ライブ関連

2023.09.16 宮本浩次独演会 Live Recorded at Abbey Road

「宮本浩次独演会 Live Recorded at Abbey Road」を観ました。

宮本浩次xABEMAという組み合わせは初めてですかね。ABEMAのページにはこんな告知文。

[ AMBIENCE TOUR ] sessions Starring:HIROJI MIYAMOTO
9月16日(土) 20:00 番組開始
見逃し視聴:9月23日(土) 23:59まで

宮本 浩次がアーティスト活動史上初めてイギリス ロンドンで挑んだスタジオLIVE

デビュー35周年 エレファントカシマシの代表曲や、ソロ楽曲、初めてアコギ弾き語りで挑んだ楽曲、さらには現地ストリングスクルーと共演した4楽曲を含むスタジオLIVEと、番組ナビゲーターYO-KINGとのトークセッション、23個の質問に宮本 浩次が答える「Q23」も含めた 70分超えのスペシャルコンテンツ

ビートルズが録音し世界的に有名な音楽の聖地、アビーロードスタジオで宮本 浩次は何を見せるのか?乞うご期待

感想

ライブ会場となったアビーロードスタジオ。セピア色というか、少ない照明のせいか陰影のついた映像は趣があってすてきでした。スタジオの雰囲気はこちらのインスタ投稿にちらりと。

床には赤いシックな絨毯。ストリングス隊が4人スタンバイする中、しずしずと現れた宮本浩次は黒スーツに黒シャツ。メンバーに一礼したあとはじまった1曲目はなんと「俺の道」。

東芝期のゴリゴリバンドサウンドのこの曲が弾き語りでしかもストリングスと! 「俺の道」といえばクライマックスのどぅどぅどぅどぅっどぅどぅー♪とひずんだギターとハモるみやじの雄たけびですが、ここアビーロードではストリングスとユニゾン! いい意味で期待を裏切られはやくも心臓わしづかみのオープニング。

「From Japan. Japanese singer. Hiroji Miyamotoです!」などと時折英語を混ぜながらのMC。

「今宵の月のように」や「悲しみの果て」もギター一本。何度もやってきた歌だけど素朴でみずみずしい。「悲しみの果て」は初めてアコギ一本でやったらしく(それまでこの曲の弾き語りはエレキ)、歌いやすかったと本人談。

「やさしさ」もよかった。目をぎゅっとつむって歌う姿。きゅんとしますね。本当に一曲一曲ていねいに歌っている。

最初の3曲と「P.S. I love you」をストリングス隊と一緒に演奏。ストリングスとの相性はとってもよかった。宮本さんの自由奔放な歌にも寄り添うように大らかな演奏で本当にすてきでした。

「俺の道」「うつらうつら」「季節はずれの男」・・・むき出しの美しいメロディーにストリングス。ぴったりすぎて。ロンドンはアビーロード。

最初の3曲が特によかったですかね。弾き語りでがっつりストリングスと絡んだ演奏は初めてなので新鮮だったし、メロディーのきれいさはんぱないな、としみじみ感じたのでありました。

異国の地だからかなおさら音の風情は日本の香りが。アビーロードでやることでそれが一層際立ったのでしょうか。インタビューで「和魂洋才」と言っていたのを思い出しました。「偶成」とか「遁生」をやってもきっとしっくりきたんだろうなあなんて思いました。

宮本浩次xYO-KING

ライブが終わると、番組ナビゲーターとしてのYO-KINGとトークセッション。宮本さんへの質問を交えながらのフリートークが同世代の2人がにこにこしながら話している、それを観るだけでいやされますね(笑) デビューの近いご両人、若い時はそれぞれとがってあんまり接点もなかったでしょうけど。ちょっと前にNHKの「うたコン」でカーリングシトーンズに突っ込んでいったみやじさんをにやにや思い出してしまう私であります。

宮本さんへの質問、最後の晩餐は「おにぎり」だそうです。ずいぶん前のTOKYO FMのラジオでもおにぎりって言ってたなあ。ルーティーンについてきかれて「本にはたきをかける」と答えて、YO-KINGが「はたき?」とビックリしていたのがツボでした(笑) 宮本氏、2日に1回本にはたきをかけるそうです。はたきをかけるゼスチャーがおもしろかった(笑)

宮本浩次のインスタ旅日記

ちょっと前まで宮本浩次で外国、と言えば中国(「愛と夢」の前、急須旅行の旅)かフランス(「good morning」の後に渡仏。コルビュジェブームの頃)かニューヨーク(「ライフ」の時NY在住の小林武史を訪ねて渡米)だったのに、ここにきてロンドン・アビーロードで弾き語りライブをやるという。そりゃびっくりしますわ。一ファンとしてもだいぶそわそわしましたね。当のご本人は・・・と言うと、いろいろ思うところがあったようでインスタに旅日記(「ロンドン(少しパリ)日記」)がアップされ、日々の思いがつづられておりました。

ロンドンに着いたものの、どうにも落ち着かなかった宮本氏。パリに行こうと思い立ちロンドンからパリに移動したのに、予定していた観光をキャンセルして、スタジオでABEMA用の練習をしたそうです。2時間程度練習して、ようやく地に足が着いた感じがして元気になったと。いい話だ。

2023.09.16 宮本浩次独演会 Live Recorded at Abbey Road セットリスト

01.俺の道
02.うつらうつら
03.季節はずれの男
04.珍奇男
05.今宵の月のように
06.悲しみの果て
07.風に吹かれて
08.やさしさ
09.昇る太陽
10.yes.I.do
11.冬の花
12.P.S. I love you
(EKDBさんより)

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