスト版が45分ほど。
その後、ジョーさん、石原さん、丹さんが登場して三人による座談会がはじまりました。
私は丹さんのお姿を見るのが初めてでした。
エレカシの「コールアンドレスポンス」のPVがエレカシPVの中で一番好きな私は、丹さんのお話が本当に楽しみなのでした。
きくところによると、丹さんはこういった場にはあまり出てこないけれど、今回はエレカシということでぜひ!ということだったみたいです。
丹さん、とっても素敵な方でした。
首にストールを巻いて、すんなり似合っていて、こんな巻き方をしていてこんなにイヤミじゃない人を私は初めて見たかもしれない、というようなスマートさで、
喋り方もおだやかで紳士的で、
「コールアンドレスポンス」等の映像の印象が強かったので、どんなキレキレの人が登場するのかと思っていましたがそこはいい意味で裏切られました。
座談会自体はジョーさんと石原さんのお話を中心に進んでいくという感じで
そのお二人の話を微笑ましそうにおだやかに聞いていらっしゃる丹さんの姿がまたすてきで!

丹修一さんのお話メモ(ざっくり)

・丹さんは、エレカシとは2000年の「so many people」のPVが最初。それから4本くらい撮った。

※丹さんによるPVはほかに「孤独な太陽」「暑中見舞ー憂鬱な午後ー」(丹さんの映像はやっぱりすごく独特ですねえ)

・その後2017年に再会。
その時宮本さんがスーツを着てたので、スーツなんですね、と言ったら、そうなんです!寝る時も着てます! と言われてビックリした。
・(PVはどのように撮るのか)
宮本さんからいくつかこうしたいというキーワードが出されるのでそれをベースに。
「RESTART」の時は、PVの中で髪を切りたいと宮本さんが言ってびっくりした。どれくらい切りたいんですか? ときくと、その時ボクは短くて3センチくらいの長さだったんだけど、「丹さんくらい」と言ったので、そんなに切っていいのか!?と思って驚いた。
・「easy go」 のPVは、リップシンク(口パク。当て振り)にしたい、と宮本さんに言われた。リップシンクは嫌かと思ってたので意外だった。
リップシンクだけど、現場は全力でやってるから、出来上がりのライブ感がものすごい。だから、easy goはPVとしては珍しいタイプだと思う(注 あんなにライブっぽいPVなのに、当て振りというのがつくりとして珍しいというニュアンス)
・エレカシのライブリハーサルに何度か行ったが、リハでも全力でやっている。
他のアーティストだと、最初だけとか、間を抜くとかするけど、エレカシはそういうことはなく、全力で(間に休憩はとるものの)何時間もやっている。本番のライブを見ているかのよう。
・男椅子について。
メンテナンスしている人がいるらしい。
あのパイプ椅子は昔の型で、座面が少し厚くできている。メンテナンスされていて結構頑丈。
(座ったことはないんですか?)
恐れ多くて座れません(笑)
あの椅子には何かただならぬ空気が漂ってるんです

 

丹さんが手掛けたPV

「コールアンドレスポンス」のPV。

この映像を見た時の衝撃たるや、いまだに覚えています。
2000年、タワレコ渋谷のインストアイベントで、公開収録かミニライブがあって、
その前にこのビデオ映像が会場のテレビで流されたんですね。
私はその映像を見てぶっ飛びまして、
特に、白ミヤジが黒ミヤジを射殺するラストシーンはもうなんというか
「ああ、ミヤジが撃たれてしまった!」とショックで……
ショックというと大げさですけど、当時はPVとはいえ入り込んで見てるので、

しかもわたし史上一番ミーハー期でしたので感情移入がはなはだしかったのですね(笑)
「原っぱを歩くミヤジ」とか「輪っかの蛍光灯」とかこのPVの好きなところはたくさんあるんですけど
美しさに猥雑さも混ざってるというか
かっこよさも狂気も悲劇も喜劇も生も死も混然一体となってる感じが好きです。
「原っぱを歩くミヤジ」もすごくいいです!かっこいい。丹さん、エレカシのかっこいい映像を撮ってくれてありがとう! と会場でお伝えしたいくらいだったなあ。いまだにこのビデオ大好きです。
もちろん最近の「風と共に」とかも大好き。「easy go」のビデオも、これが口パクというのはすごいなあ~と
座談会のお話きいたあとだと改めて思ったり。
ミヤジが髪を切りたいと言った「RESTART」

47都道府県ツアーの時、宮本さんが短髪になったという情報が駆け巡り、ファンの間で騒然としたのを思い出します。

クリエイティブディレクターの石原夏子さんも素敵な方で
たくさん「エレカシあるある」を話してくださいました。「エレカシあるある」、どんなのが出たっけ
ライブの時のシャツは白か黒か、とか
マイクのコードがからまりがち、石原さん曰く、ミッキーにからまったことがある、とか。
宮本さん以外喋らない、とか。こないだのツアーで、名古屋で石くんがしゃべっていて、丹さんすごくびっくりしたそうです。
あとはタンバリンをちょっと振ってすぐ投げるやつとか(笑)
石原さんは47都道府県ツアーで45ケ所行ったらしくて、おおーーと客席から拍手が沸き起こってました。石原さんは本を出版して、会場でも販売されていました。
進行役のジョー横溝さんは、今までエレカシとは雑誌「Rolling Stone」やラジオ番組などで縁のある人で、
かつ宮本さんとはプライベートで食事をする仲らしく、
ある時などはジョーさんの誕生日だからネクタイしてきました!ということもあったそうで・・・

無邪気にネクタイアピールをするミヤジの姿が思い浮かびますね(笑)

今回、丹さんのお話もきけて座談会も楽しかったのですが、
たまアリ映像が予想以上に見応えがありました!
ダイジェスト版だと思って全然期待してなかったんですけど、見るうちにだんだん盛り上がってきて(ダイジェスト版なのに!)、
がまんできずに足でカウントとったりノリノリになってしまいました。
ライブ、はやくみたいなあ。
来年の新春までおあずけなんですけど。
ダイジェスト版を見たせいですっかり刺激されてしまいました。

短めのダイジェスト版


帰り道。
埼京線のホームで電車を待っていると、隣のホームから「今宵の月のように」の発車メロディが聴こえてきました。ぐっときました!

※今回のイベントはご好意があり行くことができました。貴重なチケットありがとうございました。

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