はじめてのエレカシ

はじめてのエレカシ(ライブ編)

昨日に引き続き「はじめて」をテーマに、今日は「ライブ編」です。

さいたまスーパーアリーナのコンサート(宮本さんはよく「コンサート」と言っているようです)に向けて、
曲の予習をするならどんな感じがいいだろうかと、いくつか考えてみました。



■一夜漬けお手軽コース
もう時間もないので、手っ取り早くざっくり予習したい、という方には、
もうこんな時代ですので、ネットの力を借りるのがよいかと思います。
エレカシにもオフィシャルYoutubeがあります。
ライブDVDのダイジェストもあるので、ライブの雰囲気がわかるかもしれません。
他にも今までのMVがずらっとアップされています。
笑顔の未来へ」や「穴があったら入いりたい」のMVもぜひ。エレカシはれっきとしたおじさんたち(失礼)ですが、とてもキュートな映像です。

■とりあえずCD1枚コース
CD1枚はじっくり聴いてみたいという方に、その1枚は何がいいか……
しぼり切れないので3作挙げてみました。お好みで1枚選んでみてください。
(1)ベスト盤「sweet memory~エレカシ青春セレクション~」
「今宵の月のように」「悲しみの果て」「風に吹かれて」「四月の風」「武蔵野」という、
ライブでの選曲率の高い曲が詰まっている上、第2弾トリビュートでDragon Ashがカヴァーした「さらば青春」も収録。
さらに「昔の侍」も。過去の武道館公演でよく演奏された曲なので、これも要チェックです。
(2)最新のベスト盤「THE BEST 2007-2012 俺たちの明日」
タイトルの「俺たちの明日」はもちろん、ライブで定番の「笑顔の未来へ」、生田斗真も涙した「桜の花、舞い上がる道を」、MVは麻生久美子が出演の「彼女は買い物の帰り道」、映画「のぼうの城」の主題歌「ズレてる方がいい」、田辺誠一、大塚寧々夫妻が出演したお酒のCMソング「ハナウタ~遠い昔からの物語~」など、ここ数年の名曲がぎゅっと詰まったベスト盤になっています。
(3) 「エレファントカシマシ カヴァーアルバム2 ~A Tribute to The Elephant Kashimashi~」
今月発売されたエレカシトリビュート盤第2弾で、邪道かもしれないけど、
選曲としては結構ベスト的な感じがするし、とてもクオリティの高い盤なのであえて挙げてみました。
たまアリでやる確率、結構高そうな気がします。「月の夜」「さらば青春」は演りそうな気がする(演ってほしい)。

(追記)2013年時点では上記の通り書いていましたが、2017年にオールタイムベスト(1988~2017年30曲)が出たので、そちらがオススメです。初回限定盤にはライブDVDもついていてお得。

■当日まで聴きまくりコース
冬休み、正月休みは全部エレカシの予習にあてるぜ! という気合い十分の方には、
オリジナルアルバムをぜひコンプリートして……と申し上げたいのはやまやまですが、
何せ21枚もあって、アルバムに入っていない曲も結構あったりするので、
ベスト盤にはなってしまいますが、「エレカシ自選作品集EPIC創世記」、「エレカシ 自選作品集 EMI 胎動記」この2枚を。先の3枚(1と2か、2と3。1と3は曲がかぶるのでどっちかで)を加えると、
かなりエレカシの王道ソングが網羅できるのではないかと思います。

ライブ終盤で盛り上がる曲は、思いつくままランダムに挙げると、
「ファイティングマン」「ガストロンジャー」「Flyer」「笑顔の未来へ」「俺たちの明日」「友達がいるのさ」「コールアンドレスポンス」「so many people」「花男」「待つ男」などなど。
他にもあると思うのですが、とりあえずこのあたり。

