bayfm「MOZAIKU NIGHT ~NO.1 MUSIC FACTORY~ TAKAKO’S EDITION」。
今年「一番」というテーマでトークがありました。
中村「今年一番食べたもの。なんかある?」
宮本「チョコレートとかすごい好きで」
中村「かわいい(笑)」
宮本「ガムですかね。ここ数カ月はガムがすごいですね(中略)ボトルみたいなやつ。あれをこう、ほおばりながらとか。おいしいんですよね。フルーツの味とかして。『石くん食わない?』みたいな。隣にいるんで。石くんにあげつつ。二人でこう」
中村「食べざるを得ないね(笑)」
新幹線で並んでガムを食べる2人。「石くんにあげつつ」というのがツボでした(笑)
次は、『今年一番うれしかったこと』というお題について。
宮本「でもやっぱバンド……うーん、バンドのメンバー……うーん」
中村「スタジオで初めて一緒にやった時?」
宮本「ああ、スタジオで練習した時か。今年4月ぐらいに、久しぶりに音を出した時に」
中村「うん。どんな感じ?」
宮本「曲は作ってたんですよ。それはずっと一人でやってるから。ギターでジャカジャカジャカジャカみたいなことやった時に、パッと音が入ってきて、ドラムが。トミの。嬉しかったですね。みんなも久しぶりだから……やっぱ休むって大事ですね。みんなの体が軽かったのかもしれないけど、みずみずしいし、すごい新鮮に、さっと入ってきて、あれはだから……無の状態っていったらあれだけど、みんなも嬉しかったんだろうね。適当にギターで弾いた時に、さっとみんなが入ってきてくれた感じっていうのは、みずみずしくて、嬉しかったですね」
「みずみずしい」という宮本さんの言葉がいい。
ちょっと、この話はいいですね。
中村さんに「スタジオで……」と促されて、しみじみ思いだしている感じがとてもよかった。
「さっとみんなが入ってきてくれた感じ」っていうのがもう。
ドキュメンタリーでも、そういうシーンがあったような。
言葉じゃなくて音なんですかね。音で「おかえりミヤジ」って感じだったんだろうな。
次のお題は『今年一番泣いたこと』
宮本「これライブの話になっちゃうんですけど、4日間、『復活の野音』っていうタイトルで、東京の日比谷野音2日間と、大阪の野音2日間。(中略)4日間やったうちの、最終日。大阪城の野外音楽堂で、そこで、もう盛り上がっちゃってるわけですよ。4日間、俺は、俺たちか、俺たちはお客さんと一緒にね、いいライブやってきたぞ、って」
中村「うんうん」
宮本「久しぶりに復活の野音でやった、って。どの日も大事だったんだけど、4日目の最後のアンコールで、『エレファントカシマシをよろしく!』って言った途端、ぐっときちゃったんだよね。最後の最後」
最終日、大阪の2日目に参加された方はよく覚えてらっしゃると思うのですが、
最後の「待つ男」の終盤、「エレファントカシマシをよろしくお願いします!」と宮本さんは絶叫して、
そこのところを言っているのですね。
先日買った、9月15日の復活の野音のDVDを見ていたら、
この日の最後も「待つ男」だったんですけど、後奏で宮本さんが「エレファントカシマシ~!」と叫んでいて、
大阪の最終日、「エレファントカシマシをよろしくお願いします!」と言っていたのも、
確か同じこのへんだったよなあ、と9/15の日比谷野音を観ながら、10/14の大阪を思い出していました。
ぐっときてたのか。
あんなに、コンサートの最中はぐっとくるのを我慢していたと言っていたのに(雑誌で言ってました)。
最後の最後にきてしまったのか。
そしてこの話をきいてぐっときている私。
あの日の真っ赤に渦まく「待つ男」を思い出してしまった。
もう2カ月以上経つのか……あの日の野音は、私の中で今年の「一番」のできごとでした。
