エレカシ・宮本ソロもろもろ

エレカシ戦う男の25周年展@渋谷タワーレコード

昨日、渋谷タワレコの“戦う男の25周年展”に行ってきました。
会場に行く道すがら、なんだか妙に緊張してしまいました。

なんせ、こういう大々的な企画展、エレカシで初めて(多分)、ファンになって初めて催されるので、一体どんなことになってるんだろうと、そわそわと落ち着かず……
期待と緊張にまみれながら、渋谷の人ごみをかきわけかきわけ、タワレコの8階まで行ってきました。

(ここからは、ネタバレになります。早々にいろいろ書いてます。すみません)

タワレコの8階の会場「Space HACHIKAI」入口のエレベーターホールには、
25周年展のポスターがどーん。もひとつどーん。

会場内から“俺の道”がもれ聴こえてきて、そわそわ感も最高潮に。
入口は割と狭いのですが、中に入るとウナギの寝床というか、奥に細長くて、意外と広かったです。

会場入口で、畳2枚分ぐらい?のどデカイ“戦う男の25周年展”の巨大ポスターがお出迎え。
入口からまず左側に進むと、壁沿いにエレカシヒストリーがあり。その時その時の雑誌インタビューや広告などと並んで25年の歴史が壁一面に展示されていました。

そのエレカシヒストリーの向かい、入口近くに、ガラス張りのハコの中に、エレカシ4人分の衣装の展示。その後ろにはグッズTシャツ。「SOGO SHIKAI」とか「ANIKI」とかのやつ。
基本的に写真はNGだったんですが、この衣装は写真OKでした。

先生の白シャツの裾が凝ったデザイン。トミのシャツの色がトミっぽい。ちゃんとみんな靴を履いてました。

入口から右側に行くと、グッズの販売コーナー。今回の25周年記念グッズのTシャツやポストカード、タワレコとコラボのTシャツ、他にも、悪魔ツアーの時のパンフや、ファイティングマンTシャツや、一部ではあるけれども、過去のツアーグッズも置いてありました。あと雑誌のバックナンバーも少し。
その向かいには、販売物ではなく展示として、過去のツアーTやパンフレット、エピック時代に販売された詩集が並べてありました。
その隣には過去のPAOのバックナンバーのコーナー。PAOの初期はCDケースに入っていて、とても凝ったデザインでした。Vol.1のインタビュー記事は、ロッキング・オンの兵庫さんによるもの。
このあたりに展示されている過去のツアーパンフや昔のPAOは、手にとって見ることが出来ました。
それから、右側の壁づたいには、エレカシの過去のライブヒストリーが一覧に。

そして、会場の真ん中にどーんと置かれたLIFE TOURのときの機材たち。

で、この機材セットの奥が、映像コーナーになっていて、突きあたりの壁にスクリーンがかかっていました。椅子が並べてあって座って見れるようになってます。一番前に座ると、かなり至近距離。
【1995.6.21 下北沢シェルター】
約40分の上映で、奇数の時間(例えば19:00)が上映開始時間。6枚組ブートレグのDisc1の映像バージョン。
【2011.6.03 仙台Rensa (CONCERT TOUR 2011“悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅”) Ustream生中継ライブ・ダイジェスト】
約50分の上映で、偶数の時間(例えば20:00)が上映開始時間。

で、この映像コーナーと、機材セットの中間ぐらいに、
宮本浩次の直筆原稿の展示。『明日に向かって歩け!』や『東京の空』の生原稿です。

……と、会場内は大体こんな感じで、一方、私の動きはというと、

・まず入り口でポスターをもらう。小さいチラシももらう。

・音につられて、まず奥の映像コーナーに行って、ぼんやりと仙台Rensaの映像をながめる。
この時点で、会場にあふれる「エレカシ」に圧倒され、あまりに惚けた状態だったので、ハッと我に返り、
映像のタイムテーブルを見て、次のシェルター映像が始まる時間をチェックし、
それまで会場内の展示を見ることに。