※追記—
これを書いてから5年経った2018年まで、数枚のシングルと2枚のアルバムをリリース。
2015年に発売されたアルバムのリード曲である「RAINBOW」は、以来ライブでの定番曲になったし、
2012年の「ズレてる方がいい」も演奏を重ねるごとに凄みを増してエレカシの代表曲になりました。
2016年リリースの明治のCM曲「夢を追う旅人」や2018年にドラマ「宮本から君へ」の主題歌として書き下ろされた「Easy Go」もすごく盛り上がります。
古い曲では、2017年の47都道府県ツアーで「生命賛歌」や「コールアンドレスポンス」が毎回演奏されたし、
かつては野音や武道館公演といった限られたライブでしか演らなかった「奴隷天国」が
2014年のさいたまスーパーアリーナ公演の風船演出をきっかけに(?)
かなり頻繁に演奏されるようになり、2018年のフェスのセトリにも登場するまでになりました。

それから「デーデ」。
出だし、コンコンコンコン、とカウベルが鳴ったらそれは「デーデ」です。
エレカシの記念すべきデビューシングル。
デビュー曲で≪友達なんかいらないさ 金があればいい≫と高らかに歌っていたエレカシです。すてきです。
一斉手拍子のタイミングがあるので、ぜひ一緒にパチパチしてみてください。
そう言えば、エレカシのライブに決まった振り(客の)って……「デーデ」と「ファイティングマン」くらい?
振りって言っても手拍子くらいですが。
「俺たちの明日」と「ガストロンジャー」のコブシ率は高いと思います。
あとは「星の砂」で手をひらひらさせるとか。でもみんな自由で、じっと見ている人もいるし、ワーッとなったらそれぞれコブシ突き上げたりって感じだと思います。

「珍奇男」。
宮本さんが座ってアコースティックギターで始めるけど、途中でエレキギターに取り替えます。
この取り替えにもご注目を(この曲やったらですが)。演奏中、係の人が舞台にしずしずと出てきて、ギターを交換します。
それと、この曲の時には男椅子が登場します。

男椅子というのは、ステージにある宮本さん専用のパイプ椅子のことで、座面の裏に「男」という文字が貼りつけてあるので、男椅子と呼ばれています。
シートが破れてるし、パイプはサビだらけで、座面傾きかけててぼろっぼろなんだけど、
エレカシのステージには欠かせない椅子なのです。
たまアリで珍奇男。広いステージにボロボロの男椅子。かっこよすぎる。

「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」はホーンやストリングスが入っている曲なので、これもたまアリに似合いそうです。
「男は行く」「シャララ」など、エピック期の男くさいコアな曲が新春ライブではアレンジされ化けてぐっとライブ映えします。
「東京の空」や「地元の朝」みたいな、13分とか8分とかある大曲も、大舞台でやったらかっこいいだろうなー。(だんだん個人的な希望になってきた)

お正月にコンサートをするのはエレカシの恒例行事で、
渋谷公会堂や、武道館、ZEPP TOKYO、新宿コマ劇場など、いままでいろんな会場で催された新春ライブなのですが、
デビュー25周年SPECIAL LIVEと冠して、今年はどーんとさいたまスーパーアリーナ、ということのようです。
これまたエレカシの恒例・日比谷野音、大阪城野音は、わりと古い曲やレアな曲を中心に演奏される傾向にあるんですけど、
新春ライブは、最近は、わりと野音と差別化されてるというか、
エンタメ色、ショーアップ感が若干ある気がします。
ステージ上にきらびやかなセットがあるとかではなくて、あくまで音の面でショーアップするというか。

新春ライブは季節がら、冬の曲をやることも多いです。
冬ソングというと「寒き夜」「真冬のロマンチック」「DEAD OR ALIVE」「未来の生命体」「冬の朝」「冬の夜」、このあたりでしょうか。
個人的には「冬の夜」が大好きですが、激渋なので野音っぽいか。
「真冬のロマンチック」「DEAD OR ALIVE」「未来の生命体」は音的に盛り上がる感じもあるし、たまアリに合いそうです。
「寒き夜」は古地図を持って散歩するという、弾き語りの歌です。
1997年、タモリ倶楽部(古地図特集)に宮本さんが出演した際、この曲を弾き語りしました。

