Contents
リリース
1989.08.02 4th SINGLE 『浮雲男』(cw/GT)
1989.08.21 3rd ALBUM 『浮世の夢』
「序曲」夢のちまた/うつらうつら/上野の山/GT/珍奇男/浮雲男/見果てぬ夢/月と歩いた/冬の夜
MV
- 珍奇男(from eZ) ※1
- 浮雲男(from eZ) ※1
- 見果てぬ夢(from eZ) ※1
- うつらうつら ※1
ライブ映像
- 待つ男(1989.02.09 目黒鹿鳴館) ※1
- おはよう こんにちは(from eZ 1989.08.17 富士急ハイランドコニファーフォレスト)※1
※1 「エレファントカシマシ EPIC映像作品集 1988-1994」
ライブ
1989.10.23、24 九段会館
1989.12.29 新宿コマ劇場
など…
1989年のトピック
赤羽一番街
この年に出たアルバムは「浮世の夢」で、
ジャケットはハービー山口氏による撮影です。
2ndからほぼハービーさんの撮影なんですね(エピック期は)。
ハービーさんと言えば、2002年「普通の日々」リリースの頃、
CSの「the roots」という番組にエレカシが出演したことがありました。
ハービーさんが司会の1時間番組で、
毎回ミュージシャンを招き、タイトル通りルーツを辿るという音楽番組。
エレカシの回は赤羽とか代々木公園(2ndのアルバムジャケット撮影場所)、
月島の成ちゃんの実家やもんじゃ焼き屋さん、新宿のライブハウスなどをめぐっていました。
赤羽のロケで最初に行ったのがこの一番街。
3枚目のジャケットはここで撮影した、と宮本さんが言って、
ハービーさんが、そうだっけ? とあんまり記憶にない…
というようなやりとりをなさってました。
ファミリーマートのあるこのあたり。
坂西伊作さん
エピック初期のeZ(1988年~92年にエピックソニーがやっていたPVの番組)がだいすきです。
「珍奇男」と「見果てぬ夢」は特にすきです。
「見果てぬ夢」は根津神社でのロケで、
宮本さん、当時流行ったような大きな黒いフチのめがねをかけています。
最後におみくじをひいて、笑いをかみ殺したようなメガネみやじ。
「珍奇男」は、何度見ても飽きない。
これはもう、男椅子です。
主人公は男椅子と言っていいくらいの…(これをOKテイクにするのがすてき)
男椅子がまだ若い。
斜めに差す照明がかっこよくて…壁に映る影までが美しい。
この時期の映像に関わったのは、坂西伊作というディレクターさん(故人)。
エレカシだけではなく、佐野元春、矢野顕子、岡村靖幸、CHARA、ストリート・スライダーズ…
さまざまなアーティストを手掛けられた方ですね。
ミュージックビデオを手がけて一時代を築き、
多くの映像作家に与えた影響は計り知れません。
「坂西伊作」で検索すると、映画監督の大根仁氏のブログが上位に出てくるのですが、
大根さんも多大な影響を受けたらしく、熱く語ってらっしゃいます。
伊作さんには、電話で相談に乗ってもらうことがある、
というようなことを、宮本さんが何かの雑誌で言っていたような気がします。
映像をみたらわかるけれど、
伊作さんはエレカシには強い思い入れと愛情があったのだろうし、
エレカシもまた、そんな伊作さんのことを信頼し慕っていたんでしょうねぇ
コニファーフォレスト
ライブ映像だとコニファーフォレストの「おはようこんにちは」が1989年なんですね。
これはぐぐって何度もみましたが(笑)
the fighting men&chronicle エレファントカシマシ ディレクターズカット
これにもそのシーンが入ってました。
「うるせえ」と客席に悪態をつく横顔が怖い!かっこいい!怖い!かっこいい!(エンドレス)
泉谷さん
「鎖国してもいいくらいだと思ってますよ」の名(迷)言を生み出した
泉谷しげるとの対談も1989年(ROCKIN’ ON JAPAN 1989年2月号)。
「風に吹かれて-エレファントカシマシの軌跡-」にも掲載されています。
近年では、イベントで共演したり、
泉谷さんの番組に宮本さんがゲストで出演したり、
とても親密そうなお二人ですが、
この当時の対談の雰囲気というのは丁々発止というか、
ただならぬ空気が紙面からも漂いハラハラします(おもろい)。
