思わぬときに出てきてしまうエレカシ欠乏症。
今日、私の症状は……
映画を観ようと、友達と渋谷で待ち合わせをしてたんですけど、
ずいぶん早くに着いてしまったので、ぶらぶらしながら、
あ、渋公(渋谷公会堂)に行ってみよう、とふと思い立ちました。

よくここにエレカシ観にきたなあ、としみじみしながら表を眺めまして。
一時期CCレモンホール、という名前だったこともあるけど、
結局今は「渋公」に戻ってます。
あるライブで、先生がMCで「CCレモンホールが渋公に戻った」と言ったんだけど、
アンコールで、まだ正式に変わってなかった、なんて慌てて言い直したりしてました。
もりもりと症状が出てきてしまったので、
少し足を伸ばして、NHKホールの前へ。

NHKの合唱団に通っていた小学生の宮本少年、
NHKホールも先生にとってはゆかりの地。
1997年、“今宵の月のように”がヒットした直後のツアーでコンサートをやったのも、ここNHKホールでした。
勢いが止まらない私は、くるりと右へ向いて、横断歩道を渡ります。
てくてく歩いて、そこは渋谷AXの前。

ここで初めてやったのは2001年だったな~
都内でスタンディングと言えば、ZEPP TOKYOか渋谷AXのどっちか、
みたいな時期があって、
ZEPPよりこじんまりしてて、客席が横に長くて、この会場が好きだったんだけど、
最近はあんまりやらなくなってしまったな~
……などと思いにふけりながら、ふと我に返って、
今日の本題を思い出し、公園通りにある映画館に行き、友達と落ち合って映画鑑賞。
「横道世之介」を観ました。
主演は高良健吾。
この人は2010年のCOUNT DOWN JAPANのエレカシで年越ししたってブログで言ってたなあ、
なんてことを思い出してしまい、いかん、映画に集中しなければ、
と自分に言い聞かせながらしばらくおとなしく見ていたんですけど、
途中、高良健吾が同級生とお風呂に入っているシーンで、
あ、この同級生「倉持」役は、池松壮亮だ、
つい先日ラジオで“孤独な太陽“をリクエストした人ではないか。
とエレカシネタを突然思い出して、急にテンションが上がってしまい、
いかんいかん、映画はまだこれからなんだから、と再度自分をたしなめ、
またじっと映画の世界に戻って熱中していると、
ARATAが出てきて、そう言えば、ARATAが「ソロモン流」に出たとき、
神保町の古本屋に行ってたなあ~神保町と言えばエレ……
さすがにここで止めて、映画に戻りました。
(池松さん、すごく良かったです!)
映画を観てても症状が出て困ります。
あとで、友達(エレカシ好き)に、
エレカシ欠乏症の症状が出てしまって渋公に行ってきたよ、と言ったら、
私も行きたい! ということになり、再び渋公へ行き、
二人して渋公の表を見ながらしみじみとし、
渋公の横にあるドトールでお茶しました。
ひとしきり話して店の外を出ると、
開演が近いのでしょうか、人がわらわらと集まっていました。
ああ。こういうシーンを見るだけで過去のライブを思い出してしまいます。
今日は何やるんだろうなと思って、扉のポスターを見たら、
「Dear Beatles」というイベントでした。
いろんなミュージシャンが出るようで、ポスターの写真を見ると、その中に坂崎幸之助氏が。
坂崎さんと言えば、2000年に宮本さんが「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出たときに、
宮本さんが次の友達として紹介していた人だ。
……とまた欠乏症の症状が。
ここまできたら、とことんいこうじゃないかと、
渋谷タワーレコードの前も通りました。
一時期、よく通っていた渋谷タワレコ。
地下のSTAGE ONEで何回かインストアライブも見たし、
DVD上映会へも足を運びました。
そして、2000年にとりつかれたようにエレカシ三昧だった頃(今もだけど)、
店頭に貼ってあった、巨大檄文ポスターを、交差点を挟んだ路上からながめたこともあります。

ビルの四角い枠のあたりに、デーンとあの檄文ポスターが貼ってあったんですね。
檄文ポスターですが、
古いいいともの映像を見ていたら、後ろに檄文ポスターが貼ってあったのに気が付きました。
画像がめちゃめちゃ悪くて申し訳ないのですが、雰囲気だけでも。

渋谷は、エレカシ度が高い。休止中の今おとずれると、それがよくわかりました。
個人的に、渋谷のあちこちにエレカシの記憶がごろごろ転がってました。
それにしても、渋公に行っただけで、
なんだか不思議な満足感を得られた私たちは、
かなり欠乏症が重症だということなのか……
そういうことに今さらながら気付かされた一日でした。