つい先日「笑っていいとも!」にエレカシがテレフォンで出演したのですが、
思いをはせてこの曲をやるかもしれません(←これもただの願望)。
いやいや、とてもメロディの美しい曲なので、アレンジが施されてとてもたまアリに映えるかも。

それから、今回は場所が埼玉ということもあって、MCは埼玉トークを期待したいところです。
宮本さんは埼玉好きだそうで、東京の隣なのに、空気が全然違って、田んぼだったり、落ちる夕陽とか、そういった景色に武蔵野の面影を感じるのだ、ということが「東京の空」に書いてありました。
「武蔵野」も埼玉にちなんでやってくれるといいなあ。

……だんだん、たまアリでこれやってほしいあれやってほしい、という
ただの個人的な願望ばかりになってきたので、このへんで終わりたいと思います。

たまアリのライブが、「はじめて」のみなさまにとってもすばらしいものになりますように。
私がはじめてエレカシのライブを見たあとの感想はというと。
うーんと。景色が違って見えました。
夜の道の街灯とか、ガードレールとか、そこらへんの、見慣れた景色が違ったふうに見えました。
鮮やかに見えました。
感動するってこういうことかと思いました。

はじめてのエレカシ(基本編)来年1月11日のさいたまスーパーアリーナ。 今回は規模も大きいし、はじめての人や久々の人も多いのかなと思って、 はじめてのエレカシと...

POSTED COMMENT

  1. じゅん より:

    侘助さん!
    こんばんは☆
    そうだったんですね!失礼しました。お名前いいですよ、風情があって。
    途中から、ほとんど願望ですね(笑)すごく気持ちがわかるので笑えました。あれ?初心者の人はどこへやら的な(^◇^;)
    「寒き夜」をもし演ってくれたら城野音の「涙」に値する感動ですね‼︎
    個人的にはエピック期の曲がどんな感じで化けるんだろうってすごく興味があります。「遁生」とか「偶成」は流石に華やかなステージでは無いかな、野音向きかな。あれもいつか聴きたいんです。
    あと、冬の歌ならリアルタイムにすごく聴いたから今あまり聴かないアルバムから「ふたりの冬」なんかもちょっと聴きたいです!
    なんやかんやで、平日に入ったら出来ないからお正月休みの間に遠征準備しないと、とか、
    こないだ頼んだTシャツ間に合うのかな、問い合わせてみようかな、とか、ソワソワがだんだん来てます。
    そして大阪に来る前の侘助さんの時を思い出す。
    お正月休みが終わったら今度は仕事が手に付かないですよねー、きっと!(≧∇≦)ぎゃ〜!

  2. 侘助 より:

    じゅんさん、こんばんは♪
    ほんと、これ、途中から様子がだいぶ変です。ただの願望(笑)結局自分一人で楽しんでしまいました!
    寒き夜…弾き語りだし野音っぽいけど、アレンジしてもそのままでもすごくいい感じがするんですよねー 大阪の「涙」…いまだに思い出してじーんとしてます。
    遁生や偶成、すっごくいいと思います! 生活ってどれもメロディがドラマチックできれいなので、例えばストリングスとやっても泣けるほどかっこいいと思うんです。偶成とか特に。「エピック化ける枠」、いったい何がくるんでしょう!
    「ふたりの冬」もありましたね。先程聴き直し…いいですねえ。たまアリでやってる画が浮かんできました^^
    最近、さいたまに向けていろいろ曲を聴き直してるんですけど、もう自分でも呆れるくらい、あれもこれもってなって、セトリが50曲くらいになって大変です(笑)
    遠征準備! もう来週ですもんね。これから1週間は自然と口角が上がりますね!
    にこにこわくわくそわそわですね! 気を付けていらしてくださいね(^O^)/

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