大学卒業
この年の3月、宮本さんは大学を卒業。
その頃のROCKIN’ ON JAPAN(1989年4月号)の
「Photo-Biography」というページに登場しています。
永井荷風
宮本さんがこの時期、強い影響を受けていたのが永井荷風。
宮本浩次「当時の僕には永井荷風がいたんです。
MUSICA vol.12 2008年4月号
彼はすべてに背を向けて闘っている人で。世捨て人を装いながら、実は凄く闘っている人--『日和下駄』っていう永井荷風の随筆集があるんですけど、かつての江戸の町を礼賛しつつ、要するに文明批判になっているんです。」
いつだったか、ジョージ・ウィリアムズのCSの番組にゲスト出演した時、
番組の企画で、永井荷風が晩年によく通ったという
京成八幡の大黒家という料理屋のVTRが流れたことがありました。
荷風先生はいつもこの席で、カツ丼とお銚子一本、おしんこを食べてらっしゃいました、
という感じでおかみさんがコメントしたり、
短いながらもじーんとさせられるVTRで、
それを見た宮本さんが結構感極まってたんです。
おかみさんの素朴なあたたかさに心打たれた。番組スタッフの思いに心打たれた。荷風に心酔していた当時を思い出してぐっときた。
どれだろう…というよりたぶん全部混ざってたんだろうなあ。
月と歩いた
宮本浩次「わざと背を向けている感じは明瞭に歌の中にも出て。
MUSICA vol.12 2008年4月号
<月と歩いた/寒い夜ありがたい散歩の道づれに/道が真ん中 そのまにまに小さくなって/家が建ってる>(”月と歩いた”)っていう歌詞があるんですけど…」
誰かのことを歌おうと思わないのか、
なんで「君と歩いた」じゃないのかと山崎さんにつっこまれ、
「だって月と歩いたんだもん」と即答した宮本さんを思い出します…
(そしてこんな山崎さんとのやりとりが、次作「生活」につながっていくんですね…)
侘助的回想
「浮世の夢」のアルバムは好きなアルバムです。
野音の匂いがすごくします。
特に、2012年の、ライブ活動休止前の野音で、
「浮世の夢」から3曲、「夢のちまた」、「うつらうつら」、「見果てぬ夢」をやったのが印象的でした。
自分の曲たちと対話するように、古いともだちに語り掛けるように
しみじみと歌っていました。
—–
1989年。今回も今さらなことばかりで失礼いたしました。
この頃、確か1stを借りて聴いた気がする…
聴いたのに、ああ聴いたのに…
eZはある時期から見てたんです。
BO GUMBOSというバンドが好きだったので、それ目当てで見てました。
音楽へのアンテナは張ってたんですけど、いかんせん、その感度の方向が…
でも、のちにエレカシファンになってから、
この頃録りためていたビデオの中からeZの「珍奇男」を見つけた時の衝撃たるや…
この年は新宿コマ劇場でやってるんですね。
時は流れ、そのコマ劇場もなくなってしまいました。
今はTOHOシネマズのゴジラのビルがそびえ立っています。
鍵コメさま、こんにちは。
ドラマ、近づいてきましたねー
予告編も見て、見る側の緊張感も高まって参りました!
そうなんですよーBO GUMBOSにはまってまして
鍵コメさまもeZご覧になってたんですね♪ お宝映像ザクザク出てきそう! 確かにデッキがないとですよね〜
ジョージさんの番組、何で見たのかすっかり忘れてしまったのですが…ネットのお世話になることも多いし(笑)
でも、宮本さんがぐっときてるな、というのはすごく印象的だったんですよ
なんとも言えない表情をしてましたねぇ
いえいえ、私も全てのメディアを網羅してる訳じゃ全然ないんです。チェックもマメじゃないし…
ミュージシャンなので、音楽が全て、という思いもありつつ、エレカシの場合、鍵コメ様もご存知の通り、プラスアルファの部分がとっても目が離せないじゃないですか(笑)
だからついつい追ってしまうのです!
そして、ベストアルバム詳細、出ましたね!
DX盤は予約入れてしまいましたー。
初回限定盤… そうか、それにしか入ってないのか…
なかなか強気な設定ですよねえ(笑)
私は、ブツブツ言いつつ、結局踊らされてしまうんだろうか…
ほんと、ドラマにシェルターに
エレカシてんこ盛りの師走です♪
鍵コメさまもステキなクリスマスを〜(^_^)