エレカシ・宮本ソロ_曲タイトル

「桜の花、舞い上がる道を」と「ハナウタ~遠い昔からの物語~」

来月12月19日発売のエレカシのベスト盤「THE BEST 2007-2012 俺たちの明日」から2曲、花にまつわる曲を。



「桜の花、舞い上がる道を」

「ハナウタ~遠い昔からの物語~」

「ハナウタ~」は、2009年4月リリースのアルバム「昇れる太陽」の4曲目、
「桜の花、舞い上がる道を」は11曲目に収録されています。

「桜の花、舞い上がる道を」は、私が初めて耳にしたのはライブだったと思います。新春ライブ、ZEPP TOKYOの。
「あ、エレカシが桜の曲つくった!」と思ってすごくびっくりしました。
で、その日だったと思うけれど「starting over」のチラシをもらって、そこにアルバム収録曲が印刷されてて、桜の歌は入らないんだな、と思った記憶があります。
エレカシが桜の曲!と思ってかなり驚いたのですが、そこらへんの桜の曲と違いエレカシらしくてすごくいい曲だったので、これはいいぞ、どんどん行くのね、よし、と思って、2009年の春のエレカシ祭りを予感させるような、とても明るい出来事でした。

エレカシの桜の曲と言えば、それまで、

天気は上々散歩にと上野の山を訪のうた
上野の桜は八分咲そこらでみんな大さわぎ
花見なんぞのどこがいい
笑い顔さえひきつった

花など見たくはないんだけれど何やら少しさわぎたく
俺も花見に入れてくれ
俺も花見に入れとくれ

エレファントカシマシ「上野の山」詞/宮本浩次

と歌われる「上野の山」でした。この間の雑誌「Rolling Stone」でも「”うつら うつら”や”夢のちまた”は、外は桜の季節でキレイだってみんなが大騒ぎしてる時に、暗き自室にいる人の話で」と宮本さんは言っていて、
エレカシと桜というとかつてはそんな感じだったのでした。

それが今回の桜の歌はどうやら違うようだ、とライブでこの「桜の花~」を聴いてオオッとなって。変化球でなくストレートじゃないかと。

桜が町彩る季節になるといつも
わざと背を向けて生きてたあの頃
やってられない そんな そんな気分だった
遠くのあの光る星に願いを…

でも例えりゃあ人生は花さ 思い出は散りゆき
ああ 俺が再び咲かせよう

明日輝くために息も切らさず走り抜けた
過去を 未来を 自分を 遠回りしてた昨日を越えて
桜の花、舞い上がる道を

エレファントカシマシ「桜の花、舞い上がる道を」詞/宮本浩次

「上野の山」や「うつら うつら」を経た上でのエレカシの歴史のようにも聴こえました。

2011年末、「僕らの音楽」でエレカシの宮本さんと対談した生田斗真は、

生田斗真:初めてエレカシのライブ見せてもらったのが2007年なんですけど、渋公で、1曲目が「DEAD OR ALIVE」だったんですけど、完全に心持ってかれて、しびれて、なんてこの人はエネルギッシュでいろんなものを抱え込みながら、それをライブっていう場所で爆発させる人なんだろうってすっごく感動しました。ほんとに。
で、僕、2007年、「イケメンパラダイス」っていうドラマに出て、テレビっていうわりと華やかな場所に結構久しぶりに出て、雑誌の表紙をやるようになったり、CMをやらせてもらうようになって、いろんなこと積み上げてきたことがそこで爆発したような気がしてるんですよね。
その時期に、ちょうどエレカシの「桜の花、舞い上がる道を」が出ていて、その歌詞と自分の気持ちとがものすごくリンクして、初めて聴いた時、僕号泣したんですけど。
すごく好きな曲です。
こう直接言える機会があってありがたいような気恥ずかしいような気もするんですけど。

2011年12月9日「僕らの音楽」

と語っていました。「いろんなものを抱え込みながら」と見れる視線がいいですね。来月23日に「新堂本兄弟」で彼が歌う「悲しみの果て」もほんとうに楽しみです。

「ハナウタ」は、当時「昇れる太陽」の中で「おかみさん」と1、2を争うぐらい好きでした。今も好きですが……なんというか、エレカシの新機軸という感じがしたんですよねえ。ああいうやさしさとかっこよさとあったかさを同時に持った曲は、それまでのエレカシにありそうでなかったような気がしたんです。

過ぎ去った光の中で
そよぐ木々と 俺たちと いつもどおりの毎日と
あの日から変わらぬ空 思い出抜けられずにいた
だけど 分かり始めた 繰り返されるこの物語の意味を
エレファントカシマシ「ハナウタ~遠い昔からの物語~」詞/宮本浩次

中でもここが好きでした。繰り返される物語。
「昇れる太陽」リリース当時に出演したテレビ番組「私の10のルール」で、
「丁寧に作って、丁寧にプロモーションして、丁寧にコンサートやって……繰り返しだ」
と宮本さんが言っていたのが印象的でした。

「昇れる太陽」には花にちなんだ曲が2曲も入っていて、
今思うと、その時期のエレカシおよびその周辺の空気感を象徴してるような……。
エレカシ主題歌の映画(「鑑識・米沢守の事件簿」)が公開だ、8年ぶりの武道館だ、「昇れる太陽」発売だ、ラジオ騒動があったのもこの頃だし、いろんな意味で春のエレカシ祭りまっさかりという感じでした。
4月11日は土曜日で、昼間に銀座の映画館で「鑑識・米沢守の事件簿」を見て、それから武道館に行きました。桜も終わりの時期だったけど、空が青くて本当に天気のいい一日でした。

桜の花、舞い上がる道を

「ハナウタ~遠い昔からの物語~」

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