・直筆原稿を食い入るように見る。ちょっと感動。ちょっとどころか、かなり感動。『東京の空』の第4回“ロックは生きている”の原稿と、国勢調査に「ロック歌手」と書いたときの回の原稿。赤本の話だったかな。何の絵? っていうようなナゾの落書きや、傘オバケの絵。文字以外の書き込みをながめるのもたのしいし、うねうねとした波線で削除したり、あちこち書きなおしたりした跡を見るだけで感激してしまう。

・しばらく直筆原稿を見ていたものの、そばでやっている仙台Rensaの映像も気になって、つい見てしまい、Rensaも気になるし、生原稿も気になるし、何しろこの企画展、あちこちに小さいモニターが置いてあって、エピック映像集やら、1998年武道館やら、桜の花武道館やら、LIFE TOURやらあちこちでエレカシが流れていて、もうカオス、落ち着かないことこの上ないのです。

・エピック時代の詩集にくぎづけになる。しりあがり寿氏の挿画がすばらしかった! 全部の曲にではないけど、曲ごとに、その曲に合った絵なんです。手元にほしいです、この詩集、ほんとに。

・ガラス張りの衣装を見て、それから機材をチェック。これ、念願でした。ずっと間近で見たいと思っていたので、本当に嬉しかった。

・シェルター映像視聴。この間まで、Disc1でさんざん聴いていた音源を、こうして映像で見るという、なんとも不思議な経験でした。映像は、“夢を見ようぜ”から“花男”まで、多分、ノーカットだったと思います。先生の髪が長かった! 肩より10センチは長いんじゃないかというぐらいの。黒いタートルネック、黒パンツに「イン」でした。成ちゃんは白シャツ。カメラのアングルのせいで、石くんとトミがあんまり映ってなかったんですが、トミは多分黒のタンクトップ、石くんはグレーかカーキか、中間色のTシャツ。MCの時に飲んでいる水は紙コップでした。先生の「サンキュー」などという言い回し、総合司会ぶりがまだ板についていない感じが、映像で見るとより伝わってきてリアルだったなー。“さよならばかり”が良かった。ハンドマイクで、時々ポケットに手を入れて。時々体を「く」の字に折って。

・シェルターを見終え、ますます高揚した状態で、もう少し展示を見学。やっぱり機材をじっくり見たくて、ずっと機材の回りをぐるぐるしてました。(この機材セットは撮影OKでした)

全体的に。モニターではLIFE TOURが流れてました。
宮本浩次メインギター「タンゲマン・ストラト」、奥は成ちゃんのベース。

そのギターを横から。

ギターのボディの脇にところどころ傷。写真だとわかりづらいんですが、点々と白くなってるところ。ピックを振り下ろすときについた傷かもしれません。

石くんのテレキャス。

石くんのアンプ。

目盛のところにテープが貼ってあって、目盛の位置が赤いペンで書き込んでありました。

トミのドラムセット。

カウベル! 黒いガムテでぐるぐる巻き! 「デーデ」の最初、これでカウント入るのね! と思って胸アツでした。

ドラムスティック。

これもちょっとわかりづらいんですけど、スティックの先10センチぐらい、削れてささくれ立ってるんです。
ここまでになるんだ、と思ってこれもなんだかじーん。

先生のギターアンプ。

こちらもテープ貼って目盛線が書き込んであり、こっちは何枚も重ね貼りしてありました。
ちょっと前面が破れてます。

マイク。

そして、男椅子。

後ろからトミ目線で。

男椅子、間近で見ると、予想以上にボロボロで、
表生地がめくれて、中のネジまでむき出しになってました。
ほんとに強烈な存在感でした。
じっと見てると拝みたくなってくるようなオーラ?といったら変ですけど、
ちょっとそういうのをかもし出してました。
この椅子はずっとアンプの振動を受けながら、
先生に引っ張り出されたり引っ込められたりしながら、あまたのライブをじっと静かに見てきたんだなあと思うとほんとうに感涙ものでした。

