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エレカシドキュメンタリー「扉の向こう」(テレビ版と劇場版の違い)

ドキュメンタリーの「扉の向こう」を久々に観ました。
「扉の向こう」は、アルバム「扉」の制作過程に3ヵ月密着したドキュメンタリー。
もともとフジテレビの番組「NONFIX」で放送されたものです。
「扉」は2004年3月31日に発売で、その前日の30日に「扉の向こう」が放映されたようです。



NONFIX 扉の向こう ~エレファントカシマシ・宮本浩次という生き方~
2004年3月30日(火) 02:40~03:40 放送
http://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2004/415.html

アルバム「扉」

その後、劇場版として再編集され、2004年5月から東名阪で劇場公開されました。

劇場版はDVDとしても発売されています。

テレビ版が正味40分強だとすると、劇場版は60分あり、少し長めです。
テレビ版にあったエレカシファン3人の部分は劇場版ではなくなっています。
劇場版の方はスタジオの部分がより多い気がします。
あと冒頭部分、劇場版の方は少し追加されてます。
新宿コマのライブシーンも、劇場版の方が少し長い。フル尺ではないけれど“うつらうつら”があったりします。

久々にDVDを観たら、なんというのか、印象が少し違いました。
最初は、くわえ煙草で洗い物とか、見てはいけないものを見てしまったような気がし、
でも一方で、制作の裏側を垣間見て、あらためてすごいなあと、正座するような気持ちになったり、
いろんな複雑な思いだったけれど、
東芝の悶々時代を経て、ユニバーサルに移籍したあとの今観ると、
若返ろうと抵抗するのは最低、とか、中年の良さを出して、とか、
そう言う宮本さんの言葉にぐっとくるのです。
ここに至るまでの宮本さんの心の葛藤はいかばかりだったんだろう。
若くはないこと。中年であること。まずこれを認めなければ始まらない。
中年の良さを出さなければ。
でも同時に、この命題を発見したときの興奮もすごかったんじゃないかとも思う。
だから、そのテーマを形にするために、新しいエレカシをスタートさせるために、
あんなに頭をかきむしって、身を削るように詞を書き、歌い叫び、
メンバーへの要求も容赦がなかったんだと思う。

この映像の企画として熊谷昭氏がクレジットされています。
宮本さんが人懐っこくしゃべっているあのディレクターさんですね。
どういう経緯で企画されたのかはわからないけれど、
あの時期のエレカシを映像で残してくれてありがとうございます。
「扉の向こう」には、今のエレカシに至る大事なエッセンスがぎゅっと詰まってると思います。
熊谷さんと宮本さんの詞に関するやりとり、特に“地元の朝”や“歴史”のあたりは本当にいい。これは劇場版(DVD)の方がより堪能できます。

DVDの最初の方に入ってる、宮本さんと石くんが座り込んで、ギターの弦を張り替えながら、
曲の話をしてるシーンが大好きです。なんか、いいですねえ、あれ。

石くん明日(3/18)は石くんの誕生日ということで、 少し早いのですが今日は石くん特集でおとどけしてみます。 石くんが作詞、作曲にクレ...

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