復活の野音から1週間たちました。いまだあの驚異のステージの余韻にびったりひたっています。
野音でやった曲でプレイリストを作って、毎日ぐるぐる。
“友達がいるのさ”がかかると、通勤電車の中なのにじわっときてしまう。いつもライブ後はしばらく惚けてしまうけど、今回はさすがに長い。長期化しております。
日比谷野音が近づいたある日のこと。
シャッフルでエレカシ聴いてたら、“ズレてる方がいい”の弾き語りVer.が流れてきました。
『ズレてる方がいい』通常盤に入ってるやつです。
弾き語りの“ズレてる方がいい” が不意に流れてきて、なんとも言えない気持ちになりました。
去年の日比谷野音のことも思い出したりしました。
いつもと違う歌い方で、裏声が多くて、その裏声はとてもきれいなんだけど、
でも、やっぱり私は少しショックな部分もあって、ショックだと感じる自分もなんだか嫌で、
嫌というか、現実を突きつけられて向き合えてなかったというか。
宮本さんは当時のJAPANのインタビューで、この弾き語りの“ズレてる方がいい”について、「かっこいいんですよ」と言っていて、そうだよな、これをかっこいいと言わずして何をかっこいいと言うんだ、と思って、自分に言い聞かせて、
でもやっぱり考えると怖いというか、怖いというのも変だけど、
自分は当事者でないし、私が怖いと思うのも違う気がしたんですけど、なんだかこのあたりがよくわからなくて。
弾き語りの“ズレてる方がいい”を久しぶりに聴いて、去年、そんなふうに思ってたなあ、ということをふと思い出しました。
復活の野音、1曲目“優しい川”。
宮本さんの声がぱーんと出たときは、心の底からよかったと思いました。
まっすぐでビブラートをかけないあの歌い方。太いけど繊細な声。乾いてるけど情緒のある声。ときになめらかに、ときにかすれ、荒くれ、その中に悲しみも怒りもやさしさも諦めも希望もたたえたあの歌声。
あの歌声が戻ってきた。やっぱりあの声と歌が私は好きなんだなあと、いつもあの歌声に救われてきたけど、これからもきっと救われるんだろうなあと、
今まで何度も思ったことだけど、今さらのように“優しい川”を聴きながらしみじみと思ってしまいました。
去年は少し切なく感じた裏声だったけど、今回のライブでは超絶にかっこよかったです。
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今日は眼科へ行って、コンタクトを買ってきました。コンタクトがなくなってしまったので、来月の大阪に備えて準備しようと。
旅行のときはコンタクトを使うのです。前回より度を上げることになり、これだと遠くはよく見えるけど、近くがちょっとぼやけるかもしれません、と眼科の人に言われたので、遠くでいいです、遠くで! と必要以上に訴えてしまいました。
よく見えるコンタクトも調達し、大阪行きの準備も着々。早すぎ? いやいやこの準備期間がまた楽しいのです。