・グッズTシャツを2枚購入。タワレコポイントが使えて、先月、CD買った時にもらった500円のクーポンも使えました。3000円以上で使えるみたいです。

・結局2時間滞在。小1時間はシェルター映像、あとの残りをほぼ機材の周りや生原稿のあたりで過ごしたため、ちっともエレカシヒストリーやライブヒストリーはチェックできず。時間が足りない! 直筆原稿をじっくり見る時間ももっと必要だし。仙台ライブダイジェストもやっぱり見たい。

会場を出るときに、友達がうわごとのように「エレカシだらけ、エレカシだらけ」とつぶやいていました。ほんとうにエレカシだらけだった……

こんなエレカシてんこもりの企画展を無料で見せてもらえるなんて、なんて太っ腹なんでしょう。
正直なところ、こういう華々しいイベントはエレカシ界隈では無縁なのかと思っていました。
やってくれたらうれしいけれど、なんというか、エレカシはそういう感じじゃないのかな、
なんて思っていたフシがあって、でも、今回、見事にくつがえされて、
こんなエレカシまみれになれる空間を作ってくれて、びっくりだったし、すなおにうれしかったです。

しかし、あんなに一気に急激にエレカシ体験すると、微熱が出る勢いです。

あと、14日に山下監督とジョージさんのトークイベントも決まりましたね。
行きたいけど、行けるかなー

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POSTED COMMENT

  1. aki より:

    こんにちは。来週からいよいよ映画公開で気分が高まってる時にこんな展示・・・行きたい!ですが、地方在住ちょっと無理みたいです(>_<)何が見たいって、ライフツアー当時の機材が見てみたいです。間近で見られる機会なんてなかなか無いですもんね。
    でも、ヨロレインさんのレポで少し体感させてもらいました♪ほんとに、贅沢な展示ですね。いよいよ、映画公開まで1週間!そして、色んな想像を勝手にしてますがPAOの情報までちょうど1週間!!待ちきれませんね(^_^)v

  2. ずんどこ より:

    いつも拝見しています。
    タワレコ渋谷店、ホント、地方組羨ましい限りです…
    生男椅子見たい( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )
    ヨロレインさん、お聞きしたいのですが、タワレコとのコラボグッズって売ってるんですか?
    タワレコのオンラインショップ見ても見当たらないのですが、その場ではどんな物が販売されているのでしょうか?お手数ですが、教えていただけるとありがたいです(*^_^*)

  3. ヨロレイン より:

    akiさん、こんにちは。
    タワレコ、ほんとに贅沢な展示でした。ギターとかアンプとか、機材の展示が私も一番楽しみだったんです。もう、これは念願の企画でした。なので、ほんとにうれしくて、細かいところまで、じっくり見てきました。小さな傷ひとつとっても、何かいろいろ物語ってくれているようで、ほんとに感激でした! 少しでもお伝えできてよかったです。
    映画まで1週間ですね♪ PAOの情報は一体どんなものなんでしょう~いろいろ想像してしまいますよね! わたしもそわそわして待ちきれません^^
    ずんどこさん、こんにちは。
    タワレコとのコラボグッズって、Tシャツなんです。エレカシオフィシャルのNEWSに載ってる、「戦う男の二十五周年」の黄色いTシャツです。
    http://www.elephantkashimashi.com/news.html
    渋谷タワレコの店頭だけでの販売みたいです。
    しかしほんとに、渋谷だけではなくて全国のタワレコを巡回してほしいです。とっても充実した展示なので……タワレコさん、考えてくれませんかねえ。
    男椅子、ほんとにかっこよかったです。じっと見入ってしまいました。この椅子にエレカシの歴史が詰まっているんだなあ~と思って感激でした!